映画『はたらく細胞』
身体のCEOたちへ贈る、
史上最〝小〟従業員たちの物語
笑いと涙、そして学びが循環する110分
世界の人口、約82億人。対して、私たちの身体の中の細胞、37兆個。生物の身体は「小宇宙」などと呼ばれることが多々あるが、37兆個もの細胞がはたらき続けている世界は、もはや「大宇宙」といっても過言ではない。それぞれが自分の役割をまっとうし、互いに支え合い、守り合いながら健康を刻んでいる――これはそんな、私たちの一番身近で『はたらく細胞』たちの壮大な物語。観ればきっと自分を好きになる、自分の身体を愛したくなる。私を支え、守りぬくすべての細胞たちへ、愛と感謝の労働賛歌を。
映画『はたらく細胞』
-イントロダクション-
シリーズ累計1,000万部突破のメガヒットシリーズが
まさかの実写映画化!
笑って、泣けて、タメになる、
ワクワク楽しいエンターテインメント超大作!
永野芽郁=赤血球・佐藤健=白血球(好中球)のW主演に加え、人間の親子役で芦田愛菜・阿部サダヲ、そして山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、Fukase(SEKAI NO OWARI)らの出演が続々決定!監督は屈指のヒットメーカー武内英樹(『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』)。アクション演出は大内貴仁(『るろうに剣心』『幽☆遊☆白書』)、主題歌はOfficial髭男dismの「50%」!日本エンタメ界を代表するドリームチームが、誰も見たことのない独創的でユニークな世界を作り上げる。映画館だからこそ楽しめる唯一無二の映像体験。この冬、細胞たちが、はたらきます!
-あらすじ-
映画史上最“小”の主人公
——その名は、細胞。
人間の体内の細胞、その数なんと37兆個。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球、そのほか無数の細胞たちが、あなたの健康と命を守るために日夜全力ではたらいているのだ。高校生・漆崎日胡(芦田愛菜)は、父親の茂(阿部サダヲ)と二人暮らし。まじめな性格で健康的な生活習慣の日胡の体内の細胞たちは、いつも楽しくはたらいている。一方、不規則不摂生に日々を過ごす茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちがいつも文句を言っている。親子でも体の中はえらい違いだった。仲良し親子のにぎやかな日常。しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める…。漆崎親子の未来をかけた、細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける!?
-マクロファージ-
免疫細胞の一つ。細菌などの異物を捕らえて殺し、抗原や免疫情報を見つけ出す。死んだ細胞や細菌を片付けて、細菌感染を防ぐ役割も有している。
マクロファージ × 松本若菜
今回の実写映画化のお話をお聞きして、武内英樹監督が作り出される『はたらく細胞』の世界観にとても興味があり、二つ返事で「参加します」と、お答えさせていただきました。そこから原作を拝読して、アニメを拝見して…とやっているうちに、私が演じるマクロファージさんが、作品の中でもとても人気のキャラクターだということを知り、当たり前ですが「キャラクターをきちんと自分の中に取り入れて演じなければ」と、気持ちが引き締まりました。演じる際には、アニメの声優さんの声を意識するようにしてみたり、マクロファージさん特有の可憐な手の動きを、監督に「やりすぎ」と言われるまで徹底的にやってみたり…。とても愛されている原作の、愛されているキャラクターを演じるからには、しっかりと役を築きあげて参加したかったんです。
ビジュアルもしっかりと作りこまれていて
驚きました。
ありがとうございます。「とにかく見た目から入ろう」と、衣装一つひとつ、ミリ単位で調整しながらビジュアルを作りあげていきました。原作でも分かる通り、マクロファージさんはとてもグラマラス。パッドを何枚入れたか分かりません(笑)。メイクも、マクロファージさんならではの優しい目元の雰囲気を出すために、タレ目に見えるようにギャルメイク用のつけまつげを3個装着していて(笑)。みんなで真剣に悩んで、何度も調整したビジュアルなので、研究の成果を感じていただけたら嬉しいです。
研究の成果、しかと感じました。
他にも個性的で愛おしい細胞が
たくさん出てきますが、
中でも、松本さんが気になった細胞はいますか?
