【加藤諒×永田崇人】『C.I.A. SUPER LIVE FINAL』『C.I.A.』は〝心の拠りどころ〟僕らの〈居場所〉よ、繋がっていけ結成メンバー同士のスペシャル対談

加藤諒 × 永田崇人

『C.I.A. SUPER LIVE FINAL』
『C.I.A.』は〝心の拠りどころ〟
僕らの〈居場所〉よ、繋がっていけ
結成メンバー同士のスペシャル対談

笑ったり、泣いたり、ぎゅっと濃縮された時間を過ごしていたことに気づくのは、その道中を超えた先だったりする。振り向けばあの日の自分とともに、あの日の仲間たちがいて、同じ思い出で結ばれた〈絆〉が輝きを放つ。あの日「Infinity(無限大)」の名のもと集められた彼らは、何もなかったステージに歌、ダンス、芝居、笑顔、無限大の花を咲かせてきた。出逢いと卒業を繰り返し、彩られてきた『C.I.A.』という〈居場所〉。2023年最後に咲き誇るFINALステージを目前に、初期メンバーである加藤諒さん、永田崇人さんに『C.I.A.』のこれまでとこれからについて、たっぷりと語っていただきました。

『C.I.A. SUPER LIVE FINAL』

『C.I.A. SUPER LIVE FINAL』

2023年最後に開催するファン感謝イベント、C.I.A. presents「SUPER LIVE」!俳優が歌ありダンスあり笑いありでお届けする年末恒例イベント「SUPER LIVE」は、2023年をもってFINALを迎えます!2年ぶりの開催となる今年は、6年の歴史とともに積み上げてきた多くのオリジナル曲を引っ提げ、豊洲PITに乗り込みます!そして、C.I.A.を結成時から牽引し支えてきた5人、加藤諒・木戸邑弥・川原一馬・坂口涼太郎・永田崇人にとっては、本ライブがC.I.A.卒業公演となります。「SUPER LIVE FINAL」のテーマは「with」。応援してくださるファンの皆様 と メンバー。そして卒業するメンバーと、これからもC.I.A.で活動するメンバー。それぞれが色々な日常を抱え、色々な気持ちを持って豊洲PITに集まるけど、SUPER LIVEの時間は“一緒に”楽しんで、「お揃いの1日」を過ごしたい!そんな想いを込めて、ライブのロゴには”#(ハッシュタグ)”をつけました。楽しいことも、嬉しいことも、悲しいことも、苦しいこともC.I.A.メンバーとファンの皆様、みんなで共有して、2023年締めくくりにお揃いの思い出を作って、来年も楽しい1年をスタートさせましょう!『C.I.A.』を応援してくださる全てのファンの皆様へ6年分の感謝を込めて、最高のライブをお届けします。2023年の年末は歌あり・踊りあり・笑いあり!?の「SUPER LIVE FINAL」で笑い納めしましょう!

加藤諒
×
永田崇人

加藤諒 × 永田崇人

『C.I.A.
(キューブ・インフィニティ・アーティスト)』
結成当時を振り返って――

加藤諒(以下、加藤):当時はとにかく多忙だったので、正直「こんなに忙しいのにこれ(C.I.A.)もやるの!?」と、思ったのを覚えています。それまでもダンスレッスンで後輩たちと関わることはあったのですが、ガッツリ一緒に仕事をすることはあまりなくて。たかてぃん(永田崇人)と知り合ったのもその頃だったよね?

永田崇人(以下、永田):いや、レッスンではすでに会っていたかも…?

加藤:そっか、もう会っていたか!「大変そう…」とは思いつつも、事務所のみんなで何かを作り上げるというのは初めての経験だったので、とてもワクワクしていました。僕たちが所属しているキューブは、みんなの仲が良くてアットホームな雰囲気の事務所なんです。だからこそ、“同じ事務所の仲間たちと切磋琢磨して同じ作品をつくる”って、すごく楽しいだろうな、と思って。

永田:でも、発足当時は実際に何をやるのかまったく分かっていなかったんですよ。諒くんはどうだった?

