TBS系火曜ドラマ『君の花になる』
オーディションで集まった7つのタネ
蕾が開いてく、
新しい彼らのSeasonが始まる
美しく凛と咲く花。まるで最初からそこに咲いていたかのように、軽やかに蕾が開いたかのように、見る者に笑顔の花を生み出してくれる。けれど、最初から咲いている花なんてないし、最初から「咲く」と約束されているタネなんてない。人知れず、嬉しい、悔しい、哀しい、楽しい、数々の経験を養分に変え、決死の覚悟で土の中から顔を出すのだ。オーディションで選ばれた7つのタネが、それぞれの決意を胸にスポットライトのもと花開く時、私たちは満開の8LOOMに、きっと心奪われる――
TBS系火曜ドラマ『君の花になる』
-STORY-
「みんなを元気にできる、花のような先生になる」という夢を掲げて前向きに高校教師をしていた仲町あす花(本田翼)だったが、ある出来事をきっかけに挫折し、退職。姉・仲町優里(木南晴夏)の家に転がり込んで、優里が営むフードワゴンを手伝いながら、日々をなんとなく過ごしていた。そんな中、優里と恋人の三ッ谷満男(菊田竜大)が結婚することに。これを機に独立しようと決意したあす花は、「可能性あふれる若者をサポートする仕事です」と書かれた住み込み寮母の求人に飛びつく。しかしそこはなんと、デビューするも売れない7人組ボーイズグループ・8LOOM(ブルーム)の寮だった!しかもグループのリーダーは、かつての教え子・佐神弾(高橋文哉)で…。久々の再会を喜ぶあす花と対照的に、なぜかあす花に冷たく当たる弾。弾のほか、最年少だが精神年齢が高い成瀬大二郎(宮世琉弥)、最年長で男気がある古町有起哉(綱啓永)、しっかり者だがネガティブ思考の一之瀬栄治(八村倫太郎)、甘えん坊で自由人な桧山竜星(森愁斗)、一見クールだがド天然の久留島巧(NOA)、弟キャラで世話好きな小野寺宝(山下幸輝)と、グループのメンバーは個性的な子ばかり。同期でライバルグループのCHAYNEY(チェイニー)の活躍に焦る弾は、グループを引っ張ろうとするもうまくいかず…。そんな時、8LOOMは事務所の社長・花巻由紀(夏木マリ)から、半年後の契約更新は出来ないと告げられ―。ひと筋縄ではいかない、あす花と8LOOMの共同生活が幕を開ける!
-古町有起哉(ふるまち・ゆきや)-
メンバーカラー・青/メン花・ブルースター
感情表現がストレートで男気のあるグループ最年長。様々な苦労を乗り越え、やっとの思いでデビューを掴み取った努力家。弾とはある出来事により衝突していて……。
『君の花になる』 × 綱啓永
オーディションに受かってから作品の詳細を聞いたのですが、僕自身、初めての作品の形態でしたし、今までに観たことのない企画だったので「この作品でドラマ界に新しい風を吹かせたい」と思いました。初めて8LOOMのキャストで集まった時「このメンバーならきっと新しい風を巻き起こせる」と、自信が出たのを覚えています。
8LOOMのメンバー発表時のカウントダウン、
ドキドキしながら待っていました。
ファンの皆さんの反応は綱さんにどう映りましたか?
(発表が)ちょうどゴールデンウィークの時だったので、今から半年ほど前ですよね。僕の発表は5月4日。前日からめちゃくちゃドキドキしていました(笑)。有起哉役は8LOOMの中では2番目の発表だったのですが、ドラマの発表の時点で多くの反響があったことを知っていたので、「大丈夫かな…」と不安になっていて。発表になった後、たくさんの反響をいただいて安堵しました(笑)。
アーティスト写真もとても素敵でした。
ありがとうございます。ファンの方もSNSでメンションしてくださって、喜んでくれている感想ばかりだったので嬉しかったです。今まで僕のSNSでは、8LOOMのアーティスト写真のような表情や雰囲気の写真をあまり載せてこなかったので、解禁されるまで「ファンの皆さんの反応はどうだろう?」と思っていたのですが、皆さん、好きだと仰ってくださって。「あ、こういう表情も喜んでもらえるんだ」と、僕自身も発見でした。8LOOM を通して、新しい表情をファンの方に届けられているのが嬉しいです。
役者・綱啓永、アーティスト・古町有起哉、
それぞれの職業で感じた違いや共通点はありますか?
