【福田雄一×中川晃教】ミュージカル『サムシング・ロッテン!』〈好き〉の想いと信頼が導いた念願の再演ミュージカル愛がとまらない!創意を託し、遊びで応える二人のスペシャル対談

福田雄一×中川晃教

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』
〈好き〉の想いと信頼が導いた念願の再演
ミュージカル愛がとまらない!
創意を託し、遊びで応える二人のスペシャル対談

圧倒的な才能、圧倒的な脅威。目の前に立ちはだかるそれを見て、立ち止まるのは簡単だ。しかし、光を手にできるのは、自分の輝きを信じて歩み続けた者だけ。どんなに無謀なことでも、どんなにバカバカしいことでも、真剣に愛を注いでやり抜く──そんな姿勢こそが、人の心を動かす輝きと面白さを生む。時代の寵児シェイクスピアに挑んだニックと共に、全力の愛を持ち寄ってミュージカル『サムシング・ロッテン!』に命を吹き込む福田さんと中川さん。それぞれの情熱が重なり合い、古今東西のミュージカル愛が散りばめられた、最高にバカバカしいミュージカルが、再び舞台の上で輝きだす!

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』

-Introduction-

タイトルの“Something Rotten!“=サムシング・ロッテン!とは直訳すると「何かが、腐っている!」という意味。これはハムレットの一節”something is rotten in the state of Denmark.”を思わせるタイトルですが、本ミュージカルはこのように複数の戯曲、ミュージカル作品へのオマージュが随所に登場するコメディミュージカルです。1990年代にケイリーとウェインのカークパトリック兄弟のアイデアから始まり、2015年にブロードウェイにてオープンしました。当初はシアトルにて五番街劇場で試験興行する予定でしたが、内容が評価され、すぐにブロードウェイでの上演が決まり、現在は全米をツアー中です。「コーラスライン」、「アニー」、「レ·ミゼラブル」などの人気ミュージカル作品や、シェイクスピア作品を彷彿とさせるシーンの数々が、舞台·ミュージカルファンの心をくすぐるとして話題になり、2015年のトニー賞では9部門10ノミネート、うち1部門を受賞いたしました。今回は2018年の日本版初演から7年の時を経て、再演が決定いたしました。

-Story-

ルネサンス時代のイギリス。売れない劇作家であるニック(中川晃教)は弟のナイジェル(大東立樹/CLASS SEVEN)と共に自身の劇団を運営していた。時代の寵児であり、スーパースターの劇作家シェイクスピア(加藤和樹)にニックは対抗心をむき出しにするが、劇団運営に行き詰まり、妻ビー(瀬奈じゅん)の目を盗んで予言者ノストラダムス(石川禅)のもとを訪ねる。そして、彼のお告げに従い、世界初の歌って踊る「ミュージカル」を書こうと決意するのだった。その後もノストラダムスのもとへ通うが、出てくるのは頼りない予言ばかり…ヒット確実な作品タイトルは「オムレット」(実は「ハムレット」の間違い)だと言われ、ニックはミュージカル「オムレット」を生み出すために悪戦苦闘する。作家の才能を秘めている弟のナイジェルは、兄の言うことを聞きつつも「卵の物語なんか書きたくない!」と思い悩む。そんななか、出会った美しい清教徒の娘ポーシャ(矢吹奈子)と恋に落ち、新たなインスピレーションが生まれていた。一方、「ロミオとジュリエットに続く大ヒット作を書かねば」と人知れず思い悩んでいたシェイクスピアは、以前からナイジェルの才能に目をつけていて、彼からなんとか次作のアイデアを得ようと画策する。「トービーベルチ」と名乗る役者に化け、ニックの劇団に潜入し、後の大ヒット作となる「ハムレット」の土台となるアイデアをどんどん盗んでいくが…

演出 福田雄一
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ニック・ボトム役 中川晃教

『サムシング・ロッテン!』
×
福田雄一 中川晃教

LANDOER:2018年の初演以来、7年ぶりとなるミュージカル『サムシング・ロッテン!』の再演が叶いましたが、いまの率直なお気持ちをお聞かせください。

福田雄一(以下、福田):アッキー(中川晃教)とは初演が終わってからも『グリーン&ブラックス』(WOWOW、以下『グリブラ』)という番組で顔を合わせていて、会うたびに「またロッテンやりましょうよ!」と言っていたんです。しかし、「やろう、やろう」と言っている間にコロナ禍に突入してしまって。コロナ禍が明け、今回念願叶って再演することができて、とても感慨深いです。

