【佐藤大樹】ドラマL『around1/4(アラウンドクォーター)』25歳の自分がもち続けた〈志〉がこの世界への〈執心〉を、再認識させてくれた

佐藤大樹

ドラマL『around1/4(アラウンドクォーター)』
25歳の自分がもち続けた〈志〉が
この世界への〈執心〉を、再認識させてくれた

around 1/4=25歳。大人ではなく、だからといって子ども扱いもされない、これから先の「大人として認識されてゆく自分」に向けてはじまる長いながいグラデーションに、とにかく必死で慣れようとする、そんな歳。子どもっぽい虚栄心と、好奇心、大人としてあろうとする理性と、既成観念、たくさんの感情やモラルに翻弄されながら必死で泳ぐ私たちは、やっぱりまだ“あの頃”のままで。どうして自分だけ――いや、そうじゃない。目の前にいる彼も、笑っている彼女も、みんな闘っている。揺らいでいる。もし孤独を感じ不安になったのなら、あなたもカフェバー「NONKI」の扉をそっと開けてみて。

ドラマL『around 1/4 (アラウンドクォーター)』

ドラマL『around1/4 (アラウンドクォーター)』

-Story-

カフェバー「NONKI」には、かつて学生時代にこの店でバイトをしていた5人がいつものように集っていた。それぞれ25歳になったが、店で会えばあの頃のようにワイワイと盛り上がる仲間たち。ベンチャー企業の広告代理店に就職し、営業マンとして働く康祐(佐藤大樹)は、その中の一人。いつものように5人が顔を揃えると、早苗(美山加恋)が高校時代から8年付き合っていた彼氏から、唐突に別れを切り出されたと淡々と話し始めた。彼氏とラブラブな明日美(工藤遥)、サパークラブで働く直己(松岡広大)、一つ年下の一真(曽田陵介)はそれぞれにちょっとした惑いを抱えながらも、顔を合わせればいつものように盛り上がる5人。その帰り際、康祐と二人で歩いて帰ることになった早苗。チャラい雰囲気の康祐に対して昔から苦手意識を抱いていた早苗だが、二人で話しているうちに、実は、8年のあいだ付き合いながらセックスの良さがわからないままだったと吐露。「今からふたりで試してみる?」。不意に出た康祐の言葉が、25歳で長い恋を終えた早苗に突き刺さる――。

-新田康祐-

ベンチャー企業の営業部。来る者拒まず、自由で陽気な性格。「万年セックスおばけ」と呼ばれるほど、周りからはチャラいと思われているが、4人には言えない悩みを抱えており…

佐藤大樹

主演 × 佐藤大樹

最初はとにかく「僕が先陣をきって、場を盛り上げます!」という気持ちでいたのですが、いざ撮影がはじまってみると、5人が揃うシーンがなかなかないうえに、僕自身も現場にずっといられるわけではなく「座長っぽくできてないな…」と、歯がゆい思いを抱えていたんです。そんな僕のことをスタッフさんたちが気遣ってくれて、撮影期間中、本当にたくさん助けていただきました。自分にできることを考えて、スタッフさんの分まで差し入れをしてみたり、現場が少しでも明るくなるように休憩時間にみんなで話してみたり、初めての座長としての現場は、皆さんに助けていただきながら、自分に何ができるのかを考える現場になりました。

佐藤大樹

佐藤大樹

佐藤さんの言葉から“現場愛”が伝わってきます。
今回の現場は、佐藤さんにとって
どのような経験になりましたか?

実は、自分が最年長だった現場は今回が初めてだったんです。いままでは最年少での参加が多く、皆さんに甘えて「楽しい!」といった感覚が強かったのですが、今回はそうもいかず(笑)。とはいえ、自分より年下のキャストの皆さんが大人っぽく教養のある方ばかりだったので、たくさん助けていただきました。僕にとっていままでにない経験をさせていただいた大切な作品、ここからはたくさんの方に観ていただくための宣伝活動に力を注ぎます!

佐藤大樹

「around1/4=25歳」という
年齢に重きを置かれている作品。
これまで以上に“年齢”や“世代”を
意識する部分がありましたか?

