劇場アニメ『不思議の国でアリスと
|Dive in Wonderland|』
現代社会という名の『不思議の国』に迷い込んだ
すべてのあなたへ贈る
へんてこワンダーランドへのご招待券
ここは不思議の国。毎日頑張っているはずなのに、自分がちっぽけになったり、見えている景色がぐにゃりと歪んだり、白かったものが真っ赤に塗り替えられたりする──そう、現代社会という名の不思議の国。そんな出口のない迷路で迷っているうちに、いつの間にか〈好き〉が導く羅針盤を落としてしまったみたい。でも大丈夫。どこからともなく聞こえてくるのは「やってみなきゃわからない!」と溌剌と響くアリスの声色。好奇心いっぱいに手を引いてくれる彼女とともに冒険をすれば、私だけの〈好き〉を取り戻せるはず!あ、最後に、ハートの女王にはご用心を!
劇場アニメ『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』

―ようこそ!“あたりまえ”がない世界へ―
あの世界的名作『不思議の国のアリス』が、日本で初めての劇場アニメーション化!アニメーション制作を「SHIROBAKO」『劇場版プロジェクトセカイ 壊れた世界と歌えないミク』等を手掛けるP.A.WORKS、監督を「色づく世界の明日から」「白い砂のアクアトープ」の篠原俊哉、脚本を「薬屋のひとりごと」「アオのハコ」の柿原優子、そして、コンセプトデザインを「ファイナルファンタジー」シリーズの新井清志が担当するほか、実力あふれるドリームチームがアリスの世界観に挑む!ある日、‟不思議の国”に迷い込む主人公の大学生・安曇野りせ役を、アニメ映画『すずめの戸締まり』で主演を務めた原菜乃華、アリス役を、実写映画『はたらく細胞』で血小板役を演じたマイカ・ピュ。さらに、松岡茉優、山本耕史、八嶋智人、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、山口勝平、森川智之、山本高広、間宮祥太朗、戸田恵子ら超豪華キャストが集結。夢見るすべての人に、まだ誰も体験したことのない“不思議の国”への扉が開く。
-あらすじ-
失敗しないように空気を読んでるはずなのに、みんなと同じようにやってるのに、なんでうまくいかないんだろう――。人生に迷っていた大学生の安曇野りせは、ある日、亡き祖母が遺した招待状に導かれて、“不思議の国”へと入り込んでしまう。そこで「アリス」という少女と出会い、一緒に旅をすることに。白ウサギや青虫、ハートの女王にトランプ兵、マッドハッターと三月ウサギ、ハンプティダンプティ、双子のトゥイードルダムとトゥイードルディーにチェシャ猫に……次々とりせの前に現れるへんてこりんな不思議の国の住人たち!そして、巻き起こるハチャメチャな大騒動!?アリスとめぐる、とびっきりおかしな冒険で、りせはどんな未来を選ぶのか――
-安曇野りせ-

長野から上京し、東京で一人暮らしをしている大学生。
絶賛就活中。
真面目で几帳面な性格ながら、
なかなかうまくいかない日常に悩む不器用な女子。
『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』
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原 菜乃華
正直、本作のお話をいただいたときはとても驚きました。声優のお仕事は、初挑戦だった『すずめの戸締まり』(2022年、新海誠監督)以来。そのときに声のお芝居の難しさや大変さ、そしてプロの声優さんのすごさを身をもって実感したこともあり、「もう声のお仕事をいただくことはないだろうな」と思っていたんです。だからこそ、今回お話をいただけてとても嬉しかった一方で、「私にできるかな…」という不安な気持ちも大きかったことを覚えています。
一度経験して
難しさを知っているからこその不安ですね。
その不安は、初めて声優に挑戦したときよりも
大きくなっていましたか?
やっぱり初めて挑戦したときのほうが緊張は大きかったです(笑)。ただ、『すずめの戸締まり』のときは完全に声優初挑戦だったので、レッスンを受けながら、一言ずつ時間をかけて録っていただいたんです。それに対して今回のアフレコは、声優の方々が普段行われている“ある程度まとまった分量を一気に録る形式”だったため、「ちゃんとついていけるかな」という不安がありました。

前回の経験や学びが活かされた部分はありましたか?
りせとアリスは、落っこちたり泳いだりと比較的アクティブに身体を動かすシーンが多かったのですが、そうした動きの表現をスムーズに収録できたのは、前回身につけた“声を出しやすくするテクニック”や経験が活きていたからこそだと感じています。また、『すずめの戸締まり』のときにお世話になった音響監督さんと再びご一緒できたことも、個人的には大きくて。「前回とはまた違った声の良さが出せたらいいね」と声をかけてくださったおかげで、安心してのびのびと演じることができました。
再タッグ!それはたしかに安心しますね。
りせを演じるにあたって
大切にしたことや苦労したことはありましたか?
私はいわゆる“声が若い”タイプで、話すとき高いトーンで早口になりがちなんです。『すずめの戸締まり』のときは高校生役だったこともあり、若い声でも問題なかったのですが、今回演じたりせは就活中の大学生の役だったので、トーンや話すスピードには苦労しました。監督から「前回とは違う声を聞かせてほしい」とお話があったので、その差を表現するのがとても難しくて。私、どうやら句読点から句読点までの間をワーッと喋ってしまうクセがあるようで、意識していないとどんどんトーンが高くなってしまうんです。「できるだけ落ち着いて、もっとゆっくりしゃべってみてください」というディレクションをいただきながら、アフレコに臨んでいました。


