【影山拓也(IMP.)】テレビ東京『Qrosの女 スクープという名の狂気』人の人生を左右する強力な〈言葉〉の力すべての人が『記者』になりうる現代の情報社会で息をして見えたモノ

影山拓也

テレビ東京『Qrosの女 スクープという名の狂気』
人の人生を左右する強力な〈言葉〉の力
すべての人が『記者』になりうる
現代の情報社会で息をして見えたモノ

今、あなたがスクロールしようとしているディスプレイ。今日、このディスプレイを通して、どれだけの人と繋がり、どれだけの情報を目にしたことだろう。たった数個のキーボードが綴る「言葉」が「物語」となり、何気なく投下された「物語」が、誰かの一生を左右するかもしれない。嘘か真か、目で見ていなくとも、耳で聞いていなくとも、拡散された「物語」こそがディスプレイ下の世界の真実。あなたはディスプレイの先に〈希望〉を見出しますか?それとも、底知れぬ〈闇〉に興味が惹かれますか―···?

テレビ東京『Qrosの女 スクープという名の狂気』

テレビ東京『Qrosの女 スクープという名の狂気』
Ⓒ「Qrosの女」製作委員会

有名芸能人の不倫、アーティストの薬物使用、事務所のハラスメント問題、量産されていく週刊誌ネタ。敏腕記者・栗山孝治(桐谷健太)は、”大衆が求めているネタ” ”刺さるネタ”を信条に掲げる編集長・林田(岡部たかし)、タッグを組む後輩で芸能スクープそのものに疑問を抱く矢口慶太(影山拓也)らと共に、スキャンダラスで衝撃的なスクープを追い求め、真実を暴くために奔走する日々を送っていた。そんな中、巷ではファストファッションブランド「Qros」のCMに出演する正体不明の女性が話題になっていた。そして、その正体をいち早く暴こうと芸能記者たちのスクープ争いが始まる!大衆の関心がエスカレートすればするほど、崩れていく「Qrosの女」の生活…。しかし、それは全て仕組まれたことだった!?記者たちをも操っていた黒幕を突き止めるため、そして「Qrosの女」を助けるため、栗山は芸能界の闇と対峙することになる。

-矢口慶太-

テレビ東京『Qrosの女 スクープという名の狂気』
Ⓒ「Qrosの女」製作委員会

週刊キンダイ・新人記者

矢口慶太 × 影山拓也

矢口は政治班から芸能班に異動してきて、桐谷(桐谷健太)さん演じる栗山の相棒となる人物。監督からは「(栗山と)でこぼこなコンビになってほしい」とお伺いしていたので、自分なりに栗山との関係性を意識しながら演じています。僕が思い描く矢口は、跡先に考えずに自分が感じたことを悪気なくスパンッと言ってしまう、どこか小生意気な後輩。ただ、小生意気なのに、なぜか憎めないような愛らしさも出していきたいと思っていて。台本をいただいて役柄を知った際に、マネージャーさんやメンバーからは「演じようとしなくても、素の影山くんでいけばその雰囲気は出ると思うよ」と言ってもらったのですが、僕はそこまで器用ではないので、今はまだいろいろと考えながらやっているところです。でも、ふとした時に「これっていつも僕がやっている行動かも…」と思う瞬間があるんですよ。僕の場合は目上の方や先輩に対する礼儀を大切にしているので、矢口に共感できない部分もあるのですが、共感できる部分に関しては、『影山拓也』の色をほんの少しでもお芝居に反映できたらいいな、と思っています。

影山拓也

栗山と矢口のでこぼこコンビが
楽しみなのはもちろん、
影山さんの
お芝居の変化も観られそうでワクワクします。
相棒役の桐谷さんの印象を教えていただけますか?

