【岸井ゆきの】
4つの
DOER’s Questions
LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。自分にとっての 〝ベスト〟を心から慈しみ、あたたかなエネルギーへと昇華してゆく岸井さんは、まさに〈実行者〉。そんなDOERである岸井さんに、LANDOER恒例の4つのマストクエスチョンをお伺いしてまいりました。

いま、闘っているもの
いま闘っているものは“現場”です。梅雨の時期はスケジュールが日々変わってしまうので。(LANDOER「そんな日々のなかで、大切にされているルーティンはありますか?」)朝、必ずコーヒーを飲んでいます。どんなに朝が早くても、少し早めに起きてゆっくりする時間は欠かしません。焦るのが苦手なので、一旦ソファで一息ついてからお家を出る、というルーティンを大事にしています。


風変わりなマイルール
これはこの業界だからこそ風変わりに捉えられることかもしれませんが、“映画が好きすぎること”は、現場ではあまり共感されません。私にとっては「自分が俳優であること」と「映画を鑑賞すること」が完全に分かれていて、純粋に映画を観るのが楽しいんです。ただ、その話を同じ業界の方にすると割と驚かれます。どうやら映画に携わっている方の多くは、作品を観ながら自分の仕事と結びつくことを探してしまうみたいで。私の場合は、ただ好きな世界に浸っているので、映画好きな一面を「偉いね」と褒めていただくことには少し違和感を覚えてしまいます。(LANDOER「いま、ハマっているジャンルはありますか?」)いまは、ロベール・ブレッソン監督の特集上映を追っています。最近は一年に一回ほどのペースで特集上映を開催してくれるので、本当にありがたいです。



幸せを感じる時
先ほどの答えと被ってしまうのですが、“映画を観ている時間”が幸せです。現場が早く終わった日には映画館に行って映画を観ることもありますし、映画館で観られない作品は配信などでチェックしています。

実現したい目標・夢
先日、“カンヌ国際映画祭に行く”という夢が叶いました。もう本当に最高でした…。「私が見たかった景色はこれなんだ」と感じましたし、一俳優として大好きな監督とお話しできたことも本当に嬉しくて。ただ、あまりに嬉しすぎて戸惑う部分もありました。(LANDOER「夢を見ている、みたいな感覚ですか?」)自分が2人いるような感覚だったんですよね。観客として来ている自分と、映画に出演している俳優として来ている自分と——。周りを見渡すと、映画ファンなら誰もが興奮してしまうような景色が広がっているのですが、ファンの気持ちのままではレッドカーペットは歩けないじゃないですか。その感情のハレーションに戸惑ってしまって。俳優として各国のキャストや監督と話している自分がいる一方で、一歩引いたところでは混乱している自分がいる。何が起きているのか分からなくて、目の前の現実を理解するまでに時間がかかりました。帰国して落ち着いた今振り返ると、やっぱり楽しくて幸せな思い出にあふれているので、またあの場に立てるようにこれからも頑張ります。



映画
『シンシン アンド ザ マウス / SINSIN AND THE MOUSE』
2026年6月26日(金)より
新宿バルト9、シネスイッチ銀座ほか全国公開
出演:岸井ゆきの ツェン・ジンホア
藤原季節 中田青渚 伊勢佳世
柄本時生 / 飯田基祐
リン・チェンシー
エンジェル・リー / リン・メイジェン
余 貴美子
原作:吉本ばなな「SINSIN AND THE MOUSE」
(新潮社刊『ミトンとふびん』収録)
監督・脚本・編集:真壁幸紀
共同脚本:加藤法子
サウンドプロデューサー:TAKU Tanaka
製作幹事・企画・制作プロダクション:ROBOT
共同幹事:TCエンタテインメント/前景娛樂有限公司
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
Staff Credit
カメラマン:YURIE PEPE
ヘアメイク:藤井牧子
スタイリスト:茂木美鈴
インタビュー・記事:満斗りょう
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