話すスピードや声の高さは、
なかなか自分では意識することが難しいですよね。
ほかにも、アフレコをするにあたって
印象に残っている
ディレクションや言葉はありましたか?
監督は基本的に「自由に演じていただければ」とおっしゃってくださっていて、特に「こうしてほしい」といった明確なオーダーはなかったように思います。そんななかで印象に残っているのは、「原さんの声には影があって素敵です」と言っていただけたこと。とても嬉しかったですし、その言葉が大きな支えとなり、りせという役を乗り越えられました。
原さんの目には、
りせという女の子がどのように映りましたか?
りせはすごく真面目で几帳面、そして頑張り屋さんな女の子。ただ、SNSに囲まれて生きてきた世代ということもあり、 自分が本当に好きなものを見失いがちな一面もあって。きっと多くの方に共感していただけるキャラクターになっていると思います。私自身、学生時代周りから「真面目だね」と言われることが多いタイプだったので、りせの“みんなと横並びでいることに安心を覚える感覚”には強く共感しました。

原作である『不思議の国のアリス』には
もともとどのようなイメージをお持ちでしたか?
「すごい話だ!」と思っていました。小さい頃、家に『不思議の国のアリス』の原作を翻訳した「飛び出す絵本」があったんです。童話の多くは、お決まりの起承転結があってハッピーエンドで終わるものが多いけれど、『不思議の国のアリス』はまったく予測できない展開が次々と巻き起こっていくじゃないですか。「いったい何を食べたらこんな物語を思いつくの?」と衝撃を受けて、何度も読み返したことを覚えています。読めば読むほど、一筋縄ではいかない摩訶不思議なキャラクターたちにも愛着が湧いてきて。飛び出す絵本のイラストがアニメ風の可愛らしいタッチではなく、原作そのままのようなクラシカルな画風で、そのイラストのアートな世界にも心惹かれていましたね。
イラストを見なければ想像もつかないような、
魅力的で不思議なキャラクターが
たくさん登場しますよね。
原作小説や今回の映画で、
特にお気に入りのキャラクターはいますか?
個人的には『チェシャ猫』が特にお気に入りです。いままでは、ちゃらんぽらんでふざけてばかりいる“底のしれない存在”というイメージだったのですが、今回登場するチェシャ猫は森川智之さんの声が素敵すぎて…!思わず「先生」と呼びたくなるようなキャラクターになっていて、「こういうチェシャ猫も素敵!」とすごく新鮮に感じました。チェシャ猫に限らず他のキャラクターたちも、原作の印象に加えて現代的なエッセンスが加えられているので、きっとご覧いただくみなさんにも親しみをもっていただけると思います。


現代的なエッセンスが加わえられ、
まさに「令和版アリス」といった印象の本作。
原さんは最初に台本を読んだとき、
どう感じられましたか?
最初に「主人公役でお話をいただいています」と聞いたときは「アリス役なのかな?」と思っていたのですが、台本を読んで普通の女の子・りせの役だと分かり、「アリスが主人公じゃないんだ!」と驚きました。でも、現代を生きるごく普通の女の子が主人公だからこそ、ファンタジーにあまり馴染みのない方でも、彼女と同じ感覚で一緒に驚いたり戸惑ったりしながら、物語の世界観に入り込むことのできる作品になるのかな、という印象を抱きました。また、りせとアリスと共に冒険をすることで、私たちが普段抱えている悩みや気づきにも自然と向き合えるような気がして。小さなお子さんから大人の方まで、それぞれの視点で幅広い楽しみ方ができる作品になりそうだと思ったことを覚えています。
本作は自分に内在する〈好き〉という想いが、
本来の自分自身を取り戻してくれる物語
でもあると感じました。
原さんは
〈好き〉のパワーを感じた経験はありますか?
〈好き〉という気持ちには支え続けられているように思います。お芝居を仕事としてやり続けられているのも、〈好き〉だからこそですし。小さい頃から、外で遊ぶより家の中でドラマや映画を観るほうが好きな子どもだったんです。嫌なことや悩みごとがあっても、「私にはこんな現実を忘れさせてくれる物語がある」と思えることが心の支えになっていて。物心がついてから今までずっと、〈好き〉に支えられていますね。

エンターテインメントには、
誰にも言えない苦しさに
そっと寄り添う力があると感じます。
そうですね。自分の言葉では言えないことを役が言ってくれることもありますし、本心で考えていることや、人にはなかなか言えない心のうちを、役や作品を通して届けられることもあります。それこそがドラマや映画、舞台などのエンターテインメントがもつ強みなのだと思います。
Dear LANDOER読者
『不思議の国でアリスと-Dive in Wonderland-』
From 原 菜乃華
私が演じる主人公・りせが抱える悩みには、きっと多くの方が共感したり、自分を重ねたりできるのではないかと思います。篠原俊哉監督が描くワンダーランドの美しさや世界観にどっぷり浸りながら、世代を問わずハッとするような気づきにも出会える。そんな、楽しみがたくさん詰まった作品だと思うので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

劇場アニメ
『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』
2025年8月29日(金)公開
声の出演:原菜乃華、マイカ ピュ
山本耕史、八嶋智人、
小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
山口勝平、森川智之、山本高広
木村昴、村瀬歩、小野友樹、
花江夏樹 / 松岡茉優
間宮祥太朗、戸田恵子
監督:篠原俊哉
脚本:柿原優⼦
原作:「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル)
アニメーション制作:P.A.WORKS

Staff Credit
カメラマン: 鈴木寿教
ヘアメイク:馬場麻子
スタイリスト:山田安莉沙
インタビュー:満斗りょう
記事:Suzu、満斗りょう
ページデザイン:Mo.et