『テッパチ!』× 町田啓太・佐野勇斗
町田啓太(以下、町田):台本を読んで「この夏にピッタリの、アツくも清涼感の漂う作品になるんじゃないかな」と思ったのを覚えています。スタッフの皆さん、キャストの皆さんが一つのシーン、事象に対して「どうすれば、より素敵な作品になるか」をディスカッションしながら撮影している現場で、すでに作品から〈熱〉が発せられていると感じている日々です。アツすぎて逆に涼しく観ていただけるかもしれません(笑)。
佐野勇斗(以下、佐野):町田さんも仰っているように、すごくアツい作品になっています(笑)。役として外せない身体作りについては「筋トレ何してるの?」と情報交換をしながら、みんなで刺激し合っているところです。個人的なことで言うと、トランペットも頑張っているところでして…いろいろなことを頑張っています(笑)!
国生宙 × 町田啓太
by 佐野勇斗
佐野:宙さんは過去にいろいろあったこともあり、ヤンチャな一面もあるのですが、芯にはすごく熱いものを持っている方だと感じます。一度やると決めたら最後までやり通すところなど、僕から見ても「カッコいいな」と思うような男性ですし、そこに関しては町田さんとも共通していると感じました。
町田:本当に?
佐野:本当に!町田さんって、すごく真面目な方なんですよ。役作りにしても身体作りにしてもしっかりと向き合っていらして、その姿を座長として僕らに背中で見せてくださるので、全体の士気が底上げされるんです。そこが町田さんと宙の共通点だと思います。町田さんの演じる宙を見ていると、この作品をさらに観たくなるんじゃないかな、と思わせてくれるキャラクターです。
町田:ありがとう。あとでプロテインあげるね(笑)。
佐野:ありがとうございます(笑)!
馬場良成 × 佐野勇斗
by 町田啓太
町田:佐野くん演じる馬場は、すごくクセがあったりヤンチャだったりするグループの中に一人だけいるような、物の善し悪しが分かっている人。自分と違う世界の中に、全く怖がらずに飛び込めるような人なんです。きっとそれは、ただ単に真面目なだけだったら難しいことだと思うんですよね。自分と違う世界への恐怖や不安を超えられるぐらいに、自分を強く持っているからこそできること。そこが佐野くんにすごくピッタリだと思っています。佐野くんは、言葉がストレートなので一緒に話していて居心地がいいんです。そんな佐野くんが演じているからこその『馬場』ができあがっていると思いますし、個性強めのキャラクターの中で唯一と言っていい常識人なので、観てくださる皆さんは“馬場目線”で楽しんでいただけるんじゃないかな、と。作品が進むにつれて、逞しく精悍になっていく馬場を佐野くんがどう演じられるのか、というのも楽しみな魅力たっぷりの人物です。
佐野:ありがとうございます。
町田:あとでプロテインちょうだい。
佐野:自分からですか(笑)!?
あはは(笑)。
今回初共演のお2人ですが
お互いの印象は、お会いする前と後では
変わりましたか?
町田:僕、初めてお会いした時に「大きいな」と思ったんですよ、いろんな意味で。身長もそうですし、エネルギーもすごく発していましたし、言葉もストレートで潔くて…(笑い出す佐野さん)え、どうしたの?
佐野:いや、たまにストレートすぎて怒られるんで(笑)。
町田:怒られるの!?全然いいと思う!めちゃくちゃ素敵だと思ったよ。僕は佐野くんが気持ちの良い、潔い人で安心しました。一緒にやっていくことが楽しみにもなりましたし。そういった意味も含めて「大きいな」と思ったんです。
佐野:僕は、町田さんは結構寡黙な方だと思っていたんです。
町田:あんまり話さないような?
佐野:そうです。
町田:すごく話すよね(笑)。
佐野:そうなんですよ(笑)。クールに仕事して帰られるようなイメージがあったんですけど、すごくお話してくれますし、ふざけるところはふざけつつもすごく真面目な方で。自分で言うのも何なんですけど、僕も根がめちゃくちゃ真面目で、悪いことやいきすぎることができないタイプなので一緒にいて安心するんです。
町田:うん、めちゃくちゃ真面目だね。
佐野:実際に高校の同級生とかもそういった友達が多かったんですよ。年齢は違えど、安心感のある方ですね。とりあえず町田さんと一緒にいれば大丈夫だと思うことができるんです。