【Kawaguchi Yurina】4thデジタルシングル『C.O.S.M.I.C Love』「夢よりも美しい夢を見たい」ロマンチックできらめく朝を貴方に

Kawaguchi Yurina

4thデジタルシングル『C.O.S.M.I.C Love』
「夢よりも美しい夢を見たい」
ロマンチックできらめく朝を貴方に

Kawaguchiさんとお話する度に、〈意志〉をもって動いている方なのだと分かる。発せられる言葉、パフォーマンスや楽曲にかける想い、「どんな自分でありたいか」という明確な指標に一切のブレがないのだ。そして彼女のきらめく点は、そんなストイックな姿を、まるっと笑顔で覆い隠してしまうプロ意識の高さ。グッと額に力を入れて努力するのではなく、軽やかに楽し気に、しかし誰よりも力強く上を目指して努力する。約一年ぶりのインタビューとなった今回も、編集部を虜にしたKawaguchiさん。揺るぎなさとチャーミングさが唯一無二のサウンドを奏でるインタビューをお楽しみください。

4th デジタルシングル
『C.O.S.M.I.C Love』

4thデジタルシングル『C.O.S.M.I.C Love』

2022年7月に発表した「Look At Me(Korean ver.)」以来、1年ぶりに韓国語での歌唱となった新曲「C.O.S.M.I.C Love」。イントロを聞いただけで70年代を彷彿させるレトロポップな軽快なナンバーは、オールドスクールなテイストが散りばめられたサウンドアレンジとキュートな歌声で、70年代と今が交錯するキラキラ感満載な楽曲。レコーディングでも多彩な歌声を見事に使い分け、1曲の中に様々なキャラクターのKawaguchi Yurinaを見つけることができるはず。

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Kawaguchi Yurina

前回のインタビューから約1年。
この1年はどんな年でしたか?

常に新しいことに取り組んでいた“新鮮な年”でした。アーティスト、モデル活動に加え、お芝居も再スタートさせていただいた年だったので、新鮮さを感じつつ、表現の幅や歌い方などのアウトプットスキルの成長を、自分自身で感じることが増えた1年だったように思います。

歌やダンスとはまた違った表現である「お芝居」、
再始動されてみていかがでしたか?

私がこの世界に入って最初に目標としていたのが“芝居のできる女優”だったので、再始動ができてすごく嬉しかったです。韓国のオーディション、ソロアーティスト活動を経ての再始動は、お芝居に触れていなかった期間中に起きた自分の変化や経験が、きちんと演技に繋げられていると感じることができるものでした。いままでもお芝居をしていて楽しかったのですが、それ以上により深いところで表現ができるようになったといいますか。自分をコントロールしながら、リラックスしてお芝居をすることができたんです。その感覚が「いままでの経験は無駄じゃなかったんだ」という自信に繋がりました。

アーティスト活動のどういった部分が、
お芝居に繋がったと感じられましたか?

いままではお芝居をする際に、「セリフを上手く言わないと」や「相手の方と息を合わせないと」など、そればかりを考えてしまっていたんです。もちろんどちらも大事なことなのですが、いまより表面的なところで動いていた気がして。アーティスト活動を通して、「声に感情をのせて表現すること」を学び、その大事さに気づけたことで、自分のなかの表現の幅を広げることができましたし、お芝居にもその学びが繋がったと感じて嬉しくなりました。

いつか、Kawaguchiさんが出演される韓国ドラマで
OSTも歌っていただきたいです!

それはめちゃくちゃ目標です!オスカーの先輩たちのなかにも韓国で活躍されている方がいらっしゃるので、私も先輩方に続いて、人と人との繋がりを大切にしながら韓国の道を広げていけたらいいな、と思います。アーティストもモデルもお芝居も、すべての活動が繋がっていることが分かったからこそ、それぞれの仕事を良いバランスで両立しながら、自分の表現をさらに磨いていけるよう頑張ります。

韓国語での歌唱も約1年ぶりとのことでしたが、
なにか変化を感じた部分はありましたか?

ありました。1年前にレコーディングした曲を改めて聴くと、韓国語の発音や歌の表現がいまとは違うな、と。もちろん1年前の自分にとってはベストな歌声なのですが、この1年でだいぶ力がついたことを実感できて、そういった意味ではすごく変化を感じましたね。

日本語と韓国語、
それぞれの言語で歌唱する際に
意識しているポイントはありますか?

