【大倉空人】 ドラマ特区『君となら恋をしてみても』火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』一歩踏み出す力を添える2つの物語ただただ、心が踊るほうへ

大倉空人

ドラマ特区『君となら恋をしてみても』
火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』
一歩踏み出す力を添える2つの物語
ただただ、心が踊るほうへ

分かったような顔をして、納得したようなフリをして、少しずついろんなことを諦める。「幸せでいてくれればいい」だとか、「誰にも迷惑をかけないように生きたい」だとか、〝綺麗ごと〟という名の防衛線を太く長く伸ばしながら――。それでも、心のいちばん柔らかいとこに注いでくるあたたかな〈希望〉からは、どうしても目を背けられない。「やっぱり届けたい」と願う〈恋心〉、「そばにいたい」と呟く〈愛〉、「輝きたい」と自分を諦めない〈挑戦心〉、今年の終わりが近づく頃、俳優・大倉空人が出逢ったのは〝恋〟と〝挑戦〟、2つの〈希望〉の物語。

MBSドラマ特区『君となら恋をしてみても』

ドラマ特区『君となら恋をしてみても』

―Introduction―

注目の次世代若手俳優によるW主演!!

総合エンタメアプリ「マンガPark」(白泉社)で連載中の窪田マル原作、「君となら恋をしてみても」=通称『なら恋』。今年「ちるちるBLアワード2023」の『BEST次にくるBL』では部門6位に選ばれるなど、今人気急上昇中の作品で、人気は国内のみに留まらず、韓国版のコミックスも発売。2023年7月にTVドラマ化が発表されて、注目が高まる中、W主演キャストとして、山菅龍司役に日向 亘・海堂天役に大倉空人が決定。もう真面目に恋なんてしないと諦めかけていた転校生の海堂天と、実家の食堂を手伝う世話好きで優しい同級生の山菅龍司が江の島で出会い、少しずつお互いを想い、惹かれ合っていく…かつてみたことのないほどの純粋で心温まる恋の物語にご期待ください!

―海堂天―

過去のトラウマを抱えながらも、龍司と出会い過ごしていくうちに次第に心を惹かれ、前を向いていく繊細なキャラクター。

大倉空人

ドラマ『君となら恋をしてみても』
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大倉空人

僕にとって新たなチャレンジとなる作品。たくさんの方が注目して観てくださる作品になるだろうと感じていたので、今回W主演というかたちでお話をいただけて嬉しかったです。同時に緊張感も強く、しっかりと考えて準備をしていかないといけないな、と思いました。

今回の原作は『なら恋』の愛称で人気のマンガ作品。
作品を読んで「ここは大切に演じよう」と、
心に留めたポイントを教えてください。

まず、僕自身マンガが大好きだからこそ、原作を愛読されている読者の皆様に対して「無礼のないようにしたい」と強く思いました。『海堂天』というキャラクターがどんな人間なのかをしっかりと理解するために、台本とマンガを交互に読みながら自分なりに紐解いていくようにして。マンガには登場人物たちの表情が描かれているので、台本からだけでは読み取りきれなかったものを読み取ることができ、天を理解するうえでとても助けられました。原作に描かれている“龍司と天が2人の世界をとても大切にしている姿”や、“男子高校生のピュアな青春の尊さ”を、ドラマでも大切に演じたいと思い撮影に臨みました。

ドラマ特区『君となら恋をしてみても』

役づくりで最初に意識したポイントはありましたか?

まずは“声のトーン”です。天は、中学生のときに自分の恋愛観を否定されてから「男の子に恋をしてはいけない、できない」と、遊びに逃げた時期がある人。その頃から“自分を作ること”を普通として生きてきたような気がして。そんな天の姿を原作と同じくらい、ドラマでも分かりやすく表現したいと思ったんです。なので、学校などで天が自分を作っているときは、普段よりも声のトーンを一個あげて話すことを意識していました。逆に何か核心を突くようなときや、素で言葉を発している場面に関しては普段の僕の声で話していました。

それを知ったうえで観ると、
私たち視聴者も、さらに天に近づける気がします。

上手くできているか分からないけれど、監督の松本(松本花奈)監督やプロデューサーの方とも丁寧に話し合いながら演じさせていただいたので、ドラマを観ていただく方たちにも伝わると嬉しいです。共演者の皆さんのお芝居と合わせながら『海堂天』という役を突き詰めていきました。

大倉空人

撮影を重ねながら、
「大倉空人が演じる『天』」を
大切につくっていかれたんですね。

そうですね。一度、原作者の窪田マル先生が現場に来てくださったことがあったのですが、そのときに「本当に天がいる」と、言ってくださったんです。僕、その言葉が本当に嬉しくて!正直それまでは、自然体で可愛い魅力を持っている『海堂天』という人間をちゃんと演じられているのか不安だったのですが、生みの親である窪田先生が僕の演じた天を見てそう感じてくださったようで、ものすごく安心しました。その言葉のおかげで伸び伸びとお芝居をすることができるようになりましたし、本当にありがたく忘れられない一言です。

すごく嬉しい言葉ですね!
台本とマンガ原作をどちらも読んだからこそ感じた、
撮影におけるこだわりはありましたか?

松本監督の撮られる画がすごく綺麗で、なかでも江の島の景色やグルメがとても美しく映っているところは、この作品ならではのこだわりのひとつだな、と感じました。綺麗な景色のなかで、龍司と天2人の関係性がどんどん濃くなっていく様子が一緒に描かれることで、作品の世界がより輝いているように感じられたんです。松本監督が以前「(このドラマを)五感で楽しんで欲しい」と、おっしゃっていたのですが、まさにその通りの映像美だな、と。

ドラマ特区『君となら恋をしてみても』

美しい江の島の景色とともに、
天と龍司の想いが優しく混ざってゆく
印象を受けました。
W主演の日向亘さんとのお芝居はいかがでしたか?

今回の作品には天のモノローグがたくさん入っていて、“間”のとり方がすごく難しかったにも関わらず、モノローグの入る“間”を想像して柔軟に対応している日向くんが素晴らしかったです。あと、天は龍司のひとつの行動、発言に一喜一憂するタイプの子だったので、ちゃんと龍司の一言一句を拾えるか不安だったのですが、日向くんがすごく繊細なお芝居をしてくれたおかげで丁寧に読み取ることができました。読み取りやすく、演じやすく、本当にありがたかったです。日向くんにも直接「ありがとう」と感謝を伝えました。

信頼関係を感じるエピソードですね。
松本監督とはどんなお話をされましたか?

松本監督はすごく僕たちに寄り添ってくださる方で、本読みの段階から「ここ、どうしますか?」「何か(イメージ)ありますか?」と、意見をたくさん聞いてくださったんです。そのおかげで、とても伸び伸びとお芝居をすることができました。日向くんや松本監督のほか、この作品のキャスト、スタッフの皆さんとご一緒できて本当に良かったと思います。

Dear LANDOER読者
From 大倉空人
ドラマ特区『君となら恋をしてみても』

この作品を愛読されている皆様、そして今回ドラマを通してこの作品に出会われた皆様、すべての方に男子高校生のピュアな青春の一部をお届けできたらいいな、と思い、監督、スタッフ、キャスト一丸となって作った作品です。ぜひとも江の島の景色とグルメ、そしてピュアな男子高校生の恋心をたくさん堪能してください。