中川晃教(以下、中川):7年越しの念願が叶いましたね!7年と聞くと長いようにも感じますが、案外あっという間だった気がします。

福田:本当だね。初演の景色を昨日のことのように思い出せます。

中川:僕もです。コロナ禍ってやっぱり辛かったじゃないですか。様々なエンターテインメントが止まってしまい、先の見えない日々が続いて。でも、そんなときだったからこそ『サムシング・ロッテン!』という作品の必要性を感じたんです。僕が演じる売れない作家のニックは、“シェイクスピア”という同じ時代に現れたスーパースター作家に対して憧れと羨望を抱きながらも、「自分はどうやったら輝けるのだろう」ともがいていく人。その「いまは冬の時代だけれど、いつかきっと春がくる」と信じる姿が、コロナ禍の「また必ず、再びみんなでミュージカル愛を炸裂させられる日が来る」と願う希望と重なったのだと思います。「やりましょう」と口にするのは簡単ですが、いまこうして実現できているのはたくさんの協力があってこそ。ここまで辿り着けたのは、本当にありがたいことですね。

福田:言い続けたら叶うものですね。本当に幸せです。

福田雄一×中川晃教

「この人とコメディをやりたい!」
福田雄一が惚れ込んだ、
アッキーの衝撃的な歌声と自由さ

LANDOER:お二人のそもそもの出逢いはいつだったのでしょうか?

中川:僕たちの初対面は、シアタークリエ楽屋口での立ち話でした。ちょうど僕がミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(2016年)の舞台稽古をしていたときに、福田さんが別の作品の打ち合わせで来られていて。まだお仕事でご一緒する予定はありませんでしたが、お名前はもちろん存じ上げていたのでご挨拶をさせていただいたんです。そのとき、福田さんが「『ジャージー』観たいです!」と言ってくださったことを覚えています。

福田:僕のアッキーファン歴は長いんですよ!きっかけはミュージカル『モーツァルト!』のCD。僕が初めて『モーツァルト!』を観に行ったときには、すでにキャストが(山崎)育三郎くんに代わっていたのですが、この作品があまりにも好きで、CDを買って車で聴いていたんです。すると「明らかにこの声は何かが違うぞ!」という歌声に出逢って。すぐさま奥さんに「この歌声は誰?」と聞いたら、「中川晃教さんという方だよ」と教えてくれました。そこからアッキーの歌声にハマり、毎日毎日車でCDを聴き込んでいましたね。そのときからずっと「この素敵な歌声をもつ方にお会いしたい!」という想いがありました。

福田雄一

中川:ありがとうございます(照)。その後、初めてお仕事でご一緒できたのは『グリブラ』でしたね!そう思うと、様々なジャンルの方が交わる『グリブラ』はいろいろな意味で交差点となる番組ですね。

福田:そうだね!『グリブラ』でアッキーにお会いしたときに、「なんて自由な人なんだ!」と思ったんです(笑)。一応台本はあるんですけど、基本的に守っていただけないスタイルで(笑)。(井上)芳雄くんも「アッキーは自由だな〜」と呟くほどでした。僕は自由に遊んでくれる人が大好きなので、そのときから「いつかアッキーとコメディをやりたい」と強く思っていましたね。

中川:いやいや(笑)。実を言うと、前日に届いた台本を覚えきれなかっただけなんです(笑)。芳雄さんをはじめ皆さんしっかり覚えてきているのに、不慣れだった僕はどうしても覚えきれず、ギリギリまで台本を持ちながら「ヤバい、どうしよう!」と思っていました。さらに収録中、福田さんが「一体どんな面白いものを見せてくれるんだ」という顔をして見ていらしたので、カットがかかるまで緊張に押し潰されそうでしたね(笑)。

福田:あはは(笑)。僕はそれからというもの、あの自由なコメディが大好きで忘れられなかったんですよ。だからこそ、『サムシング・ロッテン!』をやるとなったときも「アッキーにうってつけの作品だ!」と思いましたし、「アッキーに売れないダメ男をやらせたらきっと面白くしてくれるはずだぞ」という期待がありました。初演ではアッキーの自由な感じをそのまま乗っけてくれたので、本当に楽しかったです!

福田雄一×中川晃教

互いの〈好き〉が導いた再演。
尊敬と刺激で結ばれた、信頼のパートナー

LANDOER:中川さんは、演出家としての福田さんをどう感じられていますか?福田さんと作品を作ってゆく醍醐味などあれば教えてください。

中川:誤解を恐れずにいうと、いろんな意味で怖いです(笑)。というのも、やっぱり福田さんはすごい方なんですよ。僕は音楽やミュージカル畑の人間ですが、福田さんは“映像”という、もうひとつの大きなスケールの世界で闘われている方。一方で、ご自身はミュージカルが大好きで、やりたいとも思ってくださっている。そんな福田さんだからこそ、僕は一緒にやりたいと思ったんです。そしてその“ミュージカル愛”に導かれるようにして『サムシング・ロッテン!』でご一緒できて。せっかく願いが叶ったのだから、それを一回きりで終わらせたくない、という気持ちが今回の再演に繋がりました。福田さんが「もう一回やりたい」と思ってくださったからには、「自分にしか魅せられないコメディを臆せずやっていこう」──そんなふうに作品ごと自分を信じられるような、大尊敬する演出家であり、パートナーです。

福田雄一

LANDOER:対して福田さんは、中川さんという俳優をどのように捉えていますか?

