【町田啓太】フジ木10『SUPER RICH』華やかな世界の片隅に咲く一輪の寂しさを繊細に紡いで

町田啓太A

フジ木10『SUPER RICH』
華やかな世界の片隅に咲く
一輪の寂しさを繊細に紡いで

「ありがたい」や、誰かを「尊重する」といった言葉はカタチになった途端に軽く聞こえてしまうことがある。その一方で、放つ〈言葉の質量〉が受け取り手の心を打つほど重い人もいる。町田さんもその一人。自分の深意を丁寧に言葉にのせる彼が語ってくれた『宮村空』という男。町田さんの胸中に咲く「思いやり」が、じんわりと浸透したインタビューをスーパーリッチにお届けいたします。

フジテレビ木曜劇場『SUPER RICH』
(10月14日22時8分スタート)

SUPER RICH

-あらすじ-

氷河衛(江口のりこ)は、電子書籍を手がけるベンチャー企業『スリースターブックス』の代表取締役CEO。裕福な家に生まれ、これまでの人生においてお金に困ったことは一度もない。「お金があれば何事も解決できる」と考え、より多くの利益を出すため、せわしなく働く日々を送る衛。その年を代表する女性起業家に贈られる”プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー”を受賞するなど社会的に評価されている衛だが、幼少期に両親を亡くしたさみしさや悲しみから心を閉ざし、お金はあるけれど愛に飢えた人生を過ごしていた。友人もなく孤独な衛が唯一心を許した相手が、大学時代に出会った一ノ瀬亮(戸次重幸)で、彼と二人三脚で立ち上げ成長させてきた『スリースターブックス』は、衛にとってまさに人生そのもの。しかし、会社をより大きくするため奔走する衛の前に、会社の経営を揺るがすような危機が次々と訪れることに…

-宮村 空-

「スリースターブックス」の人事責任者で、衛の秘書のような役回りをしている人物。しっかり者でクールな性格だが、誰よりも衛のことをリスペクトし、忠誠心を持っている。ビジネスでもプライベートでも破天荒な衛を冷静に受け止め、彼女の右腕としていつもそばで支えており、衛からも絶大な信頼を置かれている。衛のためなら何でもするという姿勢に、周囲からは“忠犬”と言われることも。彼がそこまで彼女に尽くすのには、過去のある出来事が関わっているようで…。「私が今まっとうに生きているのは衛さんのおかげ」と口にする彼の過去にもご注目を。

町田啓太A

宮村空×町田啓太

宮村は江口さん(江口のりこ)演じる衛さんと一ノ瀬亮の設立した会社の人事担当者で、秘書的な役割を担っている人物。そして、衛さんに対して尊敬心と敬愛心がすごく強い人物でもあります。それは何故か…物語が進むうちに分かってくる彼の過去が肝になってきます。宮村には衛さんのように「強くなりたい」「強くありたい」という想いが根本にあるんです。凛としていて、自分の意思をしっかりと持っている衛さんを尊敬している。それと同時に宮村は自分自身の弱さをよく分かっているんですよね。彼自身が自分の弱さと対峙して、物語の中でどう成長していくのかにも注目していただきたいと思います。

公式Twitterでビジュアルの撮影イメージは
「厳しさの奥に寂しさや優しさがある」だったと
書かれていました。

ちゃんと出来ていたかは分からないのですが(笑)。作中では、そういったところも丁寧に表現していきたいと思っています。

カッコイイ女性として描かれている衛ですが、
町田さんの思う「カッコイイ人」はどんな方ですか?

男女関係なく、人に対して愛情を持っていて、尚且つ自分の意見もしっかり持っている人ですかね。「何が良くて、何が悪いのか」その判断がちゃんとできる人はカッコイイと思います。きっとそれって「相手を尊重する」ことにも繋がると思うんですよ。自分に嘘をつくことなく「良い」「悪い」の一本軸を持って、実際に行動に移せている人に魅力を感じますね。

実行することが
実は一番難しいことなのかもしれないですね。

町田さんは宮村のように
「この人についていきたい」と
思ったことはありますか?

