4つの
DOER’s Questions
LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。人がもつ繊細な揺らぎやほころびにも目を当て熟考し、大切に芝居へと織り込む小関さんは、まさに〈実行者〉。そんなDOER・小関さんに、LANDOER恒例の4つのマストクエスチョンをお伺いしてまいりました。
2021年9月29日の記事はコチラ!
いま、闘っているもの
“眠気”です。睡眠がとれていないわけではなく、むしろ結構寝るようになったんです。現場と現場の間などに携帯をいじる時間がグンと減り、その分“蓄える”ことに注力して、休むことを大切にするようになったといいますか。のんびりじっくり休むのではなく、集中して休むタイプに変わりました。もともとどこでも眠れるタイプではあったのですが、一時期、仮眠をとりたいのに思考がぐるぐるとまわってしまって眠れない時期があって。それがなくなり、いまはスッと眠れるようになったがゆえに、今度は“眠気”と闘うことになりました(笑)。
他人に共感されないところや、独自のマイルール
“マッサージオイルを染み込ませるところ”ですかね(笑)。普通、身体のすべりをよくしてマッサージをしやすくするために、マッサージオイルを使用される方が多いと思うのですが、僕の場合はすべらせるのではなく、ゆっくりと自分の身体に染み込ませるんです。(LANDOER「なぜそのスタイルに(笑)?」)料理をするとき、お肉を柔らかくするためにオリーブオイルなどを染み込ませることがあるじゃないですか。その方法を自分の身体で置き換えて「オイルを染み込ませたら、筋肉に油分を与えて弛緩させられるんじゃないか」と、思いついて(笑)。ただ、あくまで自分で生み出した方法で誰の意見も聞いていないので、正しい効果があるのかは分かりません(笑)。この使用法を水田航生さんにお話ししたら「じゃあ塩とペッパーも振らないと」と、言われたのですが、水田さん、僕はお肉じゃないです(笑)。
幸せを感じる時
“『ロミオ&ジュリエット』の稽古中”です。いまは作品を作っている時間がとても充実していて幸せです。もちろん、乗り越えたい壁や改良していきたいところはたくさんあるのですが、その一つひとつを悲観的に捉えることなく、わりと楽観的に捉えられている気がして。直近の自分と比べても捉え方の変化を感じられて、素敵な現場ですごく良い循環をさせていただいていると感じます。小池(小池修一郎)先生も僕も論じることが好きで、お互いに持論をたくさんもっているタイプなので、現場で「これはどうなっているのだろう」などとディベートする時間も多く、僕にとってはその時間も有益で幸せを感じるひとときです。
実現したい目標・夢
“自転車が欲しい”です。かれこれ4年ほど「欲しい」と思っていて、参考写真まで集めているのになかなか動けていないんです。もはや最近は「実は欲しくないのかも?」と、思いはじめるほど(笑)。「自転車があれば行けるのに」「自転車があったら今すぐ行くのに」という場所に、自転車がないことを理由に行かないことも結構あるので、もうひとりの小関裕太は「はやく買おうよ」と言っています(笑)。
小関裕太
こせき ゆうた
1995年東京都生まれ。
子役として芸能活動をスタート。その後、ミュージカルや舞台、様々のドラマや映画に出演。
最近の出演作はドラマ「不適切にもほどがある!」「大奥」「癒やしのお隣さんには秘密がある」、ミュージカル『四月は君の嘘』、舞台『ジャンヌ・ダルク』『キングダム』など。
6月8日にフォトグラファーして初の作品集「LIKES」が発売する。
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
東京公演:2024年5月16日(木)~6月10日(月)
愛知公演:2024年6月22日(土)・6月23日(日)
大阪公演:2024年7月3日(水)~7月15日(月・祝)
原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎(宝塚歌劇団)
出演:小関裕太/岡宮来夢、吉栁咲良/奥田いろは(乃木坂46)ほか
チケットの詳細は公式HPにて
Staff Credit
カメラマン:小川遼
ヘアメイク: Emiy(エミー)
スタイリスト:能城匠
インタビュー・記事:満斗りょう
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