初めてお会いした時に「テレビの方だ…!」と、感動したことを覚えています。緊張もあり、自分から話しかけることがなかなかできなかったのですが、桐谷さんのほうからたくさん話しかけてくださって、とても面白い方で嬉しかったです。今は「桐谷さん」と呼ばせていただいているのですが、いつか他の方が呼ばれているように「健にぃ」や「健太さん」と呼ばせていただけるようになりたいな、と…!(お隣にいた桐谷さん「今からでいいよ?言いたい時に呼んでくれたら(笑)」)え!?今はまだ少し緊張しているので、徐々に「健にぃ」と呼ばせてください(笑)。

ちなみに桐谷さんからは何と呼ばれていますか?

それが、とても嬉しいことに「拓也」と呼んでくださっているんです!普段、先輩方には「影山」や「影」と呼んでいただくことが圧倒的に多いのですが、桐谷さんはすぐに「拓也」と呼んでくださって。「今の聞き間違いじゃない!?」と思うほど驚いたと同時に、めちゃくちゃ嬉しかったです。

テレビ東京『Qrosの女 スクープという名の狂気』

朗らかなお二人の空気感、
こちらまで笑顔になります。
桐谷さんとのお芝居はいかがですか?

僕、本当に緊張しいなのですが、いつも撮影がはじまるまで桐谷さんが一緒にお話をしてくださるので、その時間のおかげで緊張をほぐして撮影に臨むことができています。日々、あたたかい現場でお芝居をさせていただきながら、毎シーン、毎瞬間、桐谷さんのすべてのお芝居からいろんなことを吸収しようと、精一杯勉強させていただいているところです。矢口に関しても、桐谷さんが「矢口ってもっとこういうふうになったら面白いかもね」と、ヒントをくださるおかげで「そっか!」と納得したうえで、「じゃあ、これを表現するためにはどうすればいいのかな」と、考えを深めることができていて。どんなことでもめちゃくちゃ考え込んでしまうタイプなので、桐谷さんがくださるヒントにとても助けられています。

桐谷さんの頼もしさが伝わってきます。
影山さんのほうからお芝居について相談することも?

今はまだ、自分の中で考えて全部解消しようとしてしまっているので、今以上に桐谷さんや監督などに頼らせていただきたいな、と思っています。ほとんど映像経験がない僕が一人で解決しようとするのではなく、「これ、聞いていいことなのかな…?」と迷ってしまうようなことでも、自分からどんどん聞いていけるように、本作を通して自分の壁を少しずつ壊していくことが目標です。

影山拓也

初の連続ドラマへの出演ですが、
ドラマの現場自体はいかがですか?

最初はドラマの現場がどういうものなのか、画面越しでしか観たことがなくとても緊張したのですが、桐谷さん含む皆さんがとてもフランクに話しかけてくださるおかげで、日々、笑顔の絶えない現場で撮影をさせていただいています。今は何ひとつ不安なく、伸び伸びとお芝居をさせていただけて、とてもありがたいです。

作中では現代の情報社会の実態が
丁寧に描かれていますが、
本作に携わる中で
影山さんが感じたことがあれば教えてください。

原作、台本を読ませていただく中で、良くも悪くも「SNSの力ってすごい」と感じました。今回僕は週刊誌の記者側を演じていますが、今の世の中、スマホひとつあればすべての人が記者になれるんじゃないかと思うほど、SNSにはすごい力が秘められていると思ったんです。嘘か本当か分からないことでも、SNSに投稿するだけで一気に拡散され、誰かの人生を良い方向にも悪い方向にも転じさせてしまう可能性がある。その可能性を、自分の手元にあるスマホが引き起こしてしまうかもしれないということ、人の人生を変えかねないものが身近にあるのだということを強く意識するようになりました。誰かを落とそうとする人はいないはずだと僕は信じているけれど、それでもやっぱり自分が発信することや言動に関して、改めて責任をもたなければならないな、と感じましたね。

Dear LANDOER読者
『Qrosの女 スクープという名の狂気』
From 影山拓也

今は桐谷さん演じる栗山とのでこぼこ感を一番に意識して、日々撮影に臨んでいるところです。特に物語序盤のほうは、視聴者の方が思わずツッコみたくなるような立ち位置を確立して、それが矢口味に繋がればいいなと思っているので、矢口の変化も感じながら作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。


【影山拓也】4つのDOER’sQuestions.

