1st写真集『キセキ』
明るい道と暗い道
どちらの道も大事な〈軌跡〉
共に走ったバディに届ける「奇跡の一冊」
「お日さま」みたいな人だな。初めて彼を見た時に感じたこと。燃え滾る灼熱の太陽ではなく、冬の寒さを柔らかく溶かしてゆく、穏やかな陽気を放つ「お日さま」。陽が届く場所では、みんなを笑顔にするべく最大限の眩しさを纏い、陽が当たらない場所では、静かな木漏れ日を生み出しそっと手を差し伸べる。己の闘いなどなかったかのような微笑みで、周囲を照らす強い人。彼のやさしさ、彼の明るさ、そして強さの軌跡を追想する時、今、この時代に出逢えた奇跡が幾倍にもなって光り輝く――
小川史記1st写真集 『キセキ』
いま大注目の10人組ダンス・ボーカルグループ『BUDDiiS』で、リーダーとして活躍する小川史記。まるで29歳とは思えない可愛いビジュアルから「奇跡の29歳」という代名詞を持つ彼が、自身30歳の誕生日である2024年11月21日に1st写真集を発売。「可愛い」「メロい」といわれる彼ならではのビジュアルはもちろん、これまで見せたことのない大胆な肌見せショットや水に濡れたセクシーなカット、スーツ姿の大人の色気が溢れるカットなど、多彩なシチュエーションが満載！発売日に30歳を迎えることから、この写真集をもって奇跡の29歳は見納めになるため、ファンにとって29歳最後のビジュアルを余すことなく堪能できる。タイトル「キセキ」には、「奇跡」の29歳と、これまでの「軌跡」を掛け合わせた2つの意味が込められており、30歳という新たなステージへの象徴として特別な意味を持ち合わせている。インタビューでは、初めて語る今までの軌跡、EXPG時代の秘話や、ファンへの想い、そして今後の展望を語るなど、30歳という節目にふさわしいパーソナルな内容を詰め込んだ、ファン必見の一冊！
1st写真集 × 小川史記
僕、27、28歳くらいの時から、マネージャーさんやファンの皆さんに「写真集を出したい」と言っていたんです。20代でしか出せないような雰囲気だったり、表情だったりを残しておきたかったんですよね。でも、例え写真集が難しかったとしても「20代が終わるタイミングで、何か残したい」という漠然とした想いはもっていて。そこに突然「写真集を出しませんか？」というお話をいただいたんです（笑）。僕にとっては、ずっと掲げてきた一つの夢。めちゃくちゃびっくりしたのですが、同じくらいめちゃくちゃ嬉しかったです。写真集を作るのなら「これまでの自分のルーツや、それに基づく〈軌跡〉のようなものも織り交ぜたい！」と思い、昔やっていたバスケを撮影のシチュエーションに加えていただくなどして、現在の僕とこれまでの僕が分かる一冊を目指しました。
大切な一冊、
決まった時、誰に一番に報告したかったですか？
ファンの皆さんに報告したかったです。僕、普段から“お仕事の匂わせ”が好きなタイプで、「楽しみにしていてね！」みたいなことを言いたがりなんです（笑）。写真集のお話をいただいた時も、多分すぐに「今日めちゃくちゃ良いことあった」と、匂わせていたと思います（笑）。誰よりも一番にファンの皆さんに伝えたかったんですよね。
隠しきれずワクワクしている小川さん、
とてもチャーミングです（笑）。
『キセキ』というタイトルに基づいて、
撮影中に「僕、奇跡だな」と
思うような瞬間はありましたか？
やっぱり「溺れフミノリ」ですかね。水の中に顔を埋めているカットなのですが、実はこの撮影中、シンプルに溺れかけているんです（笑）。どのくらい水の中に入るかの塩梅が難しく、カメラマンさんに「一回入っちゃおう！」と指示をいただいて、潜ってみたら「うわー！」って（笑）。そんなハプニングの瞬間を収めていただいたうえに、そのカットがちゃんと作品として掲載されているのは奇跡だと思います（笑）。そう考えると、今回の写真集は奇跡の一瞬を逃さずに撮っていただいた“奇跡カット”が多い気がしますね。
中でもお気に入りのカットはありますか？
一番のお気に入りは“砂浜、裸ジャケット、手にブーツ”、これです。撮影前にいろいろと参考カットを出していただいたのですが、その中に、青年時代の舘ひろしさんが砂浜で裸にジャケットを纏って、手にブーツを持たれているカットがあって、それを見た瞬間「これがやりたい！」と。手にブーツが本当にカッコよくて…最高のカットになりました。
渋くて素敵です。
では、印象に残っている撮影は？
印象に残っているのは草原での撮影。本当に虫が苦手で、そこでの撮影の時もずっと虫が気になっていました…（笑）。とても綺麗で最高なロケ地であると同時に、きっと虫の宝庫でもあるんです。目視で虫の姿は確認できなかったのですが、いないワケがないんですよ（笑）！本当に頑張りましたね…（笑）。あとは、自分で自分の誕生日をお祝いしているカットの撮影。実はこの時、BUDDiiSの『The One』の映像を観ているんです。自分の映像を観ながら「キャー！」と言う撮影は新鮮でした（笑）。
