【池松壮亮】
4つの
DOER’s Questions
LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。流れる社会のなかでしなやかな自分の軸を持ち、問いを繰り返しながらあらゆる糸口を表現してゆく池松さんは、まさに〈実行者〉。そんなDOER・池松さんに、LANDOER恒例の4つのマストクエスチョンをお伺いしてまいりました。

いま、闘っているもの
いまは、6月初旬からはじまる“大河ドラマ『豊臣兄弟!』の撮影”に向けて、心の準備をしているところです。撮影に向けた準備というのは、作品や役によってさまざまですが、どんな作品においても「よし、もう行ける!」という前向きな心構えをもって挑めるようにしたいと思っています。今回初めて、1年半にわたる長い期間ひとつの作品に向き合うということ、1クールのドラマや2時間の映画では描ききれない“一人の人間の〈生涯〉”を背負うということに、これまでとは違った重みを感じています。加えて、映画『フロントライン』では“名もなきヒーロー”を演じましたが、今回演じる豊臣秀吉はあまりにも有名すぎる人物。日々さまざまなインスピレーションや雑念や不安たちが頭を巡っています。それらと「どう手を繋いで、楽しんでいこうか」を模索しているところです。

他人に共感されないところや、
少し変わっているところ
自分では風変わりなところは“特にない”と思っているんです。なのに、なんでこんなに「変わっている」と言われるんだろう…(笑)。ちょっと世間とズレているらしく、「変わっているね」とよく言われてきました。自分にとってはこれが普通で、他人にはなかなか共感してもらえません(笑)。



幸せを感じる時
日々を振り返ってみると、“幸せ”が捉え方次第でさまざまところに散らばっている気がしています。現代は幸せを求めるスピードが速すぎて、「幸せだ」とそう簡単には感じられなくなっているのかもしれません。でも見渡してみると、例えば「いい天気だな」とか、小さな幸せはありがたいことに生活の中にたくさんあって。現代人の僕たちは、溢れかえる幸せビジネスに煽られて、「幸せとは」という疑念をもちこみすぎてしまっているのかもしれないとよく思います。

実現したい目標・夢
いまは正直、目の前に迫る大河ドラマのこと以外考えられないです。すでに実現したことでいうと、大河ドラマの撮影がはじまる前に“旅に行きたい”と思い、ずっと行ってみたかったスリランカと、15年ぶりくらいに伊勢神宮へ行きました。大河ドラマで豊臣秀長を演じる(仲野)太賀も、先日伊勢神宮に行ってきたそうで(笑)。豊臣兄弟2人で伊勢神宮に手を合わせたので、きっと大丈夫だろうと思っています。


映画『フロントライン』
6月13日(金)全国ロードショー
出演者:小栗旬
松坂桃李 池松壮亮
森七菜 桜井ユキ
美村里江 吹越満 光石研 滝藤賢一
窪塚洋介
企画・脚本・プロデュース:増本淳
監督:関根光才
製作:「フロントライン」製作委員会
制作プロダクション:リオネス
配給:ワーナー・ブラザース映画
ハッシュタグ #映画フロントライン

Staff Credit
カメラマン:YURIE PEPE
ヘアメイク:
スタイリスト:
インタビュー・記事:満斗りょう、Suzu.
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