加藤:それは僕も同じだったかな。具体的な部分まではあまりイメージができていなくて。「事務所に所属する若手俳優がライブやイベントをする」という話だけ聞いている、といった感じでした。

永田:結成初期のイベントから踊ったりもしていたのですが、事務所のダンスレッスンを受けていたとはいえ、僕はまだまだ初心者レベルだったのを覚えています。

加藤:確かに、たかてぃんはそうだったかも。今回『C.I.A.』を卒業するメンバーのほとんどが「押忍!!ふんどし部!」(2010)という舞台からずっと一緒にやってきた仲間たちなのですが、舞台に出演していたメンバーは日頃から振付師さんの指導を受けていたので、ある程度ダンス経験を積んだ状態からのスタートだったんです。他にも2.5次元の舞台でダンスをしていた子もいましたし。たかてぃんのようにダンスほぼ初心者と経験者とが入り混じったメンバーの動き出しでしたね。

加藤諒 × 永田崇人
『C.I.A.』発足時の印象深い記憶

永田:僕は「ほぼ面識がない」と言ってもいいくらいの人たちと、C.I.A.メンバーとしていきなり同じステージに立った印象があります。

加藤:もともと『cube neXt』というキューブの若手ボーイズ企画があって、先ほどお話しした「押忍!!ふんどし部!」はこの企画における舞台だったんです。その後『cube neXt』が、事務所の先輩である洸平くん(松下洸平)たちも出演していた「PRINCE LIVE」というイベントになって、そこからさらに変遷して生まれたのが『C.I.A.』で。たかてぃんとしっかり絡むようになったのは『C.I.A.』を結成してからだったのですが、最初はあまりのテンションの高さにビックリしたのを覚えています。「え、酔っ払ってる?」と、聞いたこともあったよね(笑)。

永田:「ヤバい人が来た!」と思われたんだろうね(笑)。でも、当時のそのハイテンションな自分を僕自身はあまり覚えていなくて。

加藤:え、本当に!?かなりハイテンションだったよ!?印象的だったのは、事務所内のパーティーで流れたたかてぃんの映像。当時たかてぃんは舞台の仕事で『東京ワンピースタワー』のルフィを演じていたので、ルフィの格好で挨拶VTRを撮影していたんです。そのたかてぃん扮するルフィが異様なハイテンションで…(笑)。その後、実際に会ってみたら本当にハイテンションな人だったので、やっぱり「酔っぱらっているのかな…?」と(笑)。

永田:あれは半分騙されたような感じだったんです(笑)。事務所のスタッフさんに「とりあえず面白いことやりましょうよ!」と言われ撮影をしたのですが、あんなに大規模なパーティーで流れる映像だとは知らなくて。ルフィの格好といってもかなり手作り感満載のモノマネじみたもので、そんな映像を大きな大きな会場で流されてしまい…。しかも途中でプロジェクターの調子が悪くなったせいで映像が止まってしまって、「お前スベってたよ」と、みんなから言われて恥ずかしかったです(笑)。

現在の『C.I.A.』における
お互いの立ち位置

永田:諒くんは“架け橋”どんな人でも〈仲間〉として迎え入れてくれる人で、たった数回会っただけですぐに相手と仲良くなれるんです。そして、とにかく後輩思いですね。

加藤:新しいもの好きなんです(笑)。

永田:…あ、確かに最初のほうは僕に興味を持ってくれていたのに、年月が経つにつれて「もう僕じゃなくなったんだな…さびしいな…」と、思った記憶がある…(笑)。

加藤:えー(笑)。たかてぃんは“おふざけ特攻隊長”。イベントでは後輩のおふざけ担当を従えて、真っ先に会場を盛り上げてくれる頼もしい存在です。もっと言うと本番中だけでなく、リハーサルのときから良い意味でふざけているよね。休憩時間も休むことなく、周りを巻き込んで卓球の球で野球をやり始めたりとか(笑)。

永田:「C.I.A.でやりたいことは何ですか?」と聞かれたときに「ピンポン球野球です」と、答えてしまうくらい好きなんだよね(笑)。

加藤:え、そうなの!?今回のSUPER LIVEでやる(笑)?

加藤諒 × 永田崇人

C.I.A.卒業を控えた今だから話せる
「◯◯な話」

永田:つい昨日の出来事なのですが…

加藤:昨日!?最近だね…(笑)!

