【柏木悠(超特急)】ドラマ特区『ゴーストヤンキー』単独初主演でとびこんだのは、昭和×幽霊の「ありえない!」世界わんぱくな彼らの想いを遂げるため、時計の針が動き出す!

柏木 悠

ドラマ特区『ゴーストヤンキー』
単独初主演でとびこんだのは、
昭和×幽霊の「ありえない!」世界
わんぱくな彼らの想いを遂げるため、
時計の針が動き出す!

目に見えない世界、見たことのない時代、出逢ったことのない人、日常的には「ありえない!」ことを疑似体験できることが〝芝居の楽しさ〟だとお話してくれた柏木さん。そんな柏木さんが『風町トゲル』を演じて見た世界は、まさに「ありえない!」の連続。ありえない世界でありえない出逢いを果たしたトゲルの目に映ったのは、誰も見たことのない他校の闘い・・・いや、他界の闘い・・・?さぁ、わんぱくな決闘がファンキーに開幕です――!

ドラマ特区『ゴーストヤンキー』

ドラマ特区『ゴーストヤンキー』
©「ゴーストヤンキー」製作委員会・MBS

-あらすじ-

けがで陸上選手の夢を絶たれた主人公・風町トゲル(柏木悠)は人生に絶望し、「一生…死んだように生きるくらいなら…」と無意識に車の前に飛び出し―気がつくと“幽霊”になっていた。突然の出来事に戸惑っていると、約40年前に死んでからいまだに成仏できていないという昭和ヤンキーグループ「わんぱく団」の吾郎(福澤侑)、順平(小坂涼太郎)、チッタ(寺坂頼我)と出会う。一方、吾郎ら「わんぱく団」と仲間だったバーチ(石川凌雅)は、霊界で悪さをする“暴霊族”の一員になっていた。トゲルはいまだに昭和に取り残されたバカでアツいヤンキーたちに、ジェネレーションギャップを感じながらも、だんだんと仲間意識が芽生えはじめ――

風町トゲル

ドラマ特区『ゴーストヤンキー』

2005年生まれの高校3年生。陸上で致命的な怪我をしてしまい、夢を絶たれ、吸い込まれるように、走行中の車の前へと飛び出してしまう。今どきの現代っ子で、昭和ヤンキーの『わんぱく団』にアツさに、ジェネレーションギャップを感じている。

初単独主演 × 柏木悠

初の単独主演のお話をいただいたときは、楽しみと同時にプレッシャーもかなり感じました。正直、楽しみ4割、プレッシャー6割くらいの気持ちだったのですが、僕の初主演の決定を家族がとても喜んでくれているのを見て「プレッシャーを押しのけて頑張らないと!」と、気合いが入って。撮影が近づくにつれて楽しみの割合が増えてきたので、結果、良い臨み方ができたんじゃないかな、と思います。

柏木 悠

柏木 悠

風町トゲル × 柏木悠

トゲルは令和の時代を生きている、僕と同世代の高校生。あまり役づくりをせず撮影に臨むほうがいい気がして、あえて外見も中身も変えずに演じさせていただきました。作中で幽霊になった後に『わんぱく団』という昭和のヤンキーグループに出会うのですが、彼らから昭和の価値観や情報について教わるときも、リアルな初見の反応をしたかったので、下調べはせずトゲルと同じタイミングで知ることを意識して作品に入っていました。

作品を通して初めて知り、驚いた
“昭和のヤンキー知識”はありますか?

台本にあるセリフなど調べてみると、現代ではありえないような情報が出てきて…!「こんなものがあったんだ」と、ヤンキー情報を知ることができてとても面白かったです(笑)。僕世代の学生たちにも、何かしら思春期なりの反抗のようなものが存在していたとは思うのですが、ヤンキーには出会ったことがなく、他校同士の喧嘩など、見たことのないものばかりでとても新鮮でした。いろんな時代があったことをコメディ要素強めで伝えられる作品になっていると思うので、世代問わず楽しんでいただけると思います。

ドラマ特区『ゴーストヤンキー』

昭和×令和が入り乱れる物語ですが、
柏木さんご自身が
「僕のここは現代っぽくない」と
思う面はありますか?

