【漫画家・ひうらさとる】ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』ハッピーエンドの〝その先〟へ〈愛〉と〈性〉と〈現実〉を生き抜く、オトナのサバイブラブストーリー

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
ハッピーエンドの〝その先〟へ
〈愛〉と〈性〉と〈現実〉を生き抜く、
オトナのサバイブラブストーリー

そして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ──とは終われないのが、人生だ。いつか王子様と結ばれることを夢見ていた少女も、仕事や家族、社会という現実と闘っているうちに、「ハッピーエンド」なんてそう簡単に訪れてはくれないことを悟っていく。みんなはどうしてる?私はどうなる?いくつもの悩みや不安を抱えながら、自分の気持ちや欲望にフタをして、必死に生活を守る私たち。それでもふとした瞬間、胸の奥がきゅっと締め付ける感覚に呼び起こされる。オトナの私だって望んでいい!憧れていい!だって人生、簡単に「エンド」は来ないのだから。かつて少女漫画が教えてくれた〝ときめき〟をまだ手放したくないオトナたちへ。これは、自分らしく現実をサバイブするための物語。

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
©︎「聖ラブサバイバーズ」製作委員会

-Introduction-

「ホタルノヒカリ」「西園寺さんは家事をしない」などの数々の話題作を生み出す、ひうらさとるによる「聖ラブサバイバーズ」が実写化!原作は、講談社とpixivが共同で運営する少女・女性向けマンガアプリ「Palcy」にて連載され、恋愛・結婚・セックスなどの悩みを抱える多くの女性の共感を呼んだ、大人のラブコメディー。アラサー女子&男子が抱える悩みや葛藤、欲望に真っ向から向き合い、自分に正直に生きることへの意義をリアルに描いた、結婚というハッピー“エンド”のその先の、“愛”と“性”の冒険譚が開幕する!

-あらすじ-

雑誌の記事を読んだことがきっかけで、人気バンドのメンバー・王子和弘に恋をした相澤ハルは「王子に会いたい」という想いだけを胸に、安定企業の仕事を辞めてフリーライターに転身。念願が叶って王子と知り合うことができ、いつの間にか王子の身の回りのお世話係になってしまったのだが、ある出来事を機に王子にプロポーズされ結婚することに!?しかし結婚式当日、王子に「結婚しても俺ら、フィジカル(肉体的)なことはナシでいいよね?」と告げられ、ハルは本当の意味での“バージンロード”を歩くことになり…。“セックスレス”どころか“セックスゼロ”の新婚生活に悩むハルは、友人である既婚で子持ちのヘアメーク・松岡冬実、外資系企業で働く桐山秋菜に打ち明けようとするが、2人もそれぞれ“深い悩み”を抱えていて…。

©︎ひうらさとる

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
×
原作者 ひうらさとる

完結してから2年ほど経っていたこともあり、まさかドラマ化のお話をいただけるとは思っていなかったので、最初にご相談をいただいたときはとても驚きました。本作は、私にとっても初めての挑戦を詰め込んだ思い入れのある作品。「映像化したい」と思っていただけたことで、当時の挑戦を認めてもらえたような気持ちになりました。いまはとにかく、嬉しさで胸がいっぱいです。

主人公のハルを石井杏奈さん、
夫の王子を上田竜也さんが演じられます。
お二人のお名前を聞かれたときの
感想を教えてください。

石井杏奈さんは『東京ラブストーリー』(2020年)というドラマで初めて知り、芯の通った熱量の高い俳優さんだな、と注目していた方でした。「あの“どんくさい”ハルをこんなに可愛らしい方に演じていただいていいのかしら!」と舞い上がる一方で、ドラマ『ガチ恋粘着獣』(2023年)でのオタクっぽいコミカルな演技も拝見していたので、石井さんがハルを演じられている姿がすぐにイメージできて心強かったです。きっと共感性の高い主人公を演じていただけるのではないかと、とても楽しみにしています!上田竜也さんに関しては、私がもともとKAT-TUNのファンだったこともあり、プロデューサーさんから最初にお名前を伺ったときは「え、ちょっと待って⁉」と衝撃を隠せませんでした(笑)。嬉しい反面、大好きな上田さんにあんなことやこんなことをさせてしまって本当に良いのか、という戸惑いもあって…(笑)。ですが、最初に見せていただいたメインビジュアルがとっても可愛らしくて、ハルと王子にぴったりなお二人だと確信しました。お二人に演じていただけることを、心から嬉しく思っています!

