【中川大志】映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』ソニックとの再会で見つけた命を吹き込む〈声〉と表現の面白さ

中川大志

映画『ソニック・ザ・ムービー/
ソニック VS ナックルズ』
ソニックとの再会で見つけた
命を吹き込む〈声〉と表現の面白さ

人生は冒険譚。それも何の前触れもなく、急に次の章が始まるような奇想天外な物語。いつ、どんな展開がやってくるのか予測できないからこそ、今この瞬間できる“努力”に、それを重ねてゆくことに、重要な“意味”が灯される。夢のために灯し続けたあなたの“努力”が、いつか誰かの心を照らす〈ヒーロー〉になると信じて――さぁ、突然動き出す“運命の波”にソニックたちと共に飛び込もう!

映画『ソニック・ザ・ムービー/
ソニック VS ナックルズ』

映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』
©2022 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

-STORY-

ヒーローになるため奮闘中のソニックの元に、ドクター・ロボトニックが銀河系一キケンな戦士ナックルズを引き連れて帰ってきた!彼らは、史上最強のパワーを持つ【マスターエメラルド】を探し、なぜかソニックが狙われるが、ナックルズにはスピードパワーが全く通用しない。助けに来た味方のテイルスと共にソニックは世界中を旅してまわる!そして、遂に姿を見せる謎の超巨大ロボを前にチームは絶体絶命の危機に…。地球まるごとを舞台に、ソニック史上最大の危機を乗り越えられるのか!今、世界の未来は、ソニックとテイルスに託された。

-ソニック(声:中川大志/ベン・シュワルツ)-

本物のヒーローになりたいと願っている。
武器は超音速パワーが失敗も多い。
特徴:超音速

中川大志

映画『ソニック・ザ・ムービー/
ソニック VS ナックルズ』

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中川大志

今回は新しいキャラクターが加わり、前回よりさらに賑やかな『ソニック・ザ・ムービー』になっています。アフレコに入る前に映像を拝見させていただいたのですが、ソニック自身もエネルギーが増してパワーアップしていたので「僕もボルテージを上げて頑張らないといけないな」と思わせてもらいました。

約2年ぶりの
ソニックとの再会はいかがでしたか?

今回、アフレコに入る前に前作を自分の吹替版で観なおしたのですが、前作の時は、(ソニックの)声優自体初めてのチャレンジでしたし、ソニックをゼロから作っていたこともあり、“ソニックを見つけていく作業”といった意識が強かったな、と改めて感じました。そのせいか「ソニックから外れないように」「ソニックじゃなくなる瞬間がないように」「ソニックってこうだよね」と、とにかく本作のソニックからはみ出さないことを意識していたんです。今思えば、ギアを上げて頑張りすぎて力が入っていた気もします。今作では、前作より自由にやることを意識しつつ、どんどんソニックと一つになる感覚を感じることができました。

一作目を通じて、
再会したソニックと深くシンクロしたんですね。

そうですね。今回はソニックのことが分かっていたので、「どんな風に演じてもソニックから外れることはない」と感じていたんです。だからこそ、前作よりも自由に伸び伸びと演じることで「こんな表情も、こんな瞬間もあるんだよ!」というソニックの〈振り幅〉を表現することを意識していました。ソニック自身が自由な性格なので、僕もそうでありたいな、と。それが今作における僕の中でのテーマになっていました。

前作の後、『ジョゼと虎と魚たち』(2020)でも
声優をされた中川さんですが、
声優業について、自分の中で変化はありましたか?

