決断の繰り返しである人生を
好転させたい貴方へ

-INTRODUCTION-
主演は『スーサイド・スクワッド』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など数々の話題作に出演し、『スキャンダル』等でアカデミー賞🄬にもノミネートされた名実ともにハリウッドの大人気トップ女優 マーゴット・ロビー。全世界興行収入2,000億円超えを達成して社会現象化した映画『バービー』以来、約2年ぶりの映画出演作となり大きな注目を集めている。マーゴット・ロビーとともに主演するコリン・ファレルは、ヴェネチア国際映画祭で最優秀男優賞を受賞し、アカデミー賞®にもノミネートされた『イニシェリン島の精霊』や、本作の監督を務めるコゴナダがメガホンを取り、自身が全米映画批評家協会賞主演男優賞を獲得した『アフター・ヤン』など高い評価を受けている作品のほか、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『THE BATMAN-ザ・バットマン-』等の世界的大ヒット作にも出演する実力派トップスター。監督は前述の通り韓国系アメリカ人のコゴナダが務めており、気鋭の映画スタジオ・A24製作で音楽を坂本龍一が担当した『アフター・ヤン』は賞レースにも名を連ねる名作として、映画ファンの間でも高く評価されている。本作を監督したコゴナダはスタジオジブリの大ファンであり、本作でも宮崎駿監督作品から大きなインスパイアを受けているとコメント。その強い思いから、同監督作品の映画音楽を手掛け、日本が誇る作曲家である久石譲へ本作の音楽を熱烈オファー!久石がハリウッド映画のサウンドトラックを担当するのは彼の輝かしいキャリアの中でも初めてのことであり、日本とも縁深い作品となっている。
-STORY-
友人の結婚式で出会ったデヴィッドとサラ。ふたりがレンタカーのカーナビに導かれてたどり着いたのは、奇妙なドア。通り抜けると<人生で一番やり直したい日>へタイムスリップしていた。ドアはデヴィッドが淡い初恋を経験した高校時代や、サラの母親が最期を迎えた場所など彼らの過去に繋がっており、ふたりは人生のターニングポイントとなった出来事をもう一度やり直すことで、自分自身、そして大切な人たちと向き合っていく…。【最悪な思い出】から【最高の愛】を見つけるための、ふたりの時空旅行がはじまる──!
伊藤さとり’s voice

会話は盛り上がったのに、恋をしていると気付いて立ち止まったり、無理だと諦める。恋だけじゃなく人生は、傷付くことを恐れてその繰り返し。まさに先の見えない道をドライブしているようなもの。この感覚を映画にしたのが『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』だ。
完全オリジナル脚本である本作では、赤、青、黄色といったカラーが服や傘、扉に使われている。この意味深な配色は、一体なんなのか。マーゴット・ロビーとコリン・ファレル演じる男女は、知人のウェディングパーティで出会い、不思議なレンタカー屋で車を借り、そのカーナビの声に導かれながら、ドライブを共にすることになる。旅の途中で彼らが目にするのは、過去に通じる扉。扉を開けるとそれぞれの後悔と言える出来事が目に前に広がっているのだ。時には赤い扉まで現れるのだが、もしかしたらこの色達は、信号機をイメージしているのかもしれない。赤は情熱的な色だけれど信号機で例えるならば「止まれ」、青は冷静さを象徴しているが信号機で言うなら「進め」、そして黄色は明るさを感じる色だが信号機なら「注意」。確かに人は人生の節目のような大きな出来事の度に、決断を迫られるので、躊躇したり、当たって砕けろと飛び込んでみたりと、感情はおおよそこの3つに分けられる。
映画の二人は、そんな人生の節目についやってしまう自分達の“逃げ癖”にも向き合うことになる。カーナビに言われるがまま旅を続け、二人は時折、ロマンチックな世界を目にしながら、自分達が何故、人間関係を構築出来ないのか、過去へとタイムトラベルを続ける中で探っていくのだ。まるで催眠術をかけられカウンセリングを受けているような不思議な感覚を味わう映画から見えてくるのは、過去としっかり向き合うことの大切さ。ひとつ印象的なセリフがあった。「心を開け、人生が好転するぞ」。
確かに人生は続いていくのだから、過去に置いていったやり残しは、大事な決断の時につまずきの原因になる。人生を楽しむ為には、自分の弱さも人に見せられる勇気。そして向こう側に広がる未知の世界に向かって、青信号を恐れずに渡ることかもしれない。
映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』
12月19日(金)全国の映画館で公開
監督:コゴナダ(『アフター・ヤン』『コロンバス』)
脚本:セス・リース(『ザ・メニュー』)
音楽:久石譲(『君たちはどう生きるか』『おくりびと』『千と千尋の神隠し』)
出演:コリン・ファレル
(『イニシェリン島の精霊』
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』)
マーゴット・ロビー
(『バービー』
『スーサイド・スクワッド』シリーズ)
ケヴィン・クライン(『デーヴ』)、
フィービー・ウォーラー=ブリッジ
(『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
「フリーバッグ」)他