確かに、なかなかない経験ですね（笑）。
今回の写真集は
「ファンの方への愛」が詰まった一冊に
なっていると感じました。
小川さんにとってファンの皆さんは
どんな存在ですか？
「いなきゃ、イヤだ！」と思う、心強いバディです。お仕事の発表をした時の反応や、僕の活動を盛り上げようと動いてくださる姿など、節々で皆さんの頼もしさを感じるんです。「この人たちといれば、もっともっと見たい景色を一緒に見ることができるな」って。僕が届けるだけで終わるのではなく、そこからさらに一緒に盛り上げて、どんどん巻き込んでいってくれるチカラをもっているのがバディ。本当に感謝しています。
そんなバディと次に迎えるのは“奇跡の30歳”。
振り返るとどんな20代でしたか？
ムダなことは何一つなかったと思える、とても濃い20代でした。10代後半でダンスをはじめて、20代で芸能活動をはじめて…、人生の暗いタイミングも明るいタイミングも経験できた20代。改めて、やり残したことは一つもない、本当に悔いのない20代だったと思います。強いて言うなら、BUDDiiS全員が20代という奇跡のタイミングで、メンバーみんなでごはんに行きたいです。これ、10年に一度の奇跡なんですよ！
それは絶対に叶えていただきたいです！
20代では『奇跡ポーズ』とともに
「奇跡」という言葉を
バズりにバズらせた小川さんですが、
ここまで浸透すると思われていましたか？
いや、もう分からないところまで来てしまって、正直自分でも驚いています（笑）。『奇跡ポーズ』をはじめた頃は、「何か一個の引っ掛かりになればいいな」くらいにしか思っていなかったんです。それがいつの間にか広がっていき、巷でいよいよ「奇跡さん」と呼ばれはじめて（笑）。これもバディの皆さんが主導となって、いろいろな場所で「奇跡」という言葉を使ってくださったり、『奇跡ポーズ』をやってくださったりしたからだと思います。自分でも想像していなかった広がりが実現していて、本当にありがたい限りです。さらには先日、M!LKの佐野（佐野勇斗）くんが、僕のことを「キセおじ」と言ったところ、一瞬「奇跡の29歳」より「キセおじ」のほうが流行ったんですよ（笑）。いろいろな方のおかげで「奇跡の29歳」が、カタチを変えて広がっていくのを感じられて嬉しいです。僕、柔軟なので、今後「キセおじ」のほうが流行っていったら、すぐにハッシュタグを「奇跡の29歳」から「キセおじ」に変えます（笑）！
バディ、EBiDANファミリーの絆を感じられる
ほっこりエピソードですね（笑）。
30代を前に「可愛い」と「カッコいい」、
どちらの言葉をかけられるのが嬉しいですか？
一番嬉しいのは「可愛いね」かな。嬉しいというか、ありがたいです。小学生から高校2年生くらいまでは、身長が小さかったこともあり「可愛い」と言われ続けていたのですが、その頃は思春期真っただ中だったので、「可愛い」と言われるのが嫌で嫌で…。で、ダンスをはじめて一切「可愛い」と言われなくなった時に「あ、可愛いって嬉しい言葉だったんだ」と、初めて気づいたんです。それから、BUDDiiSでの活動がスタートして少し経った頃、また「可愛い」と言っていただけるようになって。「僕って可愛いんだ！」と、今度は嬉しくなりました（笑）。今は、可愛い僕を維持できるよう必死に食らいついているところです（笑）。
Dear LANDOER読者
1st写真集『キセキ』
From 小川史記
カッコいいも可愛いも、セクシーも、とにかく「全部を見せたい！」という想いをもって写真集を作りました。普段から自分で「奇跡」と言っているくらいなので（笑）、奇跡のギャップをこの一冊でちゃんと見せたかったんです。駄菓子屋で撮影しているスナップショットのような写真から、服を脱いで撮影したセクシーカットまで、新たな僕がぎゅっと詰まった写真集が完成したと思います。服を脱いでの撮影は初めてなので、きっとファンの方々にも喜んでいただけるはず！僕自身「普段、見たことのない写真ばっかりだな」と思うほど、新しい表情がたくさん収められているので、是非、僕と『キセキチーム』のタッグを楽しんでください。
Item Credit
シャツ ¥42900- (DISCOVERED×PENDLETON )
Staff Credit
カメラマン：濱田茉莉
ヘアメイク：YUUKI（PUNCH）
スタイリスト：井上亮（PUNCH）
インタビュー・記事：満斗りょう
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