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
©︎「聖ラブサバイバーズ」製作委員会

初めての挑戦を詰め込まれた本作。
これまで以上に恋愛についての
取材も重ねられたと伺いましたが、
取材を進めるなかで初めて知ったことや、
取材をしなければ描けなかったこと
などはありましたか?

やはり、女性用風俗については、実際の声を聞かなければ分からなかった部分が多かったですね。きっかけは、友達がブログで「初めて行ってみた女性用風俗が最高だった!」と書いていたことでした。いまでこそ少しずつ話題になってきていますが、5年前の連載開始当初は、まだ女性用風俗という存在自体があまり知られていなかったんです。そのため、調べるだけでは見えてこないことも多く、担当さんと「まずはあの友達に話を聞こう!」と取材に行きました。実際に話を聞いてみると、「すごい世界があるんだなぁ…!」と、初めて知ることだらけで。その後も、セラピストと呼ばれる男性のインタビューを読んだり、さまざまな方の体験記を読み漁ったりして物語を構築していきましたが、やはり実際に利用したことのある友達の身近な体験談があったからこそ描けた話だったと思います。

女性たちの実体験が、
共感できる物語を生み出していたんですね。
単行本1巻に書かれていた
「自分が描いてきた“ときめきの落とし前をつける”」
という言葉が印象に残ったのですが、
改めて本作に込められた想いを教えてください。

私は小学生が対象の少女漫画誌『なかよし』から描き始め、『別冊フレンド』、『Kiss』と、少しずつ掲載誌の対象年齢を上げながら作品を発表してきました。それに合わせて、読者も物語も一緒に大人になっていったと思っています。振り返れば、これまでは「憧れのイケメンと出逢い、頑張って片想いを成就させ、無事にお付き合いや結婚ができる」という、いわゆる“ハッピーエンド”の物語を多く描いてきたんです。でも、人生には必ず“その先”があるわけで。10歳の頃に『なかよし』を読んで「高校生になったら彼氏ができるんだ!」と恋に憧れていた女の子にも、学生時代に『別フレ』を読んで「結婚した二人はずっと幸せに暮らすんだ!」と信じていた女の子にも、3、40代になって、「あれ、そうでもなくない?」と気づく瞬間が訪れる。そんな読者の方たちが「人生、いろいろあるよね」と共感しながらも、現実世界をサバイブしていくための方法や勇気を見つけられる物語を描きたい。そんな想いで、この作品を描きました。

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
©︎「聖ラブサバイバーズ」製作委員会

“人生は簡単に「エンド」がこない”という視点は、
物語と現実の世界を繋いでくれているようでした。
「ハッピーエンドのその先」を描いたからこそ、
新たに見えた景色や考え方はありましたか?

正直に言うと、描いている最中は「どうやってまとめたらいいんだろう?」と悩んでいたんです(笑)。しかし最終的には、「最近描いた最終回のなかでも一番納得のできるものが描けた!」と、心から思うことができて。「ハッピーエンドのその先」という視点を裏切ることなく、新しい終わり方にたどり着けたと思っているので、ドラマではラストシーンがどのように描かれるのか、いまからとても楽しみにしています。

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
©︎「聖ラブサバイバーズ」製作委員会

Dear LANDOER読者
ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
From ひうらさとる

子どもの頃に思い描いていた“ハッピーエンド”が「フィクションだった」と気づかされ、大人になるにつれて夢を見ることを諦めてしまう方も多いと思います。そんな方々にも、「もう一回勇気を出そう」「もうちょっと頑張ってみよう」と思っていただけるような作品になっているはずですので、ぜひドラマも楽しみにしていてください。

漫画家 ひうらさとる

ひうらさとる

5月10日生まれ。
〈夢〉と〈現実〉を軽やかに物語へと編み出し、
共感とときめきのヴェールで読者を包み込むDOER

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
毎週水曜深夜24時30分〜放送中

原作:『聖ラブサバイバーズ』(ひうらさとる)
出演:石井杏奈
   上田竜也 佐津川愛美 山谷香純
   増子敦貴(GENIC) 浜中文一 佐伯大地
   藤堂日向 宇佐卓真 中別府葵
   鳥羽潤 鈴之助 横山涼
脚本:灯敦生、河原瑶
監督:河原瑶

ドラマNEXT『聖ラブサバイバーズ』
©︎「聖ラブサバイバーズ」製作委員会

Staff Credit
インタビュー:満斗りょう
記事:Suzu、満斗りょう
ページデザイン:Mo.et