【内藤秀一郎】1st 写真集『一』迷い悩んだ過去の自分が、必死で見つけた大切にすべき〝楽しさ〟「今の内藤秀一郎を、あなたに届けたい」

内藤秀一郎

1st 写真集『一』
迷い悩んだ過去の自分が、
必死で見つけた大切にすべき〝楽しさ〟
「今の内藤秀一郎を、あなたに届けたい」

〈愛〉って、きっと養分だ。植物が陽の光を浴びて育つように、私たち人間もたくさんの〈愛〉を浴びて健やかな自分を築いてゆく。「〈愛〉を知ってゆくことで、柔らかくなる自分を表現したかった」と、写真集の裏テーマを教えてくれた内藤さん。彼が語る言葉の端々には、『内藤秀一郎』を愛する人たちの存在が透過していた。そして、その〈愛〉を屈託なく受け取って成長を続ける彼の姿も。常に更新が求められる芸能界を闘い抜く〝ワンチーム〟、そんな言葉がふと過ぎり、とてもしっくりきた。この写真集は彼の〈愛〉と、彼を愛する人たちの想いが詰まった絆の一冊――

1st 写真集『一』

1st 写真集『一』

『仮面ライダーセイバー』で主演を務め、数々のテレビドラマに出演中の大注目俳優・内藤秀一郎のファースト写真集が完成。12月1日(金)に発売が決定いたしました。タイのバンコク、パタヤで撮影を敢行。ビーチではしゃぐ無邪気な姿から、寝起きのあどけない表情、そして色気駄々洩れのシャワーシーンまで。ページをめくるたび、計り知れないギャップに心奪われること間違いなし。俳優として成長した彼の瞬間がぎゅっと詰まった永久保存版の1冊です。特装版限定の表紙カバー写真集、「家族インタビュー」、「自宅初公開」、「全身私服コーデ」、「原宿古着巡り」など、特装版でしか見られないオリジナルコンテンツが32pに渡って掲載されているオリジナル冊子、タイで撮影された世界に1枚だけの現場チェキ1枚、そして12月23日(土)に都内で行われるクリスマスイベント招待券がついてくる超豪華プレミアム版写真集です。

1st写真集『一』×内藤秀一郎

写真集の撮影は5月末からスタートしたのですが、昨年から「写真集をつくって、皆さんにいろんな僕を知ってほしい」と、話していたんです。その希望を叶えていただき、今年の1月から打ち合わせを進め、やっと皆さんにお届けできることになりました。

思う存分、ご自身の手をかけることのできる写真集。
1st写真集制作において
大切にされたテーマはなんでしたか?

“成長した自分”です。実は『仮面ライダー』が終わったあとにも写真集を出す話が出ていたのですが、当時はそのタイミングがベストだとは思えなくて。まだできあがっていない『内藤秀一郎』という人間を皆さんにお見せするのが申し訳ない、そんな思いがあったんです。たくさんの経験を積ませていただき、いろいろな方とお会いして「少しは成長できた」と、納得できるタイミングを探していたら、今になりました。

内藤秀一郎

作品を届けることへのストイックさを感じます。
ちなみに、表現の部分では
“成長”をどう描かれましたか?

これは裏テーマなのですが、「〈愛〉を知ってゆく内藤秀一郎」という描き方を意識しました。写真集の序盤のほうはまだ〈愛〉を知らないヤンチャな雰囲気を、そこからだんだんと〈愛〉を知って柔らかくなっていく表情を描きたくて。役者という仕事をさせていただいているのだから、せっかくだったらドラマ性のある表現をしたかったんです。

写真集×ドラマ性、楽しみです。
写真のイメージなどは
どのように作っていかれましたか?

いろいろな方の写真を参考に、僕のイメージに近いディレクションの写真をマネージャーさんに送りイメージをすり合わせながら進めていきました。メインカットはタイで撮影をしたのですが、撮影場所の決定は比較的すぐで。タイを選んだ理由は、僕を応援してくださっている方がタイに多くいらっしゃったこと、そしてずっとタイに行きたかったこと。なかなかタイに住んでいるファンの方にお会いできるタイミングがないので、同じ場所で撮影している様子をSNSに投稿することで、少しでも喜んでいただけたら嬉しいな、と思ったんです。

内藤秀一郎

内藤秀一郎

その言葉、タイのファンの皆さんにも
お届けしたいです…!
オシャレな内藤さんだからこそ、の
ファッションやメイクなどのこだわりも?

制作の最初の段階で“傷メイク”をやりたい、という希望があったのですが、急に傷メイクが入っているのは不思議だよな…と(笑)。ただ、『仮面ライダー』で傷メイクをしていた経験があったので「ドラマ性に絡めれば入れられるんじゃないか」と思い、取り入れさせていただきました。『仮面ライダー』は、僕の役者人生においてかなり大きな作品。傷メイクがモチーフとしても使えるような気がしたんですよね。 傷をつけたヤンチャな僕から、だんだんと経験を重ねて〈愛〉を知ってゆく…、そのストーリーをメイクも含めて表現したつもりです。

『仮面ライダーセイバー』(2020)から3年、
役者としての〈変化〉は感じますか?