影山拓也

4つの   
DOER’s Questions   

LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。健やかに幸せを味わう純真さと、表現をストイックに突き詰めてゆく職人性で、新たな道を拓き続ける影山さんはまさに〈実行者〉。そんなDOER・影山さんに、LANDOER恒例の4つのマストクエスチョンをお伺いしてまいりました。

Duel:決闘

いま、闘っているもの

“家に帰ってすぐにお風呂に入ること”と闘っています。(LANDOER「勝率はいかがですか?」)今のところ一度も勝つことができていません…(笑)。帰宅してすぐにお風呂に入ったほうがラクなことは分かっているのですが、いつもソファに寝ころんでしまって、そこからなかなか動くことができないんです。「面倒くさい」が勝ってしまうんですよね…。同じ理由で、料理をした後に食器を洗うのも億劫で…(笑)。まだまだ闘いは続きそうな予感がしています(笑)。

他人に共感されないところや、独自のマイルール

よくマネージャーさんやメンバーに言われるのは『完パケニキ』。レコーディングした楽曲やMVなどが完成した状態を『完パケ』というのですが、僕、とにかくはやく完パケを聴いたり観たりしたいタイプで、マネージャーさんに「できあがっていますか?」と、早々に聞いてしまうんです。「もう少し待ってて」と言われても、結構しつこく聞いてしまうので『完パケアニキ』略して『完パケニキ』と呼ばれていて(笑)。僕だけがそう呼ばれているので、他の人とは違うOddな部分なのかも…(笑)。大切にしているマイルールは“人の目を見て話すこと”。昔、相手が自分の目を見て話してくれなかったことがあったのですが、その時に「この話にのっかって大丈夫かな?」「自信がないのかな?」と、聞きながら不安になってしまったんですよ。それからは、自分が話す時も、相手の話を聞く時も、しっかりと目を見ることを意識するようにしています。

Odd:風変わり
影山拓也

Eupholia:幸福

幸せを感じる時

心から“仕事をしている時”が一番幸せです。去年デビューをさせていただいてから、単独ライブや主演舞台など、昔から抱いていた夢の世界を経験させていただいていて。今回『Qrosの女』で連続ドラマに出演させていただき、またひとつ夢が叶いました。もちろん、まだまだ上を目指していきたいけれど、昔の自分が思い描いていた「こういうことをしたい」ができている今が本当に幸せです。

実現したい目標・夢

IMP.のメンバーでよく“キャンプに行きたい”と話しているので、『Qrosの女』の撮影が終わったらみんなでキャンプに行きたいです。定期的に車を出して行ってはいるのですが、今はメンバーそれぞれが忙しい時期で、みんなのスケジュールを合わせることがなかなかできなくて…。そろそろ冬キャンプの時期がやってくるので、みんなでキャンプに行くことが近々の目標です。

Realize:実現
影山拓也

影山拓也(IMP.)

かげやま たくや

6月11日生まれ。
未知なる可能性の種を育み、
多幸的な眼差しで一つひとつの経験を開拓してゆくDOER

テレ東系
ドラマプレミア23『Qrosの女 スクープという名の狂気』
毎週月曜よる11時6分~11時55分

原作:誉田哲也「Qrosの女」(光文社文庫)
出演:桐谷健太
   影山拓也(IMP.) 黎架 田村保乃(櫻坂 46)
   増子敦貴(GENIC) なえなの
   三浦孝太 川島海荷 /
   岡部たかし 哀川翔
脚本:服部隆
監督:守屋健太郎 上田迅 頃安祐良
音楽:遠藤浩二
製作:テレビ東京 松竹
制作協力:「Qrosの女」製作委員会

テレビ東京『Qrosの女 スクープという名の狂気』
Ⓒ「Qrosの女」製作委員会

Staff Credit
カメラマン:興梠真穂
ヘアメイク:晋一朗(IKEDAYA TOKYO)
スタイリスト:櫻井賢之[casico]
インタビュー・記事:満斗りょう
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