永田:そう(笑)。昨日、C.I.A.メンバーの中谷優心くんが僕の家に泊まりに来たので、大したことはできないけれど、布団を敷いたり、歯ブラシセットを用意したりと、僕なりにおもてなしをしたんです。でも朝起きたら、布団はぐちゃぐちゃで、歯磨き粉のフタは開けっ放しになっていて…。「せめて歯磨き粉のフタは閉めなさいよ!」と、思いました(笑)。ちょうどついさっき「ごめん、布団ぐちゃぐちゃなままにしちゃった」と、お詫びのLINEが届いたところです(笑)。腹は立ったけれど、なんだかんだ可愛い奴なんですよね。

LANDOER:nagatani(永田崇人・中谷優心によるC.I.A.内ユニット)らしいエピソードですね!

永田:はい、仲良しです(笑)。

加藤:僕は…そうだなぁ、C.I.A.メンバーの坂口涼太郎が家に遊びに来たときの、風呂の時間の長さに驚いた話かな。

永田:あははは(笑)!

加藤:僕がシャワーだけでサッと済ませた後に、「お湯溜めていい?」と聞いてきたんですよ。この時点で「おや?」とは思ったのですが、「いいよ」と承諾して。その後、お風呂に入った彼は1時間以上出てきませんでした(笑)。特に腹は立たなかったけれど、人の家でくつろげる能力の高さに「スゴい…!」と感じました(笑)。

加藤諒 × 永田崇人

仲間と共に過ごした6年間。
かけがえのない〈居場所〉がそこに――

加藤:僕は比較的気持ちの浮き沈みが激しいタイプで、特にコロナ禍は作品の話そのものがなくなってしまったり、延期になってしまったりして、しんどい時期が続いていたんです。それでも、『C.I.A.』のイベントの稽古でみんなに会うと、落ち込んでいた気持ちが自然と上がっていって。改めて仲間たちと楽しい時間を共有することの大切さに気づき、その頃からプライベートでも頻繁にC.I.A.メンバーとコミュニケーションをとるようになりました。今ではもう、“心の拠りどころ”です。

LANDOER:『C.I.A.』が、加藤さんにとってのホームになったんですね。

加藤:そうですね。「ここが僕の〈居場所〉なんだ」と、思える場所になりました。僕たちが卒業発表をしてから、後輩たちが「諒さんたちがいなくなったらマジでヤバいです」と、可愛いことを言ってくれるのですが、きっと僕たちがいることで少なからず気を遣っていた部分もあったはず。これから先はもっとのびのびとやっていって、さらに自主性を高めていってほしいと思います。本当に愛おしい仲間であり、後輩たちなので。

永田:“心の拠りどころ”は、僕も同じです。そう気づいたのは、実はつい最近で。先日、舞台で音尾琢真さんとご一緒させていただいたのですが、ひとりの俳優でありながら、同時に『TEAM NACS』という“ホームの一員”でもある音尾さんに羨ましさを感じていたんです。でもふと、「僕にとって、その“ホーム”こそが『C.I.A.』なのでは?」と思って。卒業したあとも『C.I.A.』は、僕にとっての“心の拠りどころ”であり、“ホーム”であることに変わりないと思っています。

加藤:『C.I.A.』の企画に出てくる「紙袋総裁」というキャラクターがいるのですが、過去のイベントで「紙袋総裁」を、キューブの先輩である古田新太さん藤木直人さんが演じてくださったことがあって。そういった“先輩コラボ”という形でなら、卒業した僕たちがカムバックするのもアリだよね

永田:それ、すごくいいね(笑)!

LANDOER:『C.I.A.』というコミュニティならではのコラボレーション、ファンの方もきっと胸が熱くなることかと思います…!

加藤諒 × 永田崇人

バトンを引き継ぐ後輩たちへ
〈愛〉を込めたメッセージ

加藤:僕たちの卒業発表に対して最初は不安げだったものの、いまの後輩たちを見ているとそれぞれに“責任感”が生まれているように感じます。だからもう、僕としては「安心して『C.I.A.』を託せるな」と。…とはいえ、技術面などではまだまだ加藤諒に達するレベルではないですけどね(笑)!

永田:いいねぇ…!いいよ(笑)!

