【平川結月】1st写真集『ゆづき。』 ワクワク、感動、黄昏・・・心が動く瞬間を切り取った純度100の現在地点

平川結月

1st写真集
『ゆづき。』
ワクワク、感動、黄昏・・・
心が動く瞬間を切り取った
純度100の現在地点

春には春の香りがして、夏には夏の香りがする。どこで知ったか分からないけれど、ふとその香りにぶつかると「あ、久しぶり」と、心が反応する。一方で、「はじめまして!」との出会いには、いくつになっても心が跳ねる。自分に染みついてきたものと、初めて触れたもの、そしてこれから出会ってゆくもの、3つの要素がギュッと結びつくとき、平川さんのフィルターにはどんな瞬間が刻まれるのか。答えをにぎる一冊の制作秘話をコッソリお届けします。

1st写真集
『ゆづき。』

1st写真集『ゆづき。』

自身初の写真集となる今作では、東北・秋田の地にて“初めて触れる”本物の雪を前に、無邪気な素顔を存分に披露!生まれて初めて訪れる雪国にて、雪山はもちろんどこか懐かしい学校や温泉旅館、プール、秋田ならではの「きりたんぽ」を食べているシーンなど、様々なシチュエーションで撮影。都内での撮影は、大好きなコーヒーの魅力を教えてくれたAMAZING COFFEEを訪れたり、ボーリングをしたりと、一緒にオフの1日を過ごしているような近さや自然体の素の平川結月を感じられる内容となっています!親しい友人に見せるようなくだけた笑顔から、スーパー戦隊シリーズ出演を経て成長を感じられる凛とした眼差しまで、豊かな感情と表情をそのまま写真に収めました。俳優・平川結月の生き生きとした今を感じられる1冊です。

1st写真集『ゆづき。』
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平川結月

写真集を出すお話を最初にお聞きしたときは「え、写真集!?」と、驚きました。希望として、夢見ていた雪のなかでの撮影や、大好きなコーヒーの要素を取り入れた撮影がしたい、といったお話はさせていただいたのですが、写真集に関する知識はまったくなかったため、基本的にはプロの方にお任せする形で作っていきました。ただ、「〈素顔〉に近いプライベートな表情をお届けしたい!」というテーマは、一貫して意識していた部分です。

平川結月

コーヒーのほか、
ファッションもお好きだとか。
写真集のなかではきっとたくさんの
衣装を着られたのではないでしょうか?

そうですね。今回は8スタイルほど衣装をご用意いただきました。普段、私服は黒や白といったモノトーン調が多いのですが、今回の写真集では自分が選ばないようなカラフルな服を着ることができて、とても楽しかったです。いつもならちょっと躊躇してしまうような、明るい色や柄物をたくさんチョイスしていただいたので、「意外とこういう服も似合うんだ」と、自分自身新しい発見もあって。手に取っていただくファンの方々には、これまで見せたことのない姿をお届けできるんじゃないかと思います。特に『王様戦隊キングオージャー』のリタ・カニスカ役で私のことを知ってくださった方は、役柄の影響でクールな印象を抱かれていると思うので、平川結月の新鮮な一面を見ていただけるはずです。

平川さんにとっては、
初東北でもあった今回の写真集。
雪原での撮影はいかがでしたか?

いままでウィンタースポーツなどの経験もなく、あんなにたくさん雪が積もっている景色を目の当たりにするのは初めてだったので、テンションが上がり終始はしゃいでいました。良い意味で、撮られていることをあまり意識しないロケになったと思います(笑)。雪にまみれてワクワクしながら、ただ遊んでいるだけの姿を撮っていただいたカットがほとんど。足跡がひとつもない白銀の世界で、自分が歩いた跡だけが残っていく様子にも「漫画みたい…!」と、思わず興奮しました。

平川結月

平川結月

まさに、ほぼ100%
平川さんの〈素〉と言ってもいいのでは…?

そうですね。もともとスチール撮影のときは緊張して固くなってしまうタイプだったのですが、今回の写真集撮影では、撮影に入る前にカメラマンさんとお会いして、あらかじめコミュニケーションをとったうえで撮影に臨むことができましたし、現場でスタッフの皆さんがあたたかい雰囲気をつくってくださったおかげで、リラックスした状態でカメラの前に立つことができました。限りなく〈素〉に近い平川結月の表情をお見せできると思います。

一冊の本として完成するのが
本当に楽しみですね!