僕、本当に流行に疎いタイプなので、そういったところは現代っぽくないのかな、と思います。周りの方によると最近は、何だったっけな…何かアプリなどが流行っているらしいのですが、僕はまったく知らなくて…(笑)。

次から次へと
新しいものが生まれていますものね(笑)。
撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

現場の方々がとても優しくお力添えをしてくださってありがたかったです。朝、みんなのテンションがまだ上がりきっていないときでも「今日も頑張ろう!」と、声がけをして気持ちを引き締めてくださったり、芝居に集中できる雰囲気をつくってくださったり、現場の皆さんのあたたかさにカバーしていただいた現場でした。共演者のなかには年齢の離れている方もいらっしゃったのですが、歳の差を感じないように優しく接してくださったおかげで、僕のほうから積極的にいかせていただくこともできて。スタッフさんにも、キャストの皆さんにも、本当に感謝しています。

柏木 悠

柏木 悠

トゲルは陸上選手の夢を絶たれて
絶望を感じている青年、
一方で柏木さんは
〈夢〉に突き進まれているイメージがあります。
柏木さんが未来を選ぶ際に
“大切にしていること”を教えてください。

僕、実は「やりたくないことをやってみたら、めちゃくちゃ楽しかった」で進んできたタイプなんです。この業界もそう。ダンスもやりたくない、演技もやりたくない、業界にも入りたくないと思っていたのに、いざやってみたら全部、めちゃくちゃやりがいがあって楽しくて。まだまだ人生を語るには経験が浅いけれど、「最初はやりたくないと思ったことでも、やってみて判断する」という、これまでの経験で培った学びは今後も大切にしていきたいと思いますし、もし迷っていることがあるのなら、皆さんにもまずはやってみることをオススメします。

最初はやりたくなかった演技にも
いまでは果敢にチャレンジされていますが、
だんだん見えてきた“芝居の楽しさ”はありますか?

いちばんは“体験できないようなことを疑似体験できる楽しさ”ですかね。今回の作品もそうですが、芝居を通してたくさんの経験、価値観を理解することができるので、少しずつ俯瞰的な考え方ができるようになってきた気がします。芝居は各々の人の気持ちにならないとできないもの。常に演じる役の気持ちになって考えることで、僕自身の価値観もさらに広げていければいいな、と思っています。

柏木 悠

Dear LANDOER読者
ドラマ『ゴーストヤンキー』
From 柏木悠

見どころは何といってもアクションシーン。カメラ割にとてもこだわられていたので、迫力のあるシーンがたくさん観られるんじゃないかと思います。同時に、友情もの、コメディものの要素も観ていただきたい部分です。トゲルと『わんぱく団』のみんなを観ていると、楽しい気持ちになったり、青春を感じたりできると思いますし、昭和世代の方々には懐かしんでいただけるとも思います。僕世代の皆さんには「こんなものがあったんだ」といった発見もあるはず。世代ごとに感じ方や捉え方が変わる作品だと思うので、幅広い世代の方に観ていただいて「面白い!」と感じていただけたら嬉しいです。

柏木 悠

柏木 悠(超特急)

かしわぎ はる

3月31日生まれ。
春の陽気を纏う愛らしさと、火の国に息吹く根性
相反する素質を無造作に従える魅了的なDOER

ドラマ特区『ゴーストヤンキー』
2024年4月18日(木)放送開始
MBS:24時59分~/テレビ神奈川:23時30分~
その他、詳細は公式HPをチェック

出演: 柏木 悠(超特急)
    石川凌雅 福澤 侑 小坂涼太郎 寺坂頼我
    阿久根温世(ICEx) 早乙女友貴
    高橋怜也
    高野 洸
    和田聰宏
監督:永江二朗 しばざきひろき
脚本:我人祥太

ドラマ特区『ゴーストヤンキー』
©「ゴーストヤンキー」製作委員会・MBS

Staff Credit
カメラマン:加藤千雅
ヘアメイク:Shinya Tokita
スタイリスト:佐鳥麻子
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:Mo.et