【イリュージョニスト・HARA】4つのDOER’s Questions

イリュージョニスト・HARA

4つの
DOER’s Questions

LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。自分の中に芽生えた“好き”を大きく育てて世界のステージに立つHARAさんは、まさに〈実行者〉。そんなDOER・HARAさんに聞いた4つのマストクエスチョン。

イリュージョニスト・HARA
Duel:決闘

いま、闘っているもの

最近、娘がアメリカのYouTuberにハマっていて、朝5時ぐらいに一緒に観ようと僕を叩き起こすんです(笑)。世界中の子供たちを魅了しているYouTuberの方の動画を観ていて、まだ日本語も「ワンワン」ぐらいしか言えない娘が、物を落とした時に「オーマイガー」と言ったんですよ。実際に英語の勉強になっているし観るのは大賛成なんですけど、ただ、朝が早い(笑)!なので、いまの闘いは娘に起こされずにどれだけ安眠できるかです(笑)。

イリュージョニスト・HARA

自分で思う、
または他人に言われる「変わっているトコロ」

“集中していられない”ですかね。めちゃくちゃ飽きっぽくて、2時間の映画を座りっぱなしで観ていられないんですよね(笑)。あと、いろいろとやりたいことは毎日浮かんでくるんですけど、すぐに忘れてしまうんです。なので、できるだけ人に言って人のクラウドを借りるようにしています(笑)。処理能力が上がるので、皆さんも人のクラウドにやりたいことを保存しておいてもらう方法はオススメですよ(笑)。

Odd:風変わり
イリュージョニスト・HARA
Eupholia:幸福

幸せを感じる時

プライベートで幸せを感じるのは家族と散歩したり、一緒に過ごしたりしている時間です。マジシャンの身として言えば、大舞台に立ってスポットライトに当たっている時に「いま生きているんだな」と、ものすごく幸せを感じます。とは言え、いまでもショーの本番前には緊張して、何もかもを置いて逃げ出したくなってしまうんですけど(笑)。毎回「このショーを終えたら、もうマジックを辞めて山にこもろう」とさえ思うのに、いざステージの幕が開いてお客さんの喜んでいる表情を見ると、緊張も本番までの苦労も全部忘れてしまうんです。ショーが終われば、また次のショーのことを考えている自分もいて(笑)。死ぬ時に最高の走馬灯を作るために、いまを頑張りたいんですよね。

イリュージョニスト・HARA

実現したい夢・目標

世界には僕が育ったような小さな村がたくさんあるので、そういう場所にいろいろな文化を学ぶことのできるような学校を作りたい。学校へ通うお金がなくても、世界には大きな夢を持っている子供がたくさんいるはずなんです。僕自身、お金がない時にいろんな人に助けてもらって生きてきたので、今度は僕が遠くからでも夢を持った子供たちをサポートしていきたいと思っています。学校の授業でコインを消すマジックを教えたりしてね(笑)。そんな大きな夢を抱きながら、リアルな目標としてはサウナ好きなのでサウナを作りたいと思っています(笑)。その2つが叶えられたら最高ですね。

Realize:実現
イリュージョニスト・HARA

HARA(31)

ハラ

1990年4月16日生まれ。
自然に息吹く美しさ、朽ちていく儚さ、
その情景を世界というキャンバスに大胆に描き続けるDOER

自伝的小説『マジックに出会ってぼくは生まれた』

自伝的小説『マジックに出会ってぼくは生まれた』
2022年3月14日(月)小学館より発売

▽あらすじ
大自然に囲まれた秘境・奈良県十津川村に生まれた大樹は5歳のとき、ピエロのパフォーマンスに魅了され、見よう見まねでマジックの練習を始めた。高校生になり、完全独学で習得したマジックで「プロになる」ことを夢見る大樹だったが、プロの世界に入ることは厳しく難しいものだった。夢を諦めたくない大樹は、アメリカで行われる世界大会での優勝を目指し、孤独な練習を重ねるが…。過疎村出身の高校生が、ラスベガスのマジック大会で見事グランプリを勝ち取るまでを描いた感動の青春小説!

Staff Credit
カメラマン:眞弓知也
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華