いままでの作品は実年齢よりも上の役を演じることが多かったのですが、今回の役に関しては自分が経験したことのある“25歳”という年齢で。自分の25歳の頃を思い出しながら康祐を作りあげることができたので、そういった意味では役作りがしやすかったかもしれません。ただ、登場人物たちが生きている25歳の世界に100%で共感することができたかと言われると、それは難しくて…。僕、25歳のときにはすでにこの業界にいたので、会社員の方たちの世界のことがリアルには分からなかったんです。台本を読みながら「こんな悩みを抱えているんだ」や「こんな生活をしているんだ」という発見がたくさんありました。

25歳の佐藤さんは
何に揺らぎ、何が心を占めていましたか?

僕の25歳の頃は、ちょうど世界中がコロナに見舞われていた年。LDH全体で「300本以上のライブをやろう!」と言っていたときに、コロナの影響で全公演が中止になってしまい、人生で一番どうしていいのか分からなくなっていました。とにもかくにも悔しい年だったことを覚えています。それまでいろいろな現場で積み重ねてきた経験を、25歳でバーッと爆発させたいと思っていたのに、そこから3年、ライブなどのエンタテインメントが止まらざるをえなくなってしまって。毎日、悔しさともどかしさと闘っていました。

佐藤大樹

佐藤大樹

耐えた3年を超え、
佐藤さんの中にあるエンタテインメントという存在に
〈変化〉はありましたか?

〈変化〉というよりは、〈再認識〉することができた3年間だったように思います。観客動員でのライブができない状況下でも、オンラインライブをやったり、音楽をリリースしたり、発信すること自体はやめずに頑張っていたつもりではあるのですが、社会全体を通して「ライブに行こう!」と外に出る気持ちが、どうしても以前より薄れてしまっている雰囲気を感じていて。そこから3年経ち、先日やっとライブツアーでお客様も声が出せるようになったんです。久々に皆さんの声を聞いて「エンタテインメントの力に敵うものはないんだな」と、再認識することができましたし、改めて僕たちが一番活きる場所はエンタテインメントの世界なのだと思うことができました。そこでやっと、悔しかった3年間を「必要な3年間だったんだ」と昇華することができたんです。

佐藤大樹

Dear LANDOER読者
From 佐藤大樹
ドラマL『around1/4 (アラウンドクォーター)』

“25歳”、その年齢をこれから通る方、通ってきた方、いろいろな年代の視聴者の方がいらっしゃると思います。これから25歳を経験する皆さんは「大人になったらこんなことが待っているんだ」や「こういった悩みを抱えている人がいるんだ」という発見に出会うことができると思いますし、もうすでに25歳を経験した方は「私もこんな経験したな」や、「実は周りには言えていないけれど、登場人物たちと同じ悩みをもっているな」と、共感できる部分があるんじゃないかな、と。キャスト5人が集まっているシーンと、一人ひとりがクローズアップされたときに見せる表情がまったく違うので、そういったカットにもぜひ注目していただきたいと思います。そして話が進むにつれて、前半の話を見返したくなるような仕組みも盛り込まれてきます。ぜひ、その仕組みまで楽しみながら観ていただけたら嬉しいです。若いキャストたちが生み出す、攻めた内容の作品でありながらも、限りなくリアルに近い『around1/4(アラウンドクォーター)』。いろんな登場人物に感情移入しながら楽しんでください。

佐藤大樹

佐藤大樹(28)

さとう たいき

1995年1月25日生まれ。
信念と礼儀、愛を重んじて
エンタテインメントの地に〈感動的〉な大樹を成すDOER

ドラマL『around1/4 (アラウンドクォーター)』

ドラマL『around1/4 (アラウンドクォーター)』
ABCテレビ(関西)毎週日曜よる11時55分~
テレビ朝日(関東)毎週土曜深夜2時30分~
※ABCテレビでの放送後、TVer/ABEMAにて見逃し配信

出演:佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS) 美山加恋
   工藤遥 松岡広大 曽田陵介
   藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 平岡祐太 ほか
原作:緒之『around1/4 アラウンドクォーター』(comico)
脚本:武井彩 粟島瑞丸 灯敦生 富田未来
主題歌:FANTASTICS from EXILE TRIBE
    「It’s all good」(rhythm zone)

Staff Credit
カメラマン:作永裕範
ヘアメイク: 中山伸二(CONTINUE)
スタイリスト:平松正啓(Y’s C)
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:古里さおり