役者の仕事は、視聴者の皆さんにお芝居を観て「いいな」と思ってもらうことがほとんど。一方で、一時的にアーティストになって驚いたのはダンスで喜んでもらえたこと。今回、8LOOMの『Come Again』のダンスをTikTokなどに上げた時に、ものすごく多くの反響をいただいたんです。それは初めての経験でしたね。共通点でいうと、ファンの方たちは僕の挑戦にいつも肯定的で、何でも「すごい」「上手」といったポジティブな言葉をくださるんです。それは役者をしている時と同様、励みになっていますし、さらに頑張ろうと思うことができています。
以前、ラジオ『4 stand for DOER』
にご出演してくださった際に
「レッスンが大変」と仰っていましたが、
いかがですか?
最近はダンスレッスンよりも撮影がメインの日々になりました。というのも、今8LOOMのダンスの先生がアメリカに行かれていて。(※取材時)僕はダンスの経験がなかったのでそこまで知らなかったのですが、ダンスをしていた一之瀬栄治役の八村倫太郎は、その先生のダンスレッスンを受けていたこともあったらしく「韓国アーティストの振付もしている、すごい先生なんだよ」と聞いていました。今は準備期間から撮影の期間に入ったこともあり、ダンスレッスンが減り、撮影が多くなっているのですが、これから先、撮影と並行でダンスレッスンが入ってくるとなると…ちょっと大変な未来が見えますね(笑)。
今回は単に「アーティスト活動をする」ではなく、
「役を通してアーティスト活動をする」という
重なりのある役。
アーティストのパフォーマンスも
自身の役を意識したパフォーマンスに
なるものですか?
不思議な感覚ではあります。僕の場合は役を演じる時に「綱啓永にしか出来ない役」を目指して、自分が役に近づきながら役を自分に近づかせるタイプなので、パフォーマンス中もどこかしら“綱啓永”の要素が入っていると思います。ただ、人によっては「自分を消して役に入る」というタイプもいるので、そちらのタイプのメンバーのほうがパフォーマンス中の役の意識は強いかもしれないです。僕に関しては、今、ほぼ有起哉です(笑)。
「ほぼ有起哉」な
綱さんの演じる有起哉が楽しみです(笑)。
オリジナル脚本の今作、
各々のメンバーと役者がリンクする部分もあったり?
そうですね、当て書き(役者をイメージして役を描くこと)とまではいかなくとも、オーディションで出演が決まった後に脚本家さんとお話をさせていただいて、それぞれの性格を見た上で配役をしてくださっているので、みんな、役と近い部分があると思います。例えば「本人はポジティブだけど、役はネガティブ、だけどどこか近い」みたいな。そういった不思議な配役があるのも面白いな、と思いながら撮影しています。
Dear LANDOER読者
From 綱啓永
TBS系火曜ドラマ『君の花になる』
僕の演じる有起哉は、感情表現がストレートで感情の起伏が激しい部分もある子。メンバーといる時、マネージャーといる時、社長といる時、それぞれ違う表情を持っているタイプの男の子です。中でも、皆さんが相関図で気になっているであろう“銭湯の奈緒ちゃん(志田彩良)”と話す時の有起哉はすごく可愛らしいと思いますし、実際に現場でも「可愛い」という言葉をいただいているので、そこは見どころですね(笑)。是非、サイドストーリーとして楽しんでください。ドラマとしては、先ほども言ったように「新しい風を巻き起こしていけるような作品」になっていると思います。みんな、リアルにダンスや歌に挑戦していますし、文哉(高橋文哉)や僕はダンスも歌も未経験ながら頑張っているので、そういった空気感が作中にも出ているんじゃないかな、と。8LOOM の成長とともに、僕たち7人の成長も見守っていただけたら嬉しいです。ライブシーンなどはグッとくるものがあると思うので、そういった8LOOM としてのパフォーマンスも楽しみにしていて欲しいな、と思います。
TBS火曜ドラマ『君の花になる』
毎週火曜よる10時放送中
出演:本田翼 高橋文哉 宮世琉弥
綱啓永 木南晴夏 宮野真守 内田有紀
竹中直人 夏木マリ ほか
脚本:吉田恵里香 プロデューサー: 黎 景怡 宮﨑真佐子
劇中歌:8LOOM 8LOOM振付担当:RiNa
Staff Credit
カメラマン:作永裕範
ヘアメイク:大木利保、富樫明日香(CONTINUE)makeup仁平結紀
スタイリスト:鴇田晋哉
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華