4つの
DOER’s Questions
LANDOERのDOERには〈実行者〉という意味があります。慎重に丁寧に〝自分らしさ〟を抱きしめながら、一つひとつに誠意をもって触れてゆく一ノ瀬さんは、まさに〈実行者〉。そんなDOER・一ノ瀬さんに、LANDOER恒例の4つのマストクエスチョンをお伺いしてまいりました。
いま、闘っているもの
いま闘っているものは“恐怖心”です。自分の考えていったお芝居を現場で表現するとき、それが「違う」と言われたとき、「これで大丈夫かな」「間違っているのかな…」とひるんでしまう“恐怖心”との闘いを続けています。お芝居を評価されている方々って、答えがないものだからこそ、異論を恐れず自分のつくってきたものを堂々と表現されているんです。その結果違っていたら「分かりました」と、調整していく。僕もその姿を目指して、常に“恐怖心”と決闘しながら自分らしいお芝居を探求しています。
自分で思う、
または他人に言われる「変わっているトコロ」
一ノ瀬颯(以下、一ノ瀬):いろいろと変わっているところはあると思うのですが…、あまり人が興味をもたないところに興味をもつタイプなのかな、と思います。少し前も『P』の看板がたくさんある道路に遭遇して「面白いな」と、写真を撮りました。あと『右脳にいい音楽』などをネットで探して聴いているのも、同じことをしている人をあまり聞かないので珍しいところなのかな…
マネージャーさん:以前、日本語の熟語辞典を読んでいたのも珍しいな、と思いました。しかも付箋がしっかり貼ってあって(笑)。
一ノ瀬:あはは(笑)。受験のときに使っていた熟語辞典だったのですが、こういった取材のときなどに少しでも表現の引き出しが増えればいいな、と思って読んでいました(笑)。
幸せを感じる時
“友達と話しているとき”と“散歩をしているとき”ですかね。割となんでも考え込んでしまうタイプなので、散歩に関してはなるべく考えないように歩こうと訓練中です(笑)。この間本で「〈今〉に集中する」という言葉を読み、「演技も〈今〉に集中して表現することだ」と気づいてからは、その意識を大切にしようと思っていて。どうしても過去や未来のことに集中力がいきがちだけれど、〈今〉に集中すると感情を落ち着けて物事に取り組むことができるんですよね。究極は呼吸だけに集中ができるくらい、頭をからっぽにすることが理想です。
実現したい夢・目標
“自分で自分の幅を狭めるのをやめたい”です。例えば「海外に行きたい」と思ったら、行く手段を調べてみたり、スケジュールを聞いてみたりして実現のために動けるようになりたいな、と。「これやりたい!」と思っても、動けるはずの幅を自分で狭くしてしまっている気がするので、窮屈な自分にならないように自分自身の可能性を拡げる努力をしていきたいです。
フジテレビ『いちばんすきな花』
毎週木曜よる10時放送
出演:多部未華子 松下洸平 今田美桜 神尾楓珠
齋藤飛鳥 一ノ瀬颯 白鳥玉季
黒川想矢 田辺桃子
泉澤祐希 臼田あさ美 / 仲野大賀 ほか
脚本:生方美久
主題歌:藤井 風『花』
(HEHN RECORDS/UNIVERSAL SIGMA)
プロデュース:村瀬 健
Staff Credit
カメラマン:友野雄
インタビュー・記事:満斗りょう
ページデザイン:古里さおり