福田:ミュージカル俳優って、ある意味“人間味を感じさせないこと”がベターなときがあるじゃないですか。たとえば、『黄泉の帝王トート』のような。お客さんも、この世のものではない雰囲気に夢を見たくてミュージカルを観にきていると思いますし。もちろんアッキーにもそういう部分はあるのだけれど、前回ニック・ボトム役をやってもらったときに、僕はアッキーがものすごく人間味を出してくれることに驚きを感じたんです。お客さんと同じ世界に降りてきてくれたといいますか。だって、スターであるシェイクスピアに対して「なんであいつが売れているんだ、僕はあいつが大嫌いだ」って言うんですよ。ここで、もしお客さんに「いやいや、あなたもカッコいいじゃん、売れてない人じゃないじゃん」と思われてしまったら、この作品の真実味が伝わらない。だからこそ、僕はアッキーのニックが大好きなんです。ミュージカル俳優さんでここまで降りてきてくださる方は本当に稀有。その「“人間味溢れるアッキーのニック”をもう一度観たい」という純粋な想いが、再演の一番の理由ですね(笑)。

中川晃教

1幕のナルシストが、2幕でガチ崩れ!?
まだ見ぬ“鏡合わせ”の加藤和樹に、
二人の期待が高まる

LANDOER:今回、シェイクスピア役を加藤和樹さんが演じられることに驚かされました。初演の西川貴教さんからまた雰囲気が変わりそうですし、加藤さんが一体どんなコメディをされるのか想像がつかない面白さがありますが、お二人はどのような期待をもたれていますか?

福田:カズッキー(加藤和樹)は、とんだ天然なんですよ。めちゃくちゃ面白い子なんです。

中川:とんだ天然!あはは(笑)。

福田:僕も最初、お顔の印象からクールな方なのかと思っていたのですが、『グリブラ』に来ていただいたとき、トークコーナーではカズッキーが一番饒舌で(笑)!お笑いが大好きな役者、という印象に変わりました。今回シェイクスピア役をやってもらうきっかけとなったのは、ミュージカル『ビートルジュース』の初演を観に来てくれたときに、何度もスクロールしなければ読みきれないほど長文の感想をくれたこと。ただ「面白かった」だけではなく、「僕も『ビートルジュース』をやってみたいけれど、きっと僕はジェシーくんみたいな面白いことが出来ないから悔しいです。でも、やっぱり僕は福田さんとコメディミュージカルをやりたいという気持ちがすごく強くなりました。」と伝えてくれて。それもあって、今回の再演を考えたときに一番にカズッキーが思い浮かび、すぐさま「『サムシング・ロッテン』再演するんだけど、シェイクスピア役やってくれない?」と声をかけました。1幕ではバリバリのナルシストなのに、2幕ではそれがガチ崩れする、というシェイクスピアのギャップを面白く演じてくれると思うので、いまからとても楽しみです。きっと稽古でも暴れてくれるんじゃないかな(笑)。

中川:僕も和樹さんがシェイクスピア役をやると決まった瞬間に、面白くなることを確信しました。今も想像するだけでニヤニヤしちゃいます。今年の年末年始は絶対にハッピーになれますね。

中川晃教

LANDOER:中川さんは加藤さんと色々な作品で共演されていますが、今回の共演をどう思われていますか?

中川:まず、共演する度に感じるのは、和樹さんは“不思議と相手役が求めるものに上手く変わってくれる方”だということ。役の〈核〉となる部分が通じあった瞬間に、一人では出来ないような芝居が出来たりするんですよ。今回は、僕が演じるニックが落ちぶれた役で、和樹さんが演じるシェイクスピアは優等生のような役。いままで僕らが演じてきた役とは逆の役割のように感じているので、鏡合わせのようなこの関係性がどうなるのかドキドキしています。また、先ほど福田さんが「2幕でガチ崩れするギャップが楽しみ」と仰っていましたが、僕も2幕でシェイクスピアが化ける劇団員“トービーベルチ”を和樹さんがどんなふうに演じるのか、純粋に楽しみです。西川さんが演じた初演の“トービーベルチ”は子役という設定でしたけれど、今回はどうなるんでしょうか(笑)。

福田:あのキャラクターは好き勝手作っていいからね(笑)。西川くんはバラエティが得意だからオモシロを全面に出してくれたけれど、カズッキーはきっとバリバリナルシストな1幕とガチ崩れする2幕のギャップを上手く演じてくれるはず。どんな劇団員に化けるのか、考えるだけでワクワクします。

中川:楽しみですね。初演でカンパニーのみんなと作り上げた土台の上に、和樹さんをはじめ今回のキャストの皆さんが乗っかったら一体どうなるのか。とても期待していますし、僕は1年先輩な分、頑張らなくてはならないですね!

