4つの
DOER’s Questions
LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。難解な壁にも怖気づくことなく挑戦を続け、芝居の世界でどこまでも真摯に切磋琢磨する野村さんと佐藤さんは、まさに〈実行者〉。そんなDOERのお2人に、LANDOER恒例の4つのマストクエスチョンをお伺いしてまいりました。
いま、闘っているもの
野村祐希(以下、野村):“闘っているものは“朝”です。本当に起きられなくて…。家を出る1時間前にアラームはセットしているのですが、結局起きるのは出発15分前という(笑)。
LANDOER:冬だとなおさら寒くて起きられないですよね…。いまのところ勝率はいかがですか?
野村:いまは稽古があるので、100%勝っています。ただ、仕事のない日は昼過ぎまでずっと寝てます(笑)。
佐藤峻輔(以下、佐藤):僕は“台本”です。舞台の台本は通常1冊だと思うんですけど、今回は2冊あって。主演の福士さん(福士誠治)も「この量はすごい…」とおっしゃっていました(笑)。稽古でメモをとる際も本当に大変です。
野村:昨日もちょうど、稽古場でそんな話をしていたよね(笑)。小説1冊を丸ごと覚えるような感覚です。
他人に共感されないクセや、マイルール
佐藤:“朝、カフェオレを飲むこと”かな。ホットにするかアイスにするかはその日の気分で決めるようにしているのですが、気づいたらここ1年くらいずっと続けています。家にはストックもあるし、今日のように朝から仕事の日はコンビニに寄ってカフェオレを買っています。僕にとって欠かせないルーティンです。
野村:僕は、“グミなどの袋物のお菓子を見ると、手に取って振ってしまうこと”です。コンビニに行ったときなど、なぜか毎回振っている自分がいて…。
佐藤:振ったら買うんですか?
野村:買うときもあるし、買わないときもある(笑)。「どうしようかな」と悩んでいると、自然と振っちゃっていて。周りに誰かいるときは注意されます(笑)。自分としては完全に無意識なので、指摘されて気づくという…。
佐藤:それは確かに共感できないクセです…(笑)!
幸せを感じる時
野村:“アラームをかけずに寝るとき”です。
LANDOER:その前の日くらいからもう幸せですよね。「明日はアラームが鳴らない…!」と。
野村:そうですね。ちょうど昨日がオフだったので、一昨日の夜から幸せでした(笑)。
佐藤:僕は、“何も考えずに食べてお酒を飲むとき”です。何にも追われていない感じがたまらないんですよね。どこかで区切りを設けて、「今日は食べて飲むぞ」という時間を作るようにしています。
実現したい夢・目標
野村:“スカイダイビングをしたい”です。ずっと「やってみたい!」と思っていて。
佐藤:あれって免許とか要るんですか?
野村:いや、何も要らないみたい。
佐藤:そうなんだ!
LANDOER:空から落ちているときに人生観が変わるらしいですよ…!
野村:へえー!でも確かに、何に対しても寛容になれそうですよね。自分はこんな広い世界に住んでいる、こんなちっぽけな人間なんだから…と(笑)。
佐藤:僕は“ドバイに行く”ですね。仕事でドバイに行ったときのことを友人から聞いたのですが、それこそ「世界が変わるぞ」と言っていたんです。その話を聞いてから、いつか行ってみたいと思っていて。
野村:どうして世界が変わるの?
佐藤:まず、建物がとにかく高く景色が全然違うらしいんです。ドバイの社会の中で富裕層側に回ると、税金などの縛りもなくなって、日本よりもより自由を感じられるのだとか。例えば、普段だったら「高い…」と感じる3,000円のランチも、ドバイにいると高いとは思わないらしくて。友人は「日本にいるときのちっぽけな自分が嫌になった」と言っていました(笑)。ずっと、とは言わずとも、その開放的な感覚をいつか僕も味わってみたいんですよね。
野村:でも、スカイダイビングなら空から世界を見下ろせるんだよ。世界の中にはドバイも含まれてるし…。
佐藤:それは確かに羨ましいけれど、僕は高いところが駄目なんです…(笑)。
舞台『インヘリタンス-継承-』
東京芸術劇場 プレイハウス:2024年2月11日(日)〜2月24日(土)
ほか、大阪・北九州公演あり。
作:マシュー・ロペス(E・M・フォースターの小説「ハワーズエンド」に着想を得る。)
演出:熊林弘高
出演:福士誠治 田中俊介 新原泰佑
柾木玲弥 百瀬朔 野村祐希 佐藤峻輔
久具巨林 山本直寛 山森大輔 岩瀬亮
篠井英介 山路和弘 麻実れい(後編のみ)
Staff Credit
カメラマン:小川遼
インタビュー:満斗りょう
記事:小嶋麻莉恵、満斗りょう
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