ミステリアスな恐怖を堪能したい貴方へ

-Introduction-
賀来賢人とデイヴ・ボイルが共同設立した映像製作会社「SIGNAL181」。その記念すべき第1弾として、映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』が6月5日(金)に日本公開となる。世界的ヒットを記録したNetflixシリーズ「忍びの家House ofNinjas」で、国境を越えたエンターテインメントを成功させた二人が再集結。賀来賢人がプロデューサーとして企画を牽引し、デイヴ・ボイルが脚本・監督を務め、完全オリジナルのストーリーを構築した。米配給会社XYZ Filmsによる本作の海外配給も決定し大きな注目を集め、国内外で話題を呼んでいた。そんな注目作が、ついに劇場公開を果たす。主演を務めるのは、第76回エミー賞®にて史上最多18部門を制覇した「SHOGUN将軍」(24)での熱演で世界を魅了し、現在はドラマ「京都人の密かな愉しみRouge継承」で主演を務める穂志もえか。脇を固めるのは、本作でのプロデューサーも兼任する賀来賢人、稲垣来泉、吉岡睦雄、正名僕蔵、木村多江ら実力派俳優陣だ
-Story-
霊媒師一家に生まれた愛里(穂志もえか)と、 ある事件によって霊となった姉・美玖(稲垣来泉)。霊と交信できる力で全国の怪事件を解決して回る姉妹のもとに 「屋敷に出る男の亡霊を祓ってほしい」という依頼が舞い込む。目撃した張本人の禎子(木村多江)は愛里の仕事に興味津々だが、 息子・群治(賀来賢人)は霊の存在に懐疑的。しかし屋敷では怪現象が相次ぎ、 除霊の儀式を始めた愛里はさっそく亡霊に遭遇する。おぞましい見た目をし、 部屋の壁に隠された“何か”を必死に探す亡霊の願いとは?真実のベールがはがされるにつれて浮かび上がってくる、 屋敷にひそむ秘密、 姉妹を縛る恐ろしい過去、亡霊の驚愕の正体。そしてついに惨劇の幕が上がる――。
伊藤さとり’s voice

ホラーと言っても一括りにできるものではなく、本作は『13日の金曜日』や『ソウ』のような視覚的に痛い系ではない。むしろ『アザーズ』のようなミステリアスな怖さを堪能出来るサイコスリラーに近い。設定も若い女性と霊となった姉という霊媒師コンビが、洋館の除霊依頼により遭遇する摩訶不思議な恐怖体験なのだから、これだけで好奇心が刺激される。
尚、ジャパニーズホラーは海外でも人気と言われており、そこは『リング』の貞子や『呪怨』の俊雄くんといったキャラクターが世界的に知られた事も大いにあるだろう。けれどその分、注目度も高いので新たなスタイルを生み出すしかない。そこで創作されたのが和洋新旧ミックスの違和感からなる不気味さ。日本を舞台にほぼワンシチュエーションで展開される物語、怪しげな古い洋館、スタイリッシュな儀式のアイテム、そして薄気味悪さを感じる限られた登場人物。場所は人里離れた土地というのも、閉鎖感が増して恐怖から逃げられない感覚を観客に与えるのだ。
このセンスを面白がれるのは、日本と海外をよく知っている人だろう。げんに監督のデイヴ・ボイルはロサンゼルスと東京で活動をしており、プロデューサーの賀来賢人とNetflixオリジナル・シリーズ「忍びの家 House of Ninjas」で脚本と監督を務め、作品を成功に導いた。そんな二人がまたもや新たな作品に挑んだわけだが、キャスティングが興味深い。まず「忍びの家 House of Ninjas」でも組んだ木村多江は、ドラマ「リング 〜最終章〜」と「らせん」で貞子を演じた女優でもあるのでホラーがとても似合う。稲垣来泉は、「ちむどんどん」などNHK連続テレビ小説3作に出演する15歳の若手女優。主人公には真田広之がエグゼクティブ・プロデューサーを務める「SHOGUN 将軍」で注目された穂志もえか。更に唯一無二の存在感を放つ吉岡睦雄と正名僕蔵、そして賀来賢人も出演という少人数体制。ここは本作のプロデューサーで俳優の賀来賢人らしく、演技力とスクリーンで存在感が光る俳優というキャスティングだろうと推測。
映画は、見えないものを信じる者と信じられない者が真実を見つめることで目にする人間の想像を遥かに超えた世界だ。まさに欲望と執着こそが、底なしの闇を生み出すのだと忠告するような映像ギミックで、脳裏に焼きつくショットが随所に散りばめられていた。そこに本当の意味での自立について綴っていくことで、『死霊館』シリーズのような人間ドラマになっており、エンドロール後に観客は爽快感を味わえるだろう。
映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』
6月5日(金)公開
企画・製作:SIGNAL181
脚本・監督:デイヴ・ボイル
プロデューサー:賀来賢人
出演:穂志もえか 稲垣来泉 賀来賢人
吉岡睦雄 正名僕蔵/木村多江
上映時間:105分
映倫区分:PG12
配給: TOHO NEXT