福田雄一×中川晃教

Dear,LANDOER読者
ミュージカル『サムシング・ロッテン!』

From 福田雄一

福田:数年前、ほぼ同時に別々のプロデューサーから「『サムシング・ロッテン!』は福田さんがやるべきだと思います!」と勧められたことが、本作をやるきっかけになりました。「どんな話なの?」と聞いたら、「売れない劇団の座長に、予言者が『次はミュージカルが流行る』と予言するのだけれど、誤って『ハムレット』のことを『オムレット』と伝えてしまったため、座長が必死になってオムレツのミュージカルを作る話です」って。「そんな馬鹿な話があるの⁉︎」と衝撃的でした(笑)。でもそれと同時に、すごくいいなと思ったんです。こんなに敷居が低くて、小学生から大人までみんなが楽しめるミュージカルは滅多にないので、ぜひやらせていただきたいなと。だって、おしゃれな音楽に乗せて「オムレツ♪オムレツ♪」と歌い、最後には卵がオムレツになるんですよ!こんなにアホなミュージカル、他にあります(笑)?

中川:どこにもないですよね(笑)。でもそれを、僕らは真面目に作りましたね(笑)。

福田:本当に真面目に作ったよね(笑)。僕はバカみたいなミュージカルばかりやっているように見えるかもしれないけれど、心の底からミュージカルが大好きなんです。ブロードウェイや劇団四季にも足を運んで次から次へと観ていますし。そのミュージカルへの愛情を全て注ぎ込んで作り上げたので、自分でやっていても楽しいですし、お客さんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。

From 中川晃教

本作は、劇団員たちが必死にヒット作を作ろうとしている姿がミュージカルとなって展開されていきます。歌やセリフのなかに、ミュージカルを観たことがある方だったらピンと来るような、たくさんの名作や楽曲の要素が散りばめられているので、きっと、ミュージカル好きのお客様には「この作品、私たちが観ないで誰が観るの?」という気持ちになっていただけるはずです。一方で、福田さんをきっかけに、新しい入り口から本作を観にきてくださる方もいらっしゃると思います。初演のときは、ミュージカルが初めてという方にも「なんだこれ!」と喜んでいただけるような、全方位に向けた作品にしたいという想いで作品に臨み、結果的にたくさんの方に喜んでいただくことができました。あれから7年たち、今回はさらに多くの方に足を運んでいただけるのではないかと思っているので、また全方位のお客様に「この作品はちょっと別格だよね」と思っていただける作品になったら嬉しいです。福田さんは、高度なことをサラリとこなしながら、プラスアルファでまったく違うことを入れ込んでいかれる方。そして、歌や芝居のバランスを、俳優たちのポテンシャルを引き出しながら絶妙に料理してくださる演出家でもあります。そんな福田さんだからこそのエンタテイメントを、この時代に届けていくので、楽しみにしていてください。

福田雄一

福田 雄一

ふくだ ゆういち

7月12日生まれ。
愛情深くエンタテイメントを創出し、
唯一無二の“才気”と“遊び心”を解き放つDOER

中川晃教

中川 晃教

なかがわ あきのり

11月5日生まれ。
“深み”や“揺らぎ”も澄み渡る歌声で包み込み、
舞台の上で晃々と輝かせるDOER

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』

ミュージカル『サムシング・ロッテン!』
【東京】東京国際フォーラム ホールC 2025年12月19日(金)〜2026年1月2日(金)
【大阪】オリックス劇場 2026年1月8日(木)〜12日(月・祝)
出演:中川晃教、加藤和樹、石川禅、
   大東立樹(CLASS SEVEN)、
   矢吹奈子、瀬奈じゅん
   岡田誠、高橋卓士、横山敬
   植村理乃、岡本華奈、岡本拓也、
   神谷玲花、小山侑紀、坂元宏旬
   髙橋莉瑚、高山裕生、茶谷健太、
   横山達夫、吉井乃歌、米澤賢人
   小林良輔(スウィング)、
   七理ひなの(スウィング)
演出:福田雄一
作詞作曲:ウェイン・カークパトリック、
     ケイリー・カークパトリック
脚本:ケイリー・カークパトリック、
   ジョン・オファレル
翻訳・訳詞:福田響志

Staff Credit
カメラマン:KIE MURAI
ヘアメイク:松本ミキ
スタイリスト:Kazu
インタビュー・記事:満斗りょう
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