お会いする方に対して「素晴らしいな」や「どういった考えを持っているんだろう」と感じることはあるけれど、「ついていきたい」と思ったことはないかな。というのも、そもそも自分の中に「誰かについていく」という気持ちがないんですよね。宮村の「衛さんについていく」という選択肢こそが彼の弱さの象徴であり、乗り越えるべきところなのかもしれないな、と思います。「ついていく」って聞こえは良いですけど「頼りきっている」ということでもあるじゃないですか。相手の為のように見えて自分の為というか。尊敬できる方たちから学んだうえで自分の意思で行動していく、というのが僕のスタイルです。

町田啓太A

宮村がどんな選択肢をとっていくのか楽しみです。
今作のタイトル『SUPER RICH』にちなんで、
町田さんにとって〈RICH〉とはなんですか?

学生の頃は物理的に「リッチ=お金持ち」だと思っていたのですが、だんだんと「心が豊かであるかどうか」が大事だと感じるようになってきました。人によって感じ方の大小はあれど、日常の中で人間的な幸せを感じられることが「真のリッチ」なんじゃないかな、と思いますね。もちろんお金を頂けるのが「リッチ」という感覚もあると思います。でもそれってお金の分だけ「ありがとう」の気持ちを頂いている気がして。そう考えると物理的な「リッチ」も人間的な幸せに繋がるんですよね。

町田啓太A

今回、春野優(赤楚衛二)は
作中で節約を頑張っていますが、

町田さんなりの節約術って何かありますか?

手っ取り早いのは「無駄に買わない」ってこと、それが一番(笑)!もちろんできない時もあるのですが…(笑)。あとは、実家が田舎なのでお米や野菜を送ってもらったりしています。節約とは違うんですけど、すごく助かっていますね。

ほっこりするエピソードですね!
では、現場のお話も…
今回の現場で感じる「こだわり」を教えてください。

今回はオリジナルストーリーなので自由度が高い分、いろんな選択肢を自分でチョイスしていかないといけなくて。原作ありきの物語だと大枠が決まっているので、そこに沿って考えることができるのですが、オリジナルストーリーだと各々の役者がどう演じるかによって、自分の役の在り方がかなり変わってくるんです。最初からすべての台本を貰っているわけではないので逆算もなかなかできない状態で。まず「宮村空はどんな人物なのか」をつかむために、ドラマで描かれているより前の宮村を構築することを考えました。そこで出てきた疑問点をマネージャーさんを通してプロデューサーさんに質問させていただいたら、僕が質問した10倍以上の答えが返ってきて!その丁寧さに救われましたし、『SUPER RICH』という作品に対する想いの素晴らしさに感動しました。現場でも僕のやった芝居を見て「そういう感じもあるね。後半の台本直します。」と言ってくださったり、「みんなでこの作品を作っていこう」という想いが色濃く出ている現場に参加できているのが本当に楽しいです。もちろんその分の難しさもあるのですが、「物作り」に没頭できる嬉しさが勝っています。

町田啓太A

『SUPER RICH』に込めた〈声〉

個人的には衛さんと宮村の関係性がどうなっていくのか、そして彼の立ち位置や成長に注目していただきたいと思います。作品に関しては、素敵なキャストの方々が演じるたくさんの個性派キャラクターに注目していただきたい。各々の「リッチ」に対する価値観や、物語を通して変化していく姿を僕自身も今から楽しみにしています。何より「リッチ」を先頭で表現していく江口さん演じる衛さん、撮影現場で見ていても、最高に素晴らしく、最高に面白いです。作品を観てくださる皆さんには「リッチ」に対する心の在り方を追体験してもらいつつ、今作が「リッチって何だろう?」と考えるキッカケになれたら嬉しいと思います。僕も『SUPER RICH』の一員として頑張っていくので、楽しみにしていてください。

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町田啓太(31)

まちだ けいた

1990年7月4日生まれ。劇団EXILEのメンバー。
〈真心〉で織り成された所作と言葉で
触れる人々の心に凛とした風を吹かせるDOER。

SUPER RICH

フジテレビ木曜劇場『SUPER RICH』
10月14日よる10時8分スタート(初回15分拡大)

毎週木曜よる10時
出演:江口のりこ 赤楚衛二 町田啓太
   菅野莉央 板垣瑞生 嘉島陸 
   野々村はなの 茅島みずき/ 
   矢本悠馬 志田未来 中村ゆり/
   戸次重幸 美保純 古田新太 松嶋菜々子
脚本:溝井英一デービス

Staff Credit
カメラマン:田中丸善治
ヘアメイク:KOHEY 
スタイリスト:石川英治
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華