モクドラ『ケイ×ヤク–あぶない相棒–』
あぶない2人の
あぶない刺激にご注意あれ
時に、誰かとの出会いで人生が大きく動くことがある。ゆっくりと蛇行することもあれば、ハイスピードで揺らがされることも。2022年一発目、役者・鈴木伸之が描き出すのは真面目で真っ直ぐな公安捜査官・国下一狼。一狼の過去に鎮座する“とある事件”に触れる時、ヤクザの世界を駆けまわる奔放な獅子に出くわして―…。さあ、あぶない相棒たちと人生を揺るがす〈ケイ×ヤク〉を貴方にも。
モクドラ『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』
-イントロダクション-
公安警察官×ヤクザが禁断のバディに。闇に葬られた事件を追う秘密捜査は、次第に巨大な陰謀へ――契約で結ばれた2人が挑む“あぶないサスペンス”。3年前、未解決のまま突如幕引きされた失踪事件、通称「ジョーカー事案」。警視庁公安部の捜査官・国下一狼(鈴木伸之)は、捜査再開を訴え続けていたが、まったく別の任務を命じられる。指定暴力団若頭・英獅郎(犬飼貴丈)の内偵と監視。3年前に組に入ってから若頭まで上り詰めた、謎の多い人物だという。獅郎に接近する任務の過程で、ある驚愕の事実を知った一狼は、獅郎と偽りの“恋人関係”を結ぶことを決意。事件を追う2人の秘密捜査は、次第に国家を揺るがす事件、そして2人の運命とも結びついていく――
-国下一狼-
警視庁公安部に所属する捜査官。幼い頃に両親を失い、天涯孤独の身。3年前に起きた失踪事件の捜査が早々に打ち切られたことに納得がいかず、捜査再開を掛け合い続けている。容姿端麗、運動神経抜群でありながら、馬鹿がつくほど真面目で公務以外の人生の楽しみ方を知らず、恋愛経験ゼロ。一人暮らしが長く、料理などの家事も何でも器用にこなす。上司から指定暴力団若頭・英獅郎の内偵と監視を命じられる。
『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』× 鈴木伸之
最初に原作を読んだ時は、男同士のブロマンス要素があることもあって、率直に「一狼と獅郎、距離の近い描写がたくさんある原作だな」と感じたのを覚えています。ただ、それだけでは決してなくて。重く暗い過去を背負った主人公が、孤独になりながら過去の事件の捜査を進めていき、その先で自分とは正反対のキャラクター・獅郎と出会って生活を営んでゆく。ブロマンスと過去との対峙、ギャップのある2軸が面白い作品だと思いました。
そんなギャップのある環境に
身を置くこととなる一狼。
演じると決まった時、どう感じましたか?
扱っているテーマが重いので「大変な作品になるだろうな」というのは感じていました。原作が終わっていないこともあり、作品の結末がまだ分からないんですよ。なので、僕自身楽しみながらドラマの脚本をもらっている状況です。
27日(木)には第3話の放送がありますが
第3話の見どころは?
3話で初めて、目的のためにバディを組んだ一狼と獅郎の間に目的以外の部分で友情が芽生えるんです。お互いの心の距離が近づくシーンがたくさん出てくるので、そこは見どころとして注目していただきたいですね。
“馬鹿がつくほど真面目”だった一狼にも
徐々に変化が?
そうですね。獅郎と出会い、支えてもらうことで一狼の中でモヤモヤしていたものが徐々に解かれていくシーンが増えてきます。そこの一狼の変化も楽しんでもらえるんじゃないかな、と。
作中でも現場でもバディ(相棒)である犬飼さん。
犬飼さんとの撮影はいかがですか?
楽しいです。犬飼くん、すごく優しい方なので、和気あいあいと撮影をさせてもらっています。そして何より、僕の中では犬飼くんの演じる獅郎こそ「あぁ、獅郎だな」という印象があるんです。まだこれから後半の撮影が続くのですが、撮影後半戦も良いバディとして一緒に撮影を進めていきたいです。
作品を通して
お2人のバディを観れるのが楽しみです。
不良役、刑事役、様々な役をこなす鈴木さんですが
どの役にもどことなく
愛嬌が秘められているイメージがあります。
一狼の「愛嬌だな~」と思う部分って
どこかありますか?
一狼はすごく真っ直ぐだからこそ、周りを見えていない部分が多々あって。そんな一生懸命な中にお茶目さが垣間見えるところこそが、一狼の可愛らしい部分なのかな、と。作中のシーンで一狼のお茶目さが出ている部分は数少ないのですが、そういったレアな場面で彼の人柄の良さが観てくださる方々に伝わるといいな、と思っています。
まっすぐ過ぎるほど一生懸命な一狼。
一狼の捜査官としてのポリシーを
どう考えられましたか?
一狼が警察官になった理由は、20年前に命を奪われた両親の事件の捜査のため。事件をきっかけに捜査官になったら、次は自分の先輩が誘拐されてしまって。その2つの事件が関係しているんじゃないかと思って…と、「自分が本当に追いかけたいものを絶対に追い求める」という強い想いこそが一狼のポリシーなのかな、と思っています。
一狼のポリシーは、
獅郎と通ずるものでもあるのかもしれないですね。
一狼と獅郎、
2人はバディとして補い合っているのか、
はたまた刺激し合っているのかも気になります。
そうですね。今回のバディは“正反対の2人”という設定。今までの生活も育った環境も違う2人がひとつの目的のために動くことで、ギクシャクしていた関係値からお互いのことを知っていき、どんどんと“認め合ってゆくバディ”の姿を観ていただける物語になっています。
Dear LANDOER読者
about『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』
実はこの作品の“見どころ”を言葉にするとなると、ものすごく難しくて。というのも、一狼はひたすらに自分の両親の事件の真相を突き止めるために捜査を続けていくのですが、観てくださる方の中には一狼の人柄や可愛らしい一面などのキャッチ―な部分を求めている方が多い気がしていて。ただ、先ほども言ったように一狼のキャラクターを「こういう人だよ」と表現している描写が作中にはあまりないんです。真っ直ぐ真面目に捜査をして真実を突き詰めてゆく姿に重きが置かれているので、観てくださる方が“一狼に感情移入をする”というのは少し難しいんじゃないかな、と。だからこそ、物語全体を通して事件が解決されていく流れを楽しみながら観ていただきたいと思っています。
真っ直ぐで真面目な一狼を演じるうえで
「あえて人間性を出さない」という意識も
もたれているんですか?
原作の一狼は分からないですけど、僕はそう思って演じています。そんな一狼が獅郎によって変わっていく姿、2人の距離が近づいてゆくやりとりなども、是非、見どころとして楽しんでいただきたいです。
鈴木伸之(29)
すずき のぶゆき
1992年10月14日生まれ。
淡々と場を汲み取る賢明さと、
事変る役を染め上げる柔軟性で観る者の心の鈴を鳴らすDOER
モクドラ『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』
読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜よる11:59~
出演:鈴木伸之 犬飼貴丈
徳井義実(チュートリアル) 萩原みのり
松本利夫(EXILE) 吉村界人 /
栗山千明(特別出演)/ 眞島秀和 / 板尾創路
監督:波多野貴文 白石達也 蔵方政俊 日髙貴士
脚本:酒井雅秋 鹿目けい子 三浦駿斗 小川眞住枝
Staff Credit
カメラマン:YURIE PEPE
ヘアメイク:下川真矢(BERYL)
スタイリスト:jumbo(speedwheels)
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華