ドラマチューズ!『ウイングマン』
いつの時代も輝くヒーローたち
40年分の〈夢〉抱きしめて
大人も子どもも、いざ「チェイング!」
正義のヒーローはいつだってカッコいい。幼い頃、オモチャの変身アイテム一つで憧れのヒーローに変身し、オリジナルのひっさつわざを放っては世界を救っていた私たちは、いつしか現実社会のクエストをこなすことに必死で、憧れを抱くことさえ忘れてしまった。そんな大人たちの肩をたたき、「ヒーローを夢見る心に年齢なんて関係ないよ」と、誰もがもつ子ども心を呼び起こしてくれるのは、1983年の連載開始から少年少女を魅了し続けたSF漫画の実写化に挑んだドラマ『ウイングマン』。そこには、理想のヒーローを〈夢〉に描き続ける主人公・健太とともに、特撮へのこだわりや経験、技術、情熱を総動員して『ウイングマン』を令和へと蘇らせるべく戦うヒーローたちがいた。特撮オタク・森本桃子を演じる彼女もその一人。40年分の愛を背負って、いざ、チェイング!
ドラマチューズ!『ウイングマン』
―イントロダクション―
原作は、「電影少女」や「I”s」で知られる漫画家・桂正和の連載デビュー作で、1983年~85年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された代表作「ウイングマン」。80年代の特撮ヒーローの影響を大きく受けた作風が男女問わず人気を集め、アニメ化・ゲーム化など様々なジャンルで魅了し続けてきました。そしてこの度、80年代の週刊少年ジャンプに革命を起こした名作「ウイングマン」が生誕40周年を記念して、人気キャスト×強力なスタッフ陣を迎え、満を持して実写ドラマ化を実現します!魅力的な要素をふんだんに盛り込み、個性豊かな登場人物が躍動するドラマとして、幅広い視聴者層に楽しんでいただける「ウイングマン」をお届けします。
-あらすじ-
特撮オタクで高校2年生の広野健太(藤岡真威人)は授業中も空想の世界にばかり浸っている。周囲から冷ややかに見られ冴えない日常を送っていた健太の元に、アオイ(加藤小夏)と名乗る不思議な美少女が現れる。彼女は悪の手を逃れて異次元世界からやって来たという。健太はアオイが持っていたドリムノートに、自分が空想したヒーロー“ウイングマン”を描いたことで、本当にウイングマンへの変身能力を手に入れてしまう。念願のヒーローに変身する力を手にした健太だが、異次元世界からはアオイを追って次々と刺客が送り込まれてきてー?
-森本桃子-
ヒーロー大好きなアクション演劇部の元気印。
生誕40周年『ウイングマン』× 上原あまね
キャラクター全員が個性豊かで、一人ひとりの魅力をたっぷりと感じられる、読んでいてとても楽しい作品でした。だからこそ、原作の魅力をしっかり表現できるよう演じなければならないな、と感じる部分も多く。今回の実写化では、各々のキャラクターがもつ魅力がしっかりと表現されているうえに、さらに「令和の高校生」という新しい設定や魅力が加わっているので、原作ファンの方はもちろん、健太(藤岡真威人)たちと同じ若い世代の方まで、幅広い方々に共感していただける作品になるんじゃないかと思います。
上原さんご自身は『ウイングマン』に
ご出演されるまでに、
特撮作品を観たことはありましたか?
実は今までほとんど触れたことがなく、『ウイングマン』の出演が決まってから特撮作品を観て勉強しました。私が演じる森本桃子は特撮ヒーローオタクなので、セリフの中に特撮作品を観ていなければ理解できないような専門用語がたくさん出てくるんです。桃子のセリフに説得力をもたせるためにも、作品を観ながらメモをとったり、意味を調べたりして、専門的な言葉を理解したうえで話すことを心がけていました。
初めて特撮作品に触れて知った発見や、
気づいた魅力はありましたか?
