4つの
DOER’s Questions
LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。等身大のまま“感謝”を抱ける優しい心と、芝居に対するストイックな情熱を持つ細田さんは、まさに〈実行者〉。そんなDOER・細田さんに聞いた4つのマストクエスチョン。
いま、闘っているもの
A,SNSを見すぎないようにする
細田佳央太(以下、細田):僕、SNSをすごい見ちゃうタイプなんです。でもそれって良いことでもあり、悪いことでもあって…。トレンド入りしている人の投稿だとか、SNS上で反発し合っている人の言葉だとかを見ていると、少なからず影響を受けるわけじゃないですか。流行りを取り入れていくことは大切にしつつも、どのくらい見ずにいられるどうかと闘っています。
LANDOER:無意識のうちにSNSを開いてしまっている時ありますよね。
細田:そうなんです!指が勝手に(笑)。それにSNSをやる側からすると、どうしても数字が大事になってしまうんですよ。そういったものも気にしすぎないようにしないといけないな、と思っています。スマホを触らなくても生きていけることは分かっているんですけど、さすがにそれは難易度が高いので、まずはSNSを見すぎてしまう自分と闘っています(笑)。
自分で思う、
または他人に言われる「変わっているトコロ」
A,怒らない By 福崎那由他
福崎那由他(以下、福崎):「何でなんだろう?」と思うのは全然怒らないところ。もはやサイコパスなんじゃないかと思うくらい…
細田:とびすぎだろ(笑)!サイコパスなんじゃなくて、基本的に怒ることが少ないうえに、怒ったとしても態度に出ないタイプなんです(笑)。
福崎:普通、怒られた後とかショックを受けるじゃないですか。以前、電話していた時、その電話の直前に怒られていたことがあったんですけど、声色がまったく変わらないんですよ。だから「あれ?コイツ反省してるのかな?」と思って(笑)。
細田:あははは(笑)。マネージャーさんの前でそれ話すのはやめて(笑)!
福崎:いや、だからいま「感情が態度に出ないタイプ」って聞いて安心しました(笑)。そういった体質だったんだな、と。
細田:感情はあるよ(笑)!なんなら僕、ガラスのハートなので、怒られたら3日くらい引きずりますもん!
幸せを感じる時
A,些細な日常の出来事
細田:割と小さなことでも幸せを感じますね。例えば朝の電車で端の席に座れた時とか。あれ、めっちゃ嬉しいです(笑)。
福崎:あー最高だね!
細田:すごい嬉しいよね!自分が乗って一駅目で、目の前に座ってた人が降りてくれた時とかも「うわぁ!当たりだ!」って(笑)。本当にそんな些細なことで幸せを感じます。
福崎:分かるわ~!
細田:以前一度、「小さな出来事を幸せだと感じておいた方がいい」ってお話を聞いたことがあって。出来事としては小さなことでも、その瞬間の嬉しさはマックスなわけじゃないですか。だから小さな幸せを感じておいた方が、それ以上に嬉しいことがあった時に大きな幸せを感じられるよって。そのお話を聞いてから日常にある幸せを意識するようにしています。
実現したい夢・目標
A,業界の働き方を変えたい
細田:撮影現場における勤務体制って、いまよりもっと改善していける部分があるんじゃないかと思っていて。それは役者に限らず、そこに関わるすべてのスタッフさんたちも含めて。もちろん、いろんな要因が絡まり合っていることなので難しい課題だとは思うんですけど、勤務時間の長さなどの問題を一つひとつ良くしていかなきゃいけないな、という想いがあります。いまはいろんな方が声を上げてくださったおかげで、以前より間違いなく良くなってきていると伺っているからこそ、僕らの世代がその変化を引き継いでより良くしていく必要があると思うんです。それぞれが自分の時間を満喫して、高いモチベーションで作品に関わることで良い作品の誕生にも繋がると思いますし。それは僕の役者人生をかけて現実化していきたいことです。
細田佳央太(19)
ほそだ かなた
2001年12月12日生まれ。
人が何気なく生んだ言葉や仕草を自身に浸透させ
内在する経験値から〈役〉を素直に創造してゆくDOER。
Staff Credit
カメラマン:YURIE PEPE
ヘアメイク:谷口里奈
スタイリスト:森流星
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:吉田彩華