キラーT細胞(山本耕史/リンパ球の一種で強力な殺傷能力をもつ、免疫細胞の主力部隊)ですかね。「こんなにカッコいい細胞が自分の中にもいるんだ!」と、思わず応援したくなっちゃいました(笑)。日々の生活が、細胞たちに大きく影響するからこそ、細胞たちを応援するためにも、良いとされるものは意識して取り入れていきたいです。
頑張る細胞たちの健気な姿に、
自分のことを大切に、自分の身体を愛したい、と
思わせてもらえる作品でした。
本当に自分の身体が愛おしくなる作品ですよね。花粉症や風邪の菌が身体に入ってきた時、身体の中で一体どんなことが起きているのか、今まで何となくしか分からなかったものが、本作を観ると、どんな細胞が、どんなふうに戦ってくれているのかがしっかりと分かるんです。細胞たちが必死で戦っている姿が本当に愛おしくて、「こんなに頑張ってくれているのだから、健康には気をつけよう」と、改めて思うことができました。原作ファンの姪っ子や、友達に観てほしいことはもちろん、両親にも観てほしいな、と。いろいろな年代の方に「身体の中では、こんなことが起きているんだ!」と、知っていただけたら嬉しいです。
例えば、
〈笑顔〉が、身体に与える大きな影響を観て、
笑うことの大切さを
視覚的に学ぶことができるように、
本当にたくさんの学びが描かれている作品でした。
1時間50分ほどの物語で、こんなに学ぶことのできる映画ってすごいですよね。そのうえ、健康を意識したいとも思わせてもらえる作品で。私自身、自分の中にいる細胞たちを、さらに愛していきたいと思うキッカケになりました。
身体に取り入れるものへの意識も
変わりましたか?
自分に取り入れるものを見直すキッカケになりました。作中で、阿部サダヲさん演じる茂さんが、暴飲暴食をしている時に、身体の中がボロボロになっているのを観て、暴飲暴食は細胞たちを痛めつけてしまう行為だと分かったと同時に、「気をつけなきゃ」と。ここ4ヶ月ほど、毎日欠かさずに甘酒を飲んでいるのですが、身体に良いと聞いてはじめたことなので、これからも続けていきたいと思います。
普段から健康を意識されているのですね。
他に、何か健康のために
続けられていることはありますか?
2年前からピラティスを続けています。もともと走ったりすることが得意ではなかったので、ピラティスの運動が自分にはとても合っていて。とはいえ、筋肉痛になるくらいしんどい動きもあるのですが…(笑)。ヨガのような呼吸法で、息を上げることなく、筋肉や体幹を鍛えられるところにハマっています。忙しい時期は月に一度しか行けなかったりもするのですが、行ける時は週に一度は行くようにしています。
Dear LANDOER読者
映画『はたらく細胞』
From 松本若菜
本作のマクロファージさんは、武内監督からの要望もあって、カッコいいマクロファージさんになっています。フワッとした衣装を活かした殺陣シーンは、アクションチームの皆さんと一緒に作りあげた産物。マクロファージさんならではの殺陣をアクションチームの皆さんが作ってくださり、さらに、撮影時に「こうしたらカッコよくなるよ」と、衣装がフワッと広がる足さばきなどを丁寧に教えてくださって。実写映画でしか観ることのできない、真剣なマクロファージさんの一面を楽しんでいただけたらと思います。
映画『はたらく細胞』
2024年12月13日(金)より、絶賛公開中
出演:永野芽郁 佐藤健
芦田愛菜 山本耕史 仲里依紗
松本若菜 染谷将太
板垣李光人 加藤諒
加藤清史郎 マイカピュ
深田恭子 / 片岡愛之助
新納慎也 小沢真珠 鶴見辰吾 光石研
Fukase(SEKAI NO OWARI)/ 阿部サダヲ
原作:清水茜『はたらく細胞』
(講談社「月刊少年シリウス」所蔵)
原田重光・初嘉屋一生・清水茜
『はたらく細胞BLACK』
(講談社「モーニング」所蔵)
監督:武内英樹 脚本:徳永友一
音楽:Face 2 fAKE
主題歌:Official髭男dism「50%」
(IRORI Records / PONY CANYON Inc.)
製作:映画「はたらく細胞」製作委員会
製作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ワーナー・ブラザース映画
Staff Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:増田加奈
スタイリスト:豊島今日子
インタビュー・記事:満斗りょう
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