加藤:だからこそこれからも切磋琢磨して、スキルを磨いていってほしいな、と。『C.I.A.』は、僕たちキューブのメンバーが「挑戦したい!」と思っていることを“実験”できる場でもあるので、何か挑戦したいことがあったら、他の場所で披露する前に『C.I.A.』でどんどんトライしていってほしいですね。自分の能力を高められる環境で、みんながどんどん成長していくことを願っています

永田:以下同文…と言いたいところですが(笑)、卒業したからといって後輩たちとの関わりが一切なくなるわけではなく、プライベートでは変わらず仲良くしていたいですし、僕個人のファンクラブイベントなどではどんどん『C.I.A.』の後輩たちに絡んでいくつもりです。「あいつ、卒業したよね?」と思われるほどに(笑)。とにかくそのぐらい『C.I.A.』が大好きなんです。なので、後輩たちに伝えたいことがあるとすれば、「今後とも僕をヨイショしてください」ということですかね(笑)。

加藤:あはは(笑)。僕としては「おふざけ特攻隊長がいなくなってしまったら、そこに従ってたおふざけ担当のメンバーたちは大丈夫だろうか…」という心配があるんだけど…

永田:いや、実は春のイベントの時点で「もう僕の出る幕はないな」と、思ったの。これまでは、他のメンバーの空気感を汲んで「どうステージ上で立ち回ろう」などと考えていたのですが、春のイベントのときに、僕がそんなことを考える必要がないくらいに会場が盛り上がっていて悔しくなるほどの熱気を感じたときに、「僕はもう卒業だな」と思ったんですよね。おふざけ特攻隊長として僕からアドバイスできることはもう何もありません。

LANDOER:きっと、永田さんの背中を見続けてきた後輩の皆さんの「隊長から学んだこと」が活かされていたんですね。

永田:僕はとにかく若気の至りで、がむしゃらにやってきただけなんですけどね。いま振り返ると「恥ずかしかったな…」と思うこともたくさんあります(笑)。後輩たちにはもう何の不安もないですし、そもそも僕が不安がること自体おこがましいと思うくらい、彼らはすでに十分頼もしいです。

加藤諒 × 永田崇人

Dear LANDOER読者
『C.I.A. SUPER LIVE FINAL』

From 加藤諒

小学校1年生が6年生になるのと同じ年月を『C.I.A.』で過ごしたと考えると、自分がどれだけ成長できたのかを改めて考えさせられます。ぜひ、成長の集大成をSUPER LIVE FINALの会場で見届けてほしいと思います。6年間ずっと応援してくださっている方もいれば、今回初めて観に来られる方もいらっしゃると思いますが、すべての皆様に伝えたいのは「『C.I.A.』という存在を知ってくれてありがとう」ということ。物販なども発表されると思うので、イベント当日はお祭り気分で楽しんでください!

From 永田崇人

6年間本当に楽しかったですし、『C.I.A.』があったおかげで、僕のことを応援してくれている方、僕のことを知らなかった方、たくさんの方にコンスタントにお会いすることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。僕らが卒業しても『C.I.A.』は続いていくので、これからの『C.I.A.』も、ぜひ追いかけていってください

加藤諒

加藤諒

かとう りょう

2月13日生まれ。
「幸せ」と、つぶやき見上げるXmas Treeのように、
交わる人々に心地よい“笑顔の輪”を広げてゆく DOER

永田崇人

永田崇人

ながた たかと

8月27日生まれ。
細やかに〈人〉を考え、見出した表現を、
泡雪のごとく受け取り手に溶け込ませてゆくDOER

『C.I.A. SUPER LIVE FINAL』

『C.I.A. SUPER LIVE FINAL』
2023年12月28日(木)、29日(金)@豊洲PIT
詳細スケジュールは公式HPにて
https://cia.cubeinc.co.jp/feature/SUPERLIVEFINAL

出演: 阿久津仁愛 井坂郁巳 市川理矩 加藤 諒
    川原一馬 神田聖司 菊池銀河 木戸邑弥
    木村風太 坂上翔麻 坂口涼太郎 永田崇人
    中谷優心 林 勇輝 星 豪毅 宮田龍樹
    村上貴亮 安田啓人

Item Credit
(永田崇人)
ジャケット¥60,500/ANEI
パンツ¥37,400/SOL
上記2点ともに、
JOYEUX 03-4361-4464

Staff Credit
カメラマン:泉 健也
ヘアメイク:茂手山貴子、岩村尚人
スタイリスト:東正晃
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:古里さおり