ブリジットと共にある、最高にチャーミングな私たちへ

映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』

ブリジットと共にある、
最高にチャーミングな私たちへ

映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』
©2024 UNIVERSAL STUDIOS, STUDIOCANAL AND MIRAMAX

-Introduction-

『イエスタデイ』『ラブ・アクチュアリー』の
ワーキング・タイトル・フィルムズ製作
あの<ブリジット・ジョーンズ>が帰ってきた!

酒豪&ヘビースモーカー&オーバー気味な体重で、補正デカパンが相棒。何をやってもドジだが、いつも前向きに爆走し、恋もキャリアも大事な女性の本音を体現した主人公の魅力で大ヒットしたシリーズ最新作。前作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』ではブリジットの突然の妊娠、そして最愛のマークと遂にゴールイン!とその後2人の子供にも恵まれ幸せ一杯…のはずだった。アラフィフになった彼女を待ち受けていたのは、予期せぬマークとの死別…。悲しみに暮れるブリジットは、彼の思い出と共に新たな一歩を踏み出そうとするが—。ブリジット役レネー・ゼルウィガーとマーク役コリン・ファースのベストカップル、そして復帰となったダニエル役のヒュー・グラント、更にはブリジットの新たな恋の相手としてキウェテル・イジョフォー、レオ・ウッドールが参加!彼らの行く末は…?

-Story-

全然大丈夫じゃないけど、
この先も、人生、今が一番面白い!
夫・マークの死…
2人の子供と共に、シングルマザーの彼女はこの先どう歩む?

弁護士のマークは4年前にスーダンの人道支援活動中に命を落とし、2人の子供の母親ながら再びシングルになったブリジット。立ち直れない日々が続いていたが、親友たちや元彼・ダニエルにも支えられ、仕事に復帰。更に、公園で出会った29歳のロクスター(レオ・ウッドール)とアプリで繋がり、意気投合。一方、厳しい理科教師のミスター・ウォーラカー(キウェテル・イジョフォー)とは、彼の息子ビリーへの真摯な優しさを知り、次第に距離が縮まる。子育てや仕事に追われながら「いつでもマークが恋しい」と子供に話すブリジットだが…

伊藤さとり’s voice
伊藤さとり’s voice

恋する人を応援する映画を輩出するイギリスの製作会社「ワーキング・タイトル・フィルムズ」の代表作と言えば、『ラブ・アクチュアリー』(2003)と『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)。どちらもラブコメの名手リチャード・カーティスの脚本であり、後者は同名小説を映画化したものだ。主人公は、少しぽっちゃりしたドジっ子のOLで32歳のブリジット。恋も仕事も上手くいかないブリジットが、2人の男性の間で揺れながら彼女なりの幸せを掴もうと奮闘するロマンティック・コメディだ。結果、世界的に大ヒットを記録し、シリーズ化に。次の作品、『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)では、またもや恋に悩み、『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016)においては、43歳にして人生の分かれ道と言える妊娠にまで発展する。その後のブリジットの人生を描いたのが、公開中の最終章『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』だ。

2人の子供を育てるシングルマザーのブリジットが仕事に復帰するには、シッターの手も借りなければ成り立たない。親友は輝きが薄れたブリジットに「新たな恋をしろ」と言う。そんなブリジットの前に突如、29歳の青年が現れる。更には息子の担当教師とも親しくなり、ブリジットに再び恋の予感が訪れるのだからシリーズの最終章に相応しい展開だ。だけど、中年女性が年下男性と恋に落ちるなんて…と思う人も少なからず居るだろう。恋愛は年相応の人と、という考えを持つのは、年の差婚への何かしらの違和感を持っているからというのも分かる。しかし、世界には様々な価値観を持つ人がいるように、恋愛における価値観も人それぞれ。中年女性は恋愛が出来ないなんて思い込みだし、主人公のブリジットは、年齢や肩書で男性を見ていないからこそ愛すべきキャラクターなのだ。

いっぽう、現在はブリジットの親友となった元恋人のダニエルは、相変わらず恋多き男性で現在の恋人は若い女性。甘い言葉を囁き、下ネタジョークも健在。今どき“それはセクシャルハラスメントだ”と言われそうな発言も、心根は英国紳士なダニエルだから許せてしまう。何故なら彼は、ブリジットの子供の面倒も見るほど優しく、同意の無い行為はしないのだ。ここが異性にモテる人の共通点なのだろうが、映画では生涯独身を貫くかと思っていたダニエルが、ブリジットを見習ってある行動に出るのだ。

恋と結婚は確かに違う。しかし、結婚しても恋心を持続できる人はいるし、いくつになっても愛される人はいる。それには、人を年齢や肩書で見ずに敬意を払いつつフレンドリーな対応をすること。そして、ブリジットのように表情豊かに弱さも強さも出せる大らかな人なのかもしれない。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』
4月11日(金)より全国公開中

出演:レネー・ゼルウィガー、
   キウェテル・イジョフォー、
   レオ・ウッドール、コリン・ファース、
   ヒュー・グラントほか
監督:マイケル・モリス
脚本:ヘレン・フィールディング、
   ダン・メイザー、アビ・モーガン
製作:ティム・ビーヴァン、
   エリック・フェルナー、ジョー・ウォレット
原作:Bridget Jones : Mad About The Boy/
   ヘレン・フィールディング著
製作総指揮:ヘレン・フィールディング、
      レネー・ゼルウィガー
配給:東宝東和

映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』
©2024 UNIVERSAL STUDIOS, STUDIOCANAL AND MIRAMAX