【古川毅】東海テレビ『僕の大好きな妻!』理解すること、知り合うこときっと〈愛情〉って、そうやって育むもの

古川毅

東海テレビ『僕の大好きな妻!』
理解すること、知り合うこと
きっと〈愛情〉って、そうやって育むもの

私が見ている空の色と、貴方が見ている空の色が違えば、私と貴方、お互いの思い出に残る空は違うものになる。けれど、“大好きな人と見た空”であることだけは変わらない。社会ってそんな〈ちぐはぐ〉なもので、大好きな貴方と歩む人生ってきっとその積み重ね。違う感覚、違う考え、違う歩幅で生きる世界の人たちを「理解したい」から「知りたい」と思う。同じ〈愛〉を持って、違う歩幅を認め合いたいと思う。これは、そんな不器用で繊細で優しい世界、そう私たちが生きるこの世界のお話。

東海テレビ『僕の大好きな妻!』

東海テレビ『僕の大好きな妻!』

-INTRODUCTION-

ある日、大好きになった人が発達障害だと分かったら…?
話題の人気コミックを原作に描く、
可愛くて、前向きで、心が温かくなる、
“とある夫婦の幸せのかたち”を描いた物語!!

人生の中で好きな人に出会えること。そして共に歩んでいくこと。2022年の今、大切な人との時間が如何に尊いことかを実感しています。慌ただしい日常の中で、大切なことでも言葉にして伝えることをおろそかにしてしまいがちな現代社会。「言わなくても分かる」「自分たちは分かり合えてる」それって本当に愛ですか?このドラマでは、とある夫婦の日常の中にあるラブストーリーを紡ぎ出し、私たちの日常も同じように愛に溢れていることを実感出来ればと思っています。

-河口たかひろ-

悟(落合モトキ)の後輩。萬坊漫画工房の最年少。
空気を読まない発言が多い。

古川毅

河口たかひろ × 古川毅

僕の演じる河口が“憎めないキャラ”として成立しているのは、周りにいる人たちがみんな良い人だから。周りがいてくれてこその“河口たかひろ”なんだな、と思いながら演じていました(笑)。程よい距離感の友達であれば「面白い人だよね」で済むんですけど、身内であればあるほどイライラするタイプなのが河口なんです(笑)。とは言え、彼は彼で愛される才能を持っているので、きっとこれからもっと成長していくんだろうと思います。

河口は今までの古川さんが演じられた役とは
少し違うな、と感じたのですが。

確かにそうかもしれないです。だからですかね、河口のスイッチを入れるのは結構難しくて。もともと僕の中で河口は声もテンションも高めなイメージがあったので、彼の抜けているところを表情で表現するのはもちろん、声色での表現も大切なんじゃないかと考えていたんです。芝居中は「どの音階で話そう?」と意識しながらやっています(笑)。

“音階”で声色を考えられる古川さんが
さすがです(笑)。

今作の大きなテーマのひとつである
「見えない障害」について

古川さんが作品を通して
感じたことがあれば教えてください。

実は以前から、発達障害に関して「理解をするために知りたい」と思っていたんです。発達障害の特性の中には、多くの人が共感できるものが一つはある気がしていて。実際、僕自身も台本を読んでみて「あ、昔こういうところあったな」と思う瞬間が何個かありました。これからいろんな人と出会っていく上で、そういった理解を避けていくのではなく「理解をした上で愛情あふれる人間でありたい」と、改めて作品を通して考えさせてもらっています。

実際に作品に携われてみて
発達障害に対して、自分の中に変化はありましたか?

今作はたまたま発達障害に気づいた夫婦の物語だけれど、情報摂取ができない、またはしようとしなければ一生気づかない人もいるものなんだろうな、と思いました。きっとその場合って、当事者の方はものすごく生きにくさを感じられている気がするんです。だからこそ多くの方にこの作品が届いて、視聴者の皆さんの理解に繋がったらいいなと思いますし、悩まれている方々の支えになれたらいいなと思います。知花と悟の夫婦を見ていると、共に生きていく上でいくら理解しようと思っても理解し合えない場合もあるんだな、と思うんです。それでも2人が悩み寄り添い、報われていく…優しい作品の世界の中でそんな物語が繰り広げられていくのを「素敵だな」と思いながら、僕自身も勉強するような感覚で見ています。

古川毅

知花と悟がとても愛おしくなりますよね。

本当にそうなんです。夫婦である以上、生活を一緒に営むからこそ生まれるフラストレーションやネガティブな問題って必ず出てくると思うのですが、2人はその問題をどちらも“自分が動く”ことで解決しようとするんですよね。そんな2人の姿から、自分の見方や考え方を変えて行動していく大切さを教えてもらっています。そして、素敵な夫婦を彩る仲間の一人として、安心感のある存在でありたいと思いながら演じているところです。

そんな河口的、第2話(6月11日放送)の
見どころはどこですか?

もう、河口がとにかくハラハラさせる回になっています。是非、皆さんにはあたたかく彼を見守っていただければ…(笑)。河口の存在が知花や悟に影響や気づきを与えていたりもするので、その辺りをエンターテイメントとして楽しんでいただきながら、ほっこりしてください。

古川毅

テレビという影響力のあるものにのせて
情報やテーマを届けるというのは、
すごく大きな意味を成すことだと思います。

影響力があるからこそ、しっかりと責任を持ってやらないければならないと思いますし、繊細にテーマを描いていかないといけないとも思っています。そしてそれだけではなく、この作品が誰かにとっての気づきになったり、背中を押したりできるようなものになればいいな、と。個性豊かなキャラクターたち、その中の一人の河口として物語の良さをしっかり増幅させられる役目を一生懸命まっとうしたいと思います。

Dear LANDOER読者
About土ドラ『僕の大好きな妻!』

僕、今回のテーマやメッセージって、向き合うタイミングが一人ひとり違うものだと思っているんです。この作品がそのタイミングのキッカケになって欲しいですし、実際に悩んでいる方が何か踏み出す一歩になることができたら、作品に関わる一人としてこんなに嬉しいことはありません。世の中には本当にたくさんの人がいて、各々のペースがあって、それこそが個性で。そんな風に自分の周りにいる人、これから関わっていく人を理解していく想いが増えれば今よりももっと優しい世界になるんじゃないかと思うんです。この作品を通して、少しでもそういった想いが増えてくれたらいいな、と思っています。

古川毅

古川毅(22)

ふるかわ つよし

2000年2月27日生まれ。
心を澄ませ聴きつけた〈自分の音〉を大切に、
目を細めて笑いながら無邪気にステップを踏むDOER

東海テレビ『僕の大好きな妻!』

東海テレビ土ドラ『僕の大好きな妻!』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット 毎週土曜日よる11時40分

出演:百田夏菜子 落合モトキ 徳重聡 
   結城モエ 古川毅
   / 雛形あきこ 中田喜子 小倉久寛
原作:ナナトエリ・亀山聡「僕の妻は発達障害」
(新潮社 月刊コミックバンチ連載中)

Staff Credit
カメラマン:田中丸善治
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華