4つの
DOER’s Questions
LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。ここに在る運命を優しく受け入れ、自身の歩んだ試練の過去さえも私たちの「力になれ」と届けてくれる北村さんは、まさに〈実行者〉。そんなDOER・北村さんに聞いた4つのマストクエスチョン。
いま、闘っているもの
闘いは結構ありますね。音楽に関しても「どういった作品を届けるか」と日々、何かと格闘しながら作っていますし、役者の仕事もそうですし。これから先、自分の人生をどうしていくのかを考えるようになったからこそ、昔とは違う〈自分の言葉〉というのがたくさん出てくるようになって。自分の進む方向を決めるものが〈意志〉だとしたら、その〈意志〉を表現者として世の中に伝えていく、身の回りの友人に言葉としてかけてゆく、そういった勇気を持つこともひとつの闘いだな、と思っています。
自分で思う、
または他人に言われる「変わっているトコロ」
自分ではよく分からないんですけど、変わり者だとはよく言われますね。僕、“シェア”する精神が強くて、人に物を何でもあげられるんです(笑)。メンバーに自分の使っていたギターをあげたり、急に自分の被っていた帽子を人にあげたり、「これちょうだいよ」と言われたら昨日買った物でもあげちゃうんですよ(笑)。それに関しては「ちょっとおかしいよね」と言われるんですけど、僕としては心の底から「それを一番欲しいと思っている人のもとにいくのが良いよね」という気持ちなんです。意外な“シェア精神”があるところは変わっているところかもしれないですね。
幸せを感じる時
最近、辛い物を食べることにハマってしまいまして。もともとカレーが好きだったんですけど、激辛を食べることにはあまり興味がなかったんです。でもふと、テレビでやっている激辛を「家で作ってみよう!」と思ったタイミングがあって、作ってみたらこれがまた奥深くて。辛さを出すために調味料をただ入れても激辛にはならないんですよ。それから辛い物を食べて汗をかいていると、ストレス発散にもなるし、すごく幸福感も感じるようになって。(LANDOER「激辛の物を食べた時ってサウナの“ととのう”に近い感覚がある気がします」)近いですね。サウナもカレーもそうなんですけど、“ととのう”という感覚が全般的に好きなんだと思います。その感覚を味わう時に幸せを感じますね。
実現したい夢・目標
ここ数年、自分のテーマである〈自由〉を叶えていきたいと思っています。この仕事って自分自身の生き方や生き様を伝えることができるものであり、それ自体が誰かにとって助けになることもある職業だと思うんです。僕自身も先輩たちの生き方を見て憧れる部分もありますし。〈自由〉に生きつつ、世の中の為になることをしていきたい、というざっくりとした夢があります。もちろん僕の人生は僕のものなんですけど、表に立っている以上は「自分の人生は自分だけのものではない」と思っていて。作品を通して伝えられることもあるけれど、自分自身のライフワークが誰かの進む“みちしるべ”になることができる可能性もあるわけで。そういった、誰かに何かを伝えられるような〈自由〉な生き方をしながら地球の為にできることをしていきたい、と考えています。
映画『明け方の若者たち』
12月31日(金)より全国ロードショー
出演:北村匠海 黒島結菜 井上祐貴
楽駆 菅原健 高橋春織
三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅
わちみなみ 新田さちか 木崎絹子
田原イサヲ 寺田ムロラン 宮島はるか
佐津川愛美 山中崇 高橋ひとみ / 濱田マリ
監督:松本花奈
脚本:小寺和久
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」(幻冬舎文庫)
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」(TOY’S FACTORY)
制作プロダクション:ホリプロ
製作:「明け方の若者たち」製作委員会
配給:パルコ
(C)カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
Staff Credit
カメラマン:飯岡拓也
ヘアメイク:佐鳥麻子
スタイリスト:鴇田晋哉
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華