はい!ページ数も当初の予定より少し増えた(144ページ)ので、たくさんの表情が収められた、ボリューミーな一冊になっていると思います。とびきりの笑顔から大人びた表情の写真、手や足といった顔以外の部分のカットに加え、風景なども盛り込まれていて、かなり見応えを感じていただけるんじゃないかな、と。ページの順番もすごく考えられていて、見ているだけで楽しい写真集に仕上がっていると思います。

平川結月

まさに、本ならではのワクワクするこだわりですね。
昨年は多数の作品に出演されて
現場の場数も踏まれてきたことかと思います。
何か、お芝居に対する発見などはありましたか?

『王様戦隊キングオージャー』の話になるのですが、私が演じるリタ・カニスカは左目しか出ていない役で、表情での表現がほぼ封じられた状態で感情を表さなければならなかったので、正直とても悩みました。口数も少ないキャラクターだったため、言葉での表現も難しく…。ただ、表現方法の制限があったからこそ、対峙する相手により集中して向き合うことができたように思います。いままでの自分だったら「どうしたらいいんだろう…」と、そこで行き詰まってしまうことが多かったのですが、会話のキャッチボールをしながらお互い真摯にぶつかっていけば、意識的に演じようとしなくても自然と滲み出るものがあるんだ、と、この作品を通して教えていただきました。キャラクターの膨らませ方に関する学びが本当に多い一年だったと感じています。特撮ならでは、とも言えるグリーンバックでの撮影は大変でしたが、一年間同じ役と向き合う経験は、特撮以外ではなかなかできないもの。大変さも含めて、この年齢で貴重な経験をさせていただけたのは、これからの役者人生において大きな糧になりました。

『王様戦隊キングオージャー』を通して
たくさんのファンの方とも出会えたと思います。
平川さんにとって、
ファンの方々はどんな存在ですか?

例えばアーティストの方であれば、ライブなど、直接ファンの皆さんと会える機会がわりと多いと思うのですが、俳優だとそういった機会が少なくて。だからこそ私はSNSでの交流をとても大事にしているんです。ファンの皆さんがくださるコメントや「いいね!」の反応が、私の力の源。いつも「これだけ応援してくださっている方がいるんだ」と、支えられています。皆さんがいるから私はお芝居ができていて、私がお芝居をしていると皆さんが喜んでくださる。私にとってファンの方々は、励ましてくれる存在であり、「もっと頑張りたい」と思わせてくれる大切な存在です。戦隊のヒーローショーなどで直接いただくファンレターや声援にも〈愛〉があふれすぎていて、もうどうお返ししたらいいのか分からないくらい。「もっともっと皆さんに喜んでいただけるよう、まだまだ頑張らないといけない!」と、毎日奮い立たされています。

平川結月

Dear LANDOER読者
From 平川結月
1st写真集
『ゆづき。』

写真集に収められている、赤いワンピースを着てプールで軽やかに浮いているカットの撮影秘話なのですが、水中ってただ浮くだけでも意外と体力を使うもので、すました顔をしている裏で、実は結構ハードな思いをしているんです(笑)。しかも朝イチの撮影がプールだったため、そこで少し体力を消耗して眠くなってしまいまして…(笑)。その後に控えていたのが制服での撮影。実際に写真集を見ていただくと、制服姿の私の目が若干トロンとしていることに気づかれる方がいるかもしれません。これは確実に眠気のせいです(笑)。そんな裏話とともに、『ゆづき。』を楽しんでいただけたら嬉しいです!

平川結月

平川結月

ひらかわ ゆづき

10月27日生まれ。
キラキラと水面で踊る光のように、
健やかな笑顔の乱反射で心地よさを結んでゆくDOER

1st写真集『ゆづき。』

1st写真集『ゆづき。』
2024年5月2日(木)発売
価格:¥3,080(税込)
体裁:B5判 144ページ

Item Credit
衣装協力:mikaka

Staff Credit
カメラマン:興梠麻穂
ヘアメイク:田村直子(GiGGLE)
スタイリスト:川上舞乃
インタビュー:満斗りょう
記事:満斗りょう、小嶋麻莉恵
ページデザイン:Mo.et