かなり変わったと思いますし、『仮面ライダー』期間中にも大きな変化がありました。仮面ライダーとして選んでいただいた当初の自分は、台本を読んで口に出すだけで、自分自身の感情や共演者の方の芝居まで考えたことがなかったんです。いま思えば役者としては本当にダメダメで…。『仮面ライダー』の現場を通して、初歩的な芝居の技術や向き合い方を学び、初めて役者のスタートラインに立てたと思っています。そこからたくさんの方と出会い、具体的な技術を身につけるより先に「普段の生き方から変える必要がある」と学びました。人の仕草を見る、理解できないものを“変”と捨ててしまわずに自分の引き出しにしまってゆく、一度真似をしてみる、そんな風に〈人〉に興味をもって、知ってゆくことを意識するようになっていったんです。

たくさんの出会いを通して、
“役者・内藤秀一郎”が日常に浸透してきたんですね。

そうですね。『仮面ライダー』の頃って、思い返すと本当に切羽詰まっていて。「芝居しなきゃ」「観ている方に伝えなきゃ」その意識が強すぎて、むしろそこしか考えられていなかったように思います。でも、演じる自分が一番楽しんでいないと観ている方は面白くないんですよね。「まずは楽しむ、でなきゃ何も始まらない」と、ある方に教えていただいてから、自分が楽しむことを大事にするようになりました。今回の写真集の制作もとても楽しかったです。

内藤秀一郎

意識的に「楽しむ」って実は難しいことですよね。
「楽しい!」という感覚が芽生えた
キッカケはありましたか?

現場ではある程度の流れを頭に入れて撮影をしているので、「このセリフを言ったら相手はこういう表情をする」と、何となく想像がついている状態で芝居をしているのですが、ふと「ここでちょっと違う感情をプラスしてみたら、相手はどうなるんだろう」と、ひらめいて実践してみたことがあったんです。そうしたら、相手役の方が想像していなかった受け方をしてくださって。その瞬間、「面白い!楽しい!」と感じたことを覚えています。想像できないことの連続である日常会話に面白さが生まれるように、想像していなかった芝居に対する感情のブレこそが面白さに繋がるのだと感じた出来事でした。「これが芝居を楽しむってことなんだ!」と。

一歩チャレンジしたからこそ、
“楽しむこと”を実感できたんですね。

そうですね。当時はいろいろな作品に出させていただくようになってきたタイミングだったのですが、同時に「いつも同じ芝居」といった声が耳に入ってくるようにもなっていた時期で。いま思えば、一生懸命だったけれど無難な芝居しかしていなかった気がします。それじゃ新しい仕事は入ってこない、でも自分ではどうすればいいのか分からない、そんな風に悩んでいたときに、お世話になっていた方が赤堀雅秋さんの一人芝居の舞台に連れて行ってくださって。舞台に立つ赤堀さんの自由さ、その舞台を観ているお客さんの自由さと笑顔に「芝居ってこんなに自由にやっていいんだ」と、思えたんです。いままでの固定概念を捨てて、少し自由にやったほうが表現は伝わる、それに気づけたことが僕にとっての大きな発見であり〈変化〉でした。

内藤秀一郎

これまでの内藤さん、これからの内藤さん、
ファンの皆さんも楽しみだと思います。
今回の写真集からもファンの方との
“繋がり”を感じます。

ありきたりな表現になってしまいますが、僕にとってファンの皆さんは“支え”。こうして仕事ができているのも、芸能界という世界で生きることができているのも、応援してくださっているファンの皆さんのおかげ。ファンの皆さん、僕のことを育ててくれた家族、助けてくれるマネージャーさん、その3つの存在が僕をつくっているものだと思っています。なので今回、7、8年ぶりに個人のイベントで皆さんにお会いできるのが本当に楽しみなんです。ファンの皆さんとはずっと交流していたいので、Instagramのコメントはランダムで返信するようにはしているのですが、やっぱり対面でお話できるとなると楽しみも膨らんで。はやく12月9日のお渡し会の日にならないかな、とワクワクしています。

Dear LANDOER読者
1st 写真集『一』
From 内藤秀一郎

僕にとって最初で最後のファースト写真集、まずは先ほどもお話した「〈愛〉を知ってゆく内藤秀一郎」を楽しんでいただきたいです。表情、写真の雰囲気にだんだんと変化が生まれていく一冊なので、注目のポイントを変えて何度も読んでいただいても楽しめるんじゃないかな、と思います。普段の“仕事モードの顔”ではなく、「この表情の写真を使っていいのだろうか…?」と思うほどの“素の表情”のカットをたくさんセレクトしたので、ありのままの内藤秀一郎を堪能してくださったら嬉しいです。あと、結構ギリギリのラインを攻めたカットもあるので…(笑)、そちらも楽しみにしていてください。

内藤秀一郎

内藤秀一郎

ないとう しゅういちろう

5月14日生まれ。
向けられる声の一つひとつを真剣に想う真率さ、
そこから生まれる心配りが〈和〉を紡ぎ出すDOER

1st 写真集『一』

1st写真集『一』
2023年12月1日(金)発売

撮影:TOWA
特装版:11,000円(税込)
    12月23日(土)クリスマス会参加券
    ※小学生以下、お子様同伴OK
    32p冊子(自宅公開、私服コーデも披露)
    現場チェキ1枚
    限定表紙写真集
通常版:3,300円(税込)
    限定ステッカー付
判型:A4変形判
ページ数:128ページ
発行:株式会社光文社

Staff Credit
カメラマン:興梠麻穂
インタビュー・記事:満斗りょう
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