ポイントは“息遣い”じゃないかな、と。日本語と韓国語の大きな違いは、子音と母音の強さだと思うんです。私自身『Look At Me』のレコーディングのときも、今回のレコーディングでも苦労した部分でした。韓国語は日本語に比べると子音がすごく強く、発音のときに息を強く吐くイメージ。逆に日本語は子音が後ろに引くイメージ。例えば「あなた」って言葉を発する場合、韓国語だと「た」で強く息を吐き出すのですが、日本語は「た」を後ろに引っ込めるんですよ。そこを意識すると、だいぶ韓国語の発音に近い歌唱になる気がしています。

Kawaguchi Yurina

Kawaguchi Yurina

確かに!日本語には子音の余韻がありますよね。
そこまで違うと、ずっと韓国語に触れていた場合、
日本語の発音が難しくなってしまいそうです(笑)。

そうなんです(笑)!実は『Look At Me』(全韓国語歌詞)と『Cherish』(全日本語歌詞)を同じ時期にレコーディングをしていたのですが、『Cherish』のディレクション担当の方に「韓国の方が歌う日本語の曲みたいになっちゃっているよ」と言われまして…(笑)。ただ最近、夢のなかで韓国語を話していたことがあって、だんだんと自分のなかに韓国語がなじんできていることを実感して嬉しくなりました。もっともっと学んで話して極めていきたいです。

さらに、ですね。楽しみです!
韓国の楽曲って、
和訳するとすごく素敵な表現が
たくさんありますよね。

分かります。韓国語の表現って、すごくロマンチックでストレートで、まるでひとつの物語を見ているかのような気分になれるんですよね。「そんな表現する?」と、驚くほどドラマチックな言葉の選び方ばかりで。まるで自分が青春をしているかのような気持ちで曲を楽しむことができるのも、韓国の楽曲の魅力のひとつだと思います。

歌詞も含め『C.O.S.M.I.C Love』は、
どんな楽曲に仕上がっていますか?

今回の楽曲はセブンティーズのレトロポップなサウンド。カチッと音が鳴って、だんだんとサウンドのボリュームがあがっていく、昔のジュークボックスやラジオから聴こえてくるようなイントロがすごくお気に入りです。毎朝の準備、1日のスイッチを入れたいときに徐々にテンションを上げてくれるような楽曲になっているので、皆さんの幸せな一日のはじまりに寄り添うことのできる一曲になったらいいな、と思っています。歌詞も「なんだこの可愛い歌詞は!」と思ってもらえるはず!韓国語が分からない方でも、可愛い歌詞の響きと、韓国語ならではのリズムが跳ね上がるような音がたくさん入っているので、耳で楽しんでいただけるんじゃないかな、と思います。特に私は2番のバース部分の歌詞が好きで、直訳すると「夢よりも美しい夢を見たい」と言っているんです。

まさにロマンチックな歌詞ですね!
完成した楽曲を聴いて、
Kawaguchiさんご自身はどう感じられましたか?

実は『C.O.S.M.I.C Love』は、ガンバレルーヤさんとコラボさせていただいた楽曲の候補曲のひとつだったんです。結果『Cheeky Cheeky』が選ばれたのですが、20曲以上あるなかで「いつかこの曲を自分で歌いたい!」と思ってキープしていただいていた一曲で。自分からお願いして歌わせていただくからには、楽しみながらも「完璧なものにしなきゃ!」と、良い意味でのプレッシャーや責任を感じながら制作していきました。完成した楽曲を聴いて、いままでの自分とは違う〈色〉で、Kawaguchi Yurinaの新しい扉が開かれた一曲になり満足しています。

Dear LANDOER読者
From Kawaguchi Yurina
4thシングル『C.O.S.M.I.C Love』

『C.O.S.M.I.C Love』は、皆さんの日常のなかにあるワクワク感や一日のはじまりの新鮮な気持ち、そんなさりげないシーンに寄り添うことができる一曲になれたらいいな、と思ってレコーディングしました。振付のなかには、皆さんと一緒に踊れるようなキャッチーな部分があるので、TikTokなどでたくさん踊ってみてほしいですし、ライブで一緒に踊れるのもとても楽しみです!MVには私が描いたイラストもコッソリ登場しているので(笑)、そちらもチェックしてみてください!

Kawaguchi Yurina(24)

1999年6月19日生まれ。
才能の塊であり、常に上を目指す努力の人、
溢れる愛情も愛嬌もパフォーマンスに還元してゆくDOER

Staff Credit
カメラマン:友野 雄
スタイリング:本人私物
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:Mo.et