意外な発見があったのが、『超光戦士シャンゼリオン』(1996)という特撮ドラマ。以前は“ヒーロー”と聞くと、「みんなのことを守りたい!」という正義感が強く優しい人をイメージしていたのですが、シャンゼリオンの主人公は女たらしで、なんでもラッキーで解決しちゃうような、いいかげんな性格なんです(笑)。それを観て「こんなヒーローもいるんだ!」と、衝撃を受けました(笑)。子供向けに縛られていない特撮作品の幅の広さを感じましたし、人として勉強になるようなこともたくさん描かれているのが、特撮作品の魅力のひとつだと思います。
桃子は、そんな“正義と人間の本当の姿”を描く
特撮作品のヒーローオタクですが、
上原さんは彼女のことをどんな人だと思いましたか?
桃子は特撮ヒーローが大好きで、アクション演劇部の元気印と言われるほど明るく元気な女の子。今回のドラマでは、原作とは違って主人公たちの後輩として登場するので、先輩たちから愛される後輩感も意識するようにしました。とはいえ、後輩ながら先輩たちのことを引っ張っていくくらいの快活さをもっている子だと思います。
本作の監督は、
特撮アクションの第一人者である坂本浩一監督。
桃子について「こう演じてほしい」などの
指示はありましたか?
撮影が始まる前に、「マシンガントークが止まらなくなるシーンでは、周りが見えなくなるほどのめり込んで、身振り手振りをつけて可愛らしく面白くしてほしい」とのご指示をいただいていました。身振り手振りがついてもマシンガントークがうまくできるよう、家でひたすらブツブツとセリフを唱えて練習したので、本番ではなんとか成果を出せたと思います(笑)。また、「あくまでも等身大の高校生としてナチュラルに演じてほしい」とのご指示もあったので、原作の桃子を意識しつつ、「桃子が令和の高校生として存在していたらどんな感じかな?」という想像をしながら演じました。
マシンガントーク、とても大変そうです…!
監督からは、
「特撮オタクを演じるにあたって」の
アドバイスなども?
今作はアドリブが多かったので、特撮オタクの桃子として「(アドリブ中に)特撮作品に関する専門的を話もしたい」と、監督に相談したところ「こういうことを言ってみたらいいと思うよ!」と、細かくアドバイスをくださいました。クスッと笑えるようなシーンの撮影時に、監督が笑ってくださるのもすごく嬉しかったですし、心強かったです。監督のおかげで、のびのびと楽しんで演じることができました。
坂本監督をはじめ、
特撮愛の強いスタッフの方々が
集まっているとお聞きしました。
現場で制作陣の愛や
こだわりを感じる部分はありましたか?
アクション演劇部の部室の中に特撮ヒーローのグッズがたくさん飾ってあるのですが、すべてスタッフの方々が集められた本物のグッズらしく、特撮への強い愛を感じました。撮影中に部室のグッズを見ているだけでもとても楽しかったですし、スタッフさんに「これは何のキャラクターなんですか?」と聞くと、丁寧に教えてくださったりもして。とにかく端から端まで、スタッフさんたちのこだわりが詰まっていることを感じましたね。グッズのみならず、桃子の私服にも特撮愛が表れているので、そこにも是非注目していただきたいです!
Dear LANDOER読者
ドラマチューズ!『ウイングマン』
From 上原あまね
原作の桃子がもつ魅力を実写ドラマでも表現できるよう、精一杯演じさせていただきました。この作品に関わるすべてのキャスト、スタッフの皆さんも『ウイングマン』に大きな愛情をもって全力で挑んでいます。きっと原作のファンの方にも、ドラマから知ってくださった方にも、楽しんでいただける作品になっていると思いますので、是非ご覧ください!
ドラマチューズ!
「ウイングマン」
毎週火曜 深夜24時30分〜25時00分
テレビ東京 テレビ愛知 テレビせとうち
テレビ北海道 TVQ 九州放送
※テレビ大阪では10月25日(金)スタート
毎週金曜深夜2時10分~ 放送
原作:桂正和『ウイングマン』<集英社文庫(コミック版)>
監督・アクション監督:坂本浩一
脚本:山田能龍 西垣匡基 中園勇也
出演:藤岡真威人 加藤小夏
菊地姫奈 片田陽依 上原あまね 丈太郎
大原優乃 三原羽衣 橘春軌
映美くらら 的場浩司 中山忍
菅原大吉 / 宮野真守
大塚明夫 戸松遥 関智一
Staff Credit
カメラマン:Mari Hamada
ヘアメイク:横山雷志郎
スタイリスト:kyon
インタビュー:満斗りょう
記事:満斗りょう、鈴
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