作品や役は違えど、経験を通して会得してきたことがたくさんあると思っているので、声優のお仕事に対して以前より心の余裕ができているのは感じますし、「ここまでやっていいんだな」という感覚が分かってきた気もします。『ソニック』では、山寺(山寺宏一)さんや木村(木村昴)さんたちとご一緒させていただいて「自分でリミットを決めちゃいけないんだ」と勉強させていただきました。前作の時は「自由に、思いっきり!」という余裕がなくて、自分としてもいっぱいいっぱいだったんですよね。

中川大志

経験から、たくさんの学びを
重ねてこられたんですね。

そうですね。心の余裕の面だけでなく技術的な学びも大きかったです。それも含め、役との向き合い方や声を吹き込む作業に関して、経験したことが少しずつ身体に染み込んできている気がします。声優の仕事が身になっていくことがすごく楽しいですし、奥が深いお仕事だなと感じているところです。普段は自分の身体を使ってお芝居をする現場の方が多いからこそ、役者をしている時の感覚と、声優をしている時の感覚、それぞれ通ずる部分と異なる部分を感じることができるのも面白いんです。

中川さんだからこそ感じられる
〈面白味〉でもありますね。

役者の現場と同様、
声優の現場でも“アドリブ”が出ることも?

細かいアドリブはあります。基本的には役の動作や口の動きとリンクさせないといけないので、自分でセリフを変えてアドリブすることはないのですが、画がオフの部分や、戦っている最中で何を言っているか分からないような時はアドリブ的な声が入ることもありますね。セリフは変えず、声色の範囲内で遊ぶといったイメージです。

中川大志

本国とは違う
オリジナル性の高い吹替版になりそうですね。

僕ら吹替キャストが収録する時は、本国の声優さんたちの声が入っている状態のものに自分の声を重ねて日本語の台詞を言っていくのですが、今作のソニックで意識したのは本国の話し方にとらわれないこと。僕、本国のソニック(声:ベン・シュワルツ)の抑揚のある表情豊かな喋り方と、すごくキュートなキャラクターが大好きで、前作の時はそのソニックを指標にしながらやっていた部分もあったんです。それを今回はあえて意識しすぎず「ソニックだったらこういった言い方もあるよね」と、自分で考えながら声を吹き込みました。自分なりにソニックを探っていく作業がとても楽しかったです。

そんなソニックと対峙し続けた中川さんの感じる
前作と今作のソニック自身の変化は
なんだと思いましたか?

一番の変化は「自分の居場所が出来た」ということだと思います。トムやマディと一緒に過ごす時間を経て築かれた、唯一無二の関係値や安心感が前作から大きく変わっているところだと思いますし、そんな風にリラックスできる〈居場所〉があるからこそ、ソニックの表情・感情がさらに豊かになっていると感じました。

中川大志

今作では、トム達に加えて
心強い仲間もできますもんね。

ちなみにソニック、テイルス、
そしてナックルズの中で

中川さんが一番自分に近いと思うキャラクターは?

うわ~…誰だろう…(笑)。性格で言ったらソニックなのかな、と思います。やっぱりずっとソニックとしてやってきていますし、共感したり自分自身を重ねたりしてきたこともあるので、自分に近いとなるとソニックですかね。負けず嫌いなところ、決めたことは何が何でもやらないと気が済まないところなど、似ている部分は僕の中にもある気がします。

Dear LANDOER読者
From 中川大志
映画『ソニック・ザ・ムービー/
ソニック VS ナックルズ』

今作は前作の時に比べて自分の中でソニックのキャラクターが確立していたので、自由にアフレコをさせていただきました。本国のソニックとは違うセリフの言い方をいろいろと試して、探りながら声を吹き込んだソニック。前作よりも伸び伸びと自由なソニックの表情を観ていただけたら嬉しいです。映像も鮮やかでとても綺麗なので、是非、映画館の大きなスクリーンで味わっていただければと思います。

中川大志

中川大志(24)

なかがわ たいし

1998年6月14日生まれ。
役が宿した〈大志〉と共鳴し
軽やかに、でも、揺るぎなく“物語”と生き続けるDOER

映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』
2022年8月19日(金)全国ロードショー!

出演:ベン・シュワルツ イドリス・エルバ コリーン・オショーネシー
ジム・キャリー ジェームズ・マースデン ティカ・サンプター
声の出演:中川大志 山寺宏一 木村昴 広橋涼 中村悠一 井上麻里奈 
監督:ジェフ・ファウラー 

映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』
©2022 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.

Staff Credit
カメラマン:鈴木寿教 
ヘアメイク:池上豪 
スタイリスト:徳永貴士
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華