「なんだか人とタイミングが合わない…」と悩む貴方へ

映画『1秒先の彼』

「なんだか人とタイミングが合わない…」
と悩む貴方へ

映画『1秒先の彼』

-Introduction-

岡田将生×清原果耶W主演!
監督:山下敦弘×脚本:宮藤官九郎の初タッグ!
主題歌は幾田りら書き下ろしの「P.S.」

監督は、『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』『苦役列車』などの作品が高く評価される山下敦弘。脚本を手掛けたのは、唯一無二のキャラクター造形で、数々のヒット作を世に送り出してきた宮藤官九郎。「社会」や「普通」の枠からちょっとはみ出してしまう人々に温かな眼差しを向けてきたふたりが、不器用なキャラクターたちが織り成す「愛」と「時間」についての物語をユーモアたっぷりに描きあげる。原作は第57回台湾アカデミー賞最多受賞作『1秒先の彼女』。男女の設定を反転&舞台を京都に移し、新たに生まれ変わる!
ハジメを演じるのは、映画『ドライブ・マイ・カー』で世界中の映画人から熱い視線が注がれている岡田将生。“口の悪い残念なイケメン”だけどなぜか愛おしいハジメを多彩な表情でコミカルな演じ上げた。後半の主人公レイカには、2022年日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞など、いま最も勢いのある若手実力派・清原果耶。「消えた1日」の鍵を握るレイカを、頼りなげながらも芯のある演技で存在感たっぷりに演じる。さらに、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、笑福亭笑瓶など超多彩すぎるキャスト陣が集結!そして、YOASOBIのボーカルikuraとしても、シンガーソングライターとしても活動する幾田りらが初めて映画へ書き下ろした主題歌「P.S.」が、エンドロールを優しく包み込む。

-Story-

ハジメは京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ早く、50m走ではフライング。記念写真を撮るといつもシャッターチャンスを逃してしまい、小学校、中学校、高校の卒業アルバムの写真はことごとく目を閉じている。現在、ハジメは長屋で妹の舞とその彼氏のミツルと3人で暮らしている。ハジメの職場は京都市内にある中賀茂郵便局。彼は高校を卒業して12年間、郵便の配達員だった。ついたあだ名が、『ワイルド・スピード』。度重なる信号無視とスピード違反で免許停止を食らい、それからは窓口業務だ。ハジメと同じ窓口に座るのは新人局員のエミリと小沢。いつもふたりに「見た目は100点なのに中身が残念」と言われ、ふてくされる日々。レイカも京都の生まれ。日本海に面した漁師町の伊根町で育った。いつも人よりワンテンポ遅く、50m走では笛が鳴ってもなかなか走りださない。現在、彼女は大学7回生の25歳。アルバイトをいくつも掛け持ちし、学費を払いながらの貧乏生活だ。写真部の部室に住み込み、ひとりぼっちで夜食をとりながら、ラジオを聴いている。ある日、急停車したバスに追突した高校生を看護するハジメの姿をみて、既視感をおぼえたレイカ。郵便局でハジメの窓口にいき、胸の名札『皇』の文字を見つめる。街中で路上ミュージシャン・桜子の歌声に惹かれて恋に落ちるハジメ。早速、花火大会デートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。“大切な1日”が消えてしまった…!? 秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくるレイカらしい。ハジメは街中の写真店で、目を見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。

伊藤さとり’s voice
伊藤さとり’s voice
「ワンテンポ早い、遅い」で人生損はしない。

台湾映画『1秒先の彼女』(2021年日本公開)は第57回台湾アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞という最多5部門を受賞し、日本公開時もスマッシュヒットを記録。翌年には日本でのリメイクも決まり、なんとオリジナルとキャクターの設定を逆転させ、京都を舞台にワンテンポ早い彼とワンテンポ遅い彼女の物語として映画化したのだ。日本版リメイク『1秒先の彼』の主演は、『ドライブ・マイ・カー』(2021年公開)でその演技力にも注目されている岡田将生とドラマ「おかえりモネ」他、若手演技派女優として知られる清原果耶。監督を務めるのは、『天然コケッコー』(2007年公開)で岡田将生と過去に仕事をした山下敦弘、脚本はドラマ「あまちゃん」でも知られる宮藤官九郎という夢のタッグが実現した。

京都の郵便局員・ハジメは、人よりワンテンポ早くイケメンなのに残念と言われる青年。そんな彼がある日、目覚めると日曜日が無くなっていたのだ。その日は一目惚れした路上ミュージシャンの桜子と花火大会デートをするはずだったのに記憶が全くない。どうやらその秘密の鍵を握っているのは、いつも郵便局に来る人よりワンテンポ遅い大学7回生のレイカのようだった…。

主人公の2人は特徴的で、どちらも「普通」よりちょっとはみ出た人々。そんな2人の幼少期が描かれるシーンは、オリジナルでも思わず笑ってしまうほっこりエピソードが満載なのだが、日本版では、岡田将生演じるハジメの幼少期を『怪物』の名演やドラマ「ミステリと言う勿れ」で菅田将暉演じる主人公の幼少期を演じた天才子役、柊木陽太が岡田そっくりな風貌で演じているのにも注目だ。しかも少し成長したハジメの学生時代の卒業アルバムでは、『天然コケッコー』の劇中写真に手を加え、岡田本人の若かりし頃が映し出される。そんな遊び心も詰まった可愛らしくて愛おしい映画は、溢れんばかりの京都の魅力をファンタジーというベールで包み込んで、ワンテンポ早くても遅くても決して「残念な人」ではないし、その人の魅力に気づいている人がいることを愛嬌たっぷりな演出と共に伝えている。

しかも本作の魅力は日本のみならず海外でもすでに伝わっていて、上海国際映画祭でワールドプレミア上映されたり、台北映画祭ガラ・プレゼンテーション部門に出品され、大いに会場を沸かしている。京都を舞台にした1秒早い彼と1秒遅い彼女が織りなすファンタジック・ラブストーリーは、日本の古き良き人情と美しい景色が詰まった「人に優しくなれる」映画なのだ。

映画『1秒先の彼』
2023年7月7日(金)ROADSHOW

出演:岡田将生 清原果耶
   福本莉音 片山友希 しみけん 笑福亭笑瓶
   松本妃代 伊勢志摩 柊木陽太 加藤柚凪 朝井大智 山内圭哉
   羽野晶紀 加藤雅也 荒川良々
監督:山下敦弘 脚本:宮藤官九郎
主題歌:「P.S.」幾田りら

映画『1秒先の彼』
©2023『1秒先の彼』製作委員会