【久間田琳加】映画『おとななじみ』〝おとな〟だからこそ〈素直〉でいたい前向きな力をくれるラブストーリーを

久間田琳加

映画『おとななじみ』
〝おとな〟だからこそ〈素直〉でいたい
前向きな力をくれるラブストーリーを

永遠に終わらない恋、それは〝片想い〟だと誰かが言っていた。「好き」を伝えなければ、今のままずっと一緒にいられるかもしれない。そんなもどかしさと戦っては、切なくなったり嬉しくなったり・・・〝恋〟って本当に忙しい!けれど、その胸の苦しさも、つい溢れてしまう喜びも、抱きしめたいほどの愛おしさも、そのすべてが世界にひとつの〝恋の味〟。好きな人がいる貴方も、しばらくドキドキしていない貴方も、『おとななじみ』なふたりの〝片想い〟を味わってみない――?

映画『おとななじみ』

映画『おとななじみ』

-Story-

青山 春(通称:ハル)と加賀屋 楓は、幼い頃から隣に住む“おさななじみ”。お互い一人暮らしを始めた24歳の2人が、結局今も住んでいるのは同じアパートの隣の部屋。楓はハルを想い続けているが、そのハルは楓の気持ちに全く気付く様子はなく、楓はハルの世話を焼き過ぎて最早オカン化してしまっている。進展しない関係に業を煮やした楓は、同じくおさななじみの伊織(萩原利久)と美桜(浅川梨奈)に相談し、ハルを諦めることを決意。しかし、決意したものの、ズルズルとハルをあきらめきれない楓に、伊織が大人の男として優しく接する。そして、実は伊織は楓のことが小学生のころから好きだったと告げる。急接近する楓と伊織の様子を目の当たりにして、動揺するハル。鈍感ながらも、自分の本心に気づき始めるが、楓に対して素直になることができず、美桜に心の内を相談する。実はハルは楓の亡き母親と交わした約束を純粋がゆえに頑なに守っていて――

-加賀谷 楓(かがや・かえで)-

ハルの好きな唐揚げの弁当屋勤務。
ハルを想うがあまり、つい世話を焼き過ぎるオカン系女子。

久間田琳加

加賀谷 楓 × 久間田琳加

楓は素直そうに見えて素直になれない女の子。とにかくピュアで一途な姿に、私まで「応援したい!」と思わせてもらいました。なかなか本音を話せないのは女子あるあるだと思いますし、「じれったい!」と、つい周りが気にかけてしまうのも楓の魅力のひとつだな、と。

つい気にかけてしまう女の子…
とても分かります(笑)。
初の髙橋洋人監督との現場はいかがでしたか?

今回は作品に入る前に、何度もリハーサルを重ねたんです。おさななじみ4人の関係値、井上さん(井上瑞稀)演じるハルとの関係値を作っていかないといけなかったので、撮影前に皆さんと話せてとてもありがたかったです。監督からリクエストいただいたのは、食べる時の表情や驚いた時の動きなど、楓の表情の豊かさと感情のふり幅。作品の冒頭にあるハルを起こすシーンでは「顔がくずれちゃうくらい表情豊かに!」との指示もいただいて(笑)。撮影初日から全力で楓に挑みました。

久間田琳加
久間田琳加

ポップな吹き出しがついても違和感がないほど、
楓のテンションのふり幅がすごかったです!
撮影で特に印象に残っているシーンはありますか?

個人的に楽しかったのは、村上さん(村上健志)演じる目黒さんにご飯に誘われた時に、「どうしよう~!」と、美桜と伊織に相談するシーン。ひとりでワチャワチャできて楽しかったのを覚えています(笑)。体力を使ったシーンでいうと、先ほども言った作品冒頭のハルを起こす場面。家事をしながらハルを起こさないといけなかったので、テンションを維持したまま動きを考えなければならず…(笑)。クランクインしてすぐの撮影だったこともあり、実はすごく緊張していたんです。「もう、これはやるしかない!」と気合いを入れて臨ませていただきました。

楓とハルの関係性がすごく出ているシーンでした!
ちなみに、ハルと伊織、久間田さんなら
どちらを選びますか?

私はどちらも選びません(笑)。というよりも、2人とも違う魅力で溢れているので、選べないんです(笑)。ハルは可愛らしいところを持っていながらも、人とは違う雰囲気を纏っている人で「どんな楓でも受け止める!」と、まっすぐすぎる姿が頼もしいな、と。それは伊織にも共通していて、2人とも『加賀谷 楓』という人間を受け入れようとしてくれる人たちなんです。そんな風に大切に楓を想ってくれている2人なので、ハルも伊織もどちらも好きなのは間違いなくて。強いて言えば、そこに恋愛感情がのっているのがハルなのかな、と思います。私には4人のようなおさななじみがいないので、羨ましい関係性でした。

久間田琳加

久間田琳加

作品を通じて、
久間田さんが感じたことがあれば教えてください。

撮影中、そして撮影後にも「自分が思ったことを、きちんと相手に伝える大切さ」を感じていました。大切だってことは分かっていても、いざそれを伝えるとなると難しいじゃないですか。ましてやそれが、好きな人だったらなおさら。「好き」と思った時に「好きです」と言える関係性って、すごく素敵だと思いましたし、同時に「言わないと分からないことって本当にたくさんあるんだな」と感じました。自分の気持ちを言葉にする大切さが皆さんにも伝わってくれたらいいな、と思います。

Dear LANDOER読者
From 久間田琳加
映画『おとななじみ』

私と同世代の20代前半の方から10代後半の方など、共感できる部分がたくさんあるんじゃないかと思います。そして恋愛だけでなく、楓の頑張る姿から「仕事を頑張ろう!」とも思っていただけるような作品になっていると思うので、『おとななじみ』を通して、前向きな力を皆さんにお届けできたら嬉しいです。

久間田琳加

久間田琳加(22)

くまだ りんか

2001年2月23日生まれ。
花のようにしなやかに佇み、
〈凛〉とした笑顔でハッピーを運んでくれるDOER

映画『おとななじみ』

映画『おとななじみ』
2023年5月12日(金)ロードショー

出演:井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズjr.) 久間田琳加
   萩原利久 浅川梨奈 ほか
原作:「おとななじみ」中原アヤ(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:髙橋洋人 脚本:吉田恵里香
主題歌:「Sweet Melody」Kis-My-Ft2

Staff Credit
カメラマン:田中丸善治
ヘアメイク: Mien(Lila)
スタイリスト: Toriyama悦代(One8tokyo)
